google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg ハワイイ・クルーズ紀行: ひとくちメモ

カテゴリー「ハワイイ・クルーズ紀行」の11件の記事

2018/12/23

ハワイイ・クルーズ紀行 2018 8日目オアフ島から帰国

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Day 8:2018年10月13日(土)
07:00 Honolulu,O'ahu入港
08:45 POAmerica下船
       Honolulu空港へ直行

下船前日の夜、23時くらいまでには空港に運んでもらうスーツケースなどを船室の外廊下へ出しておく。下船時間に応じてそのケースにはタグをつけるが、日本人観光客はピンクに統一されているようだ。

下船前まで出しっ放しにしていた荷物をかたずけるわけだが、翌日日本に帰るときに着る服を忘れてスーツケースにいれて廊下に出してしまうのだけは要注意。一日分の着替えを残して荷造りする。

また下船前の有料レストランにはドレスコードがない。預ける荷物をまとめてから食事できるための配慮なんだろう。しかし我々はビストロだったので、一応ちゃんとした服(襟付きのジャケットとか)で食べに行った。

まぁドレスコードのあるときだって短パンにTシャツの白人のオッサンも有料レストランで見かけたので、店側というより客側の意識の問題なんだろう。

帰国当日の早朝ホノルル港に入港した。日の出前だったがさすがにホノルル(ワイキキ)はライトアップされたように明るかった。

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朝8:30前には日本人客はシアターに集合。ここで最後の説明を受け下船する。下船後はワイキキ他に後泊する客もいれば我々のように空港に直行する客もいる。もしかすると帰国便が夜発で、数時間だけホノルル滞在できる客もいるのかもしれない。いくつかのグループに分かれて呼び出された。

Oahu_dsc_0466我々の飛行機は13:35発だったので、午前中だけでも多少寄り道して、せめて30分だけでもワイキキでショッピングくらい出来ないかと思っていたが、まったくそのような時間はない。港にリムジンが迎えに来て、それに乗って空港へ直行する。

リムジンなんて結婚式のときくらいしか乗る機会はないと思っていたが、ただの観光客の送迎にも使われるのかと思いつつ、誰も使わなそうな内装のシャンパングラスの列を眺めた。

空港までの道のりで見るホノルルの景色は大都会といった感覚。帰国後に見たブルーハワイの映像と比べるとその数十年でアメリカナイズされた都市が恐ろしくもあった。底知れない資本の嵐というか。ま、その恩恵も受けてるわけだけど。

Oahu_img_20181013_102226空港につくと、まさに長蛇の列!これこそ絵に描いた長蛇の列だと感心しながらその最後尾についた。いったい出国手続きにどれほどかかるんだろうと思っていたが、結構すいすい進んだ。10時前には出国手続きも済み、空港のなかに入った。

しかし出国まで3時間以上ある。とりあえず暇つぶしにホノルル空港のなかを散策した。昔、日本のプロ野球で活躍したという WALLY YONAMINE 選手を称えるブースなどを見たりして。野球に詳しくないのでふーんという感じではあったが。

また、妻はお約束(?)のホノルル空港限定品のバッグなどを眺めつつ、眺めるだけでは済まず購入したりして時間をつぶした()。

Oahu_dsc_0474そうこうしているうちに昼食の時間。どこに入るかを見て回り、和食の UMAIZUSHI にて昼食を食べた。私は海鮮丼のようなポケドンとスパムロールを注文した。妻はレインボウとハワイアンという寿司を注文。寿司は多いのでシェアして食べた。

寿司はグローバルな食べ物になったことを痛感する。フォーマットだけを活かし斬新な素材でローカライズする工夫というか面白さを、こんな空港の大衆寿司で感じたりするのもまた楽し…。

帰国間際のため、小額紙幣を減らしたいと思い、チップは紙幣で、食事代はカードで別々に支払った。ウエイトレスさんもそれにまったく異論なく、少額紙幣を減らすことが出来た。

13:35 Honolulu発 JL783便
Day 9:2018年10月14日(日)
16:40 成田空港着
18:07 京成アクセス特急&JR線で帰宅

帰りの飛行機では、映画を3本見た。一本は舘ひろし主演の「終わった人」を往路と同じく妻と同時再生して一緒に見た。その後は、せっかくカウアイ島に行ったのだからと、SF映画をほぼ見ない妻に「ジュラシック・ワールド」を薦め、私は観たくても見れてなかった「ハン・ソロ」を見た。スター・ウォーズのスピンオフだけど面白かった。最後にもう一本日本映画を見ようと二人で探して、ハワイ帰りなので長澤まさみと山田孝之の「50回目のファーストキス」を一緒に見た。巧者の二人の映画だしなかなか面白かった。佐藤二郎はここでもいい味。

それだけ映画を見るともう日本だ。成田空港に時間通りに降りたった。この瞬間、いきなり現実に戻ったような感覚になるのが海外旅行の寂しさか…。何度も行けるならそうでもないんだろうけど。いや、やはり非日常と日常との結界を跨ぐのはいつも、何度でも、寂しいか。

帰宅は電車にした。京成アクセス特急は普通乗車券で乗れるがとにかく待つ。30分以上待った。こんなときも二人でいれば大丈夫だぜ~、とアンジェリーナの一節を頭の中で歌いながら電車を待った(うそ)。

自宅の最寄駅近くにあるポストからアロハデータのWi-Fiルータを返却した。返却用の書類と封筒は旅行に持って行っていたので即日返却出来た。クルーズプラネットへの感想アンケートも遅くなったがちゃんと出した。クルーズ旅行はもっと盛り上がって欲しいので。

妻は翌日から仕事だった。本当はもう数日休めれば後泊なり自宅でゆっくりも出来たのだが。責任感が強いのか会社からの重圧が強いのか(両方のようだ…)。

私はまだまだ休養が必要だったので(笑)、そこからの一週間自宅にこもりっきりで、このハワイイ・クルーズ紀行の写真集を作成した。PhotoZINEの常連だったので10月中半額セールにバッチリはまった!これに間に合わせるために写真集づくりに没頭した。旅行も特価なら思い出アルバムも特価で締めた。お得で実り多き旅行だった。

表紙(表1・表4) マウイ島ラハイナのフロント・ストリート

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72頁の予定が96頁になった。ここまで含めて旅行だ。もちろんこのブログも旅の途中だ。

そして、だからこそ、いよいよこのハワイイ・クルーズ紀行も終わりを迎える。

旅行は帰って来てからが楽しいとは、地球探検隊の中村伸一隊長の言葉だが、言い得てる。旅の先に豊かな人生を上塗りしていければいいなと思う。


そうだ。帰国翌日、旅行前に壊れた洗濯機を買い換えた…。洗濯ものは溜まっていたからこれも喫緊の課題だったのだ。25年ほど使った洗濯機だった。休暇を取っておいて良かった。(完)

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2018/12/08

ハワイイ・クルーズ紀行 2018 7日目後編ナ・パリ・コースト

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大自然の荒々しさのなかに静謐さを感じさせ、水墨画のような佇まいを見せる瞬間もあった。

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あえてレトロな怪獣映画っぽいタッチにしたりしたくなる。

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刻々と姿を変えていくナ・パリ・コースト。クルージングならではの時間。

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そんな絶景よりも、お子様はチェスが好き。大人がいなくなってようやく遊べたのかな?

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ナ・パリ・コーストが見れちゃうと、雲も美しく感じる。そろそろ夕陽も落ちる時間。

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Kauai_img_20181012_211432結局、左舷の部屋ではあったけど、デッキからナ・パリ・コーストを眺めた。結果的に良かったと思う。

大きな船だから人は多いけど、早めにデッキに出て場所取りしておけばそれほどぎゅうぎゅう詰めってことはないと思う。

ナ・パリ・コーストを無事に拝めた直後、最後のディナーは予約していたビストロでフレンチ。

妻が黒い洋服だったからか黒いナプキンに取り替えてくれたり作法も味も格が違った。最終日なので赤ワインも注文。スマホで料理写真を撮る雰囲気ではなかったけど記念にデザートだけ撮った。

これでプライド・オブ・アメリカによる七日間のハワイイ・クルーズは最後の夜を迎える。今晩中に帰り支度をして預けるスーツケースはドアの外に出しておく必要がある。次回の最終回はそのあたりから帰国までを書いてみたい。

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ハワイイ・クルーズ紀行 2018 7日目前編 カウアイ島で買い物

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Day 7:2018年10月12日(金)
09:30 Hilo Hattie 買い物
18:15 The Breathtaking
        Na Pali Coast


プライド・オブ・アメリカの最終日。最終日は暗くなる前にナ・パリ・コースト周遊があるため最終乗船時間は14:15。そこでこの日は買い物の日と決めた。

ハワイの土産物といえば今も昔もヒロハッティ()。無料シャトルバスで訪問し土産をいくつか購入した。その後、そこから歩いて9分のレッドハイビスカス&ギフトに向かう。日本でほぼ紹介されていないがネット情報では安いと評判だった。

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東洋系のおばさんが切り盛りしていて雰囲気はいいが安くはない。田舎にある個人経営の商店といった趣きだ。手ぶらで帰るのもなんだかなと思い、女性のビキニ姿をかたどったお色気系のぐい飲み1個購入。

小銭が溜まっていたのでできるだけそれを使おうとしたがあと2セント足りなかった。それを見ていた店のおばさんが、2セントおまけしてくれた。こういうところも田舎の個人商店っぽいところ。おかげで小銭はずいぶん減った。ただ、決して安くはない()。

再度、ヒロハッティに戻った。そこでさらに土産を買い、ついでに近所のウォルマートにもちょこっと寄った。ウォルマートは手提げ袋に異様に厳しく、入口横のロッカーに全部入れるよう指導された。万引き防止なのかテロ防止なのかわからないが大変な世の中になったものだ。

その後、またヒロハッティの無料バスで港方面へ。途中でビーチ近くのレストランで降りる人たちがいたので一緒に降りた。船まで歩いて10分くらいのところだ。

我々はそこから昨日散策したビーチに向かった。マリオット・リゾートのビーチに向かっていると日系人の従業員から話しかけられた。彼はおばあちゃんが北海道にいて、9月に起きた北海道胆振東部地震で心配だったといった話を英語でした(と思う)。ハワイで日系人に出会うことは結構あると思うが、道端でこんな話題になるほど、日本はいま天変地異の国なんだなと感じたりした。

Kauai_img_20181012_134931その後、ABCストアやハワイアンキルトショップなどでお土産を購入。コンサートタイプのウクレレなども売っていて、弾いてみるか聞かれたが思いとどまった。買えないしな。

一通り買い物が済んだら、早めに戻ってアロハカフェで昼食。お昼のメニューには焼きそばやカレーがありそれをチョイス。しかしどちらも甘め。南国風か?

そして午後2時過ぎ、いよいよナ・パリ・コースト(ハワイ語で絶壁の意)に向けて出港。

車では近づけずトレッキングするか空から見るかクルージングで近づくかしかない秘境だ。

Kauai_cimg5682左舷の船室なのでバルコニーからも見られるはずだが、デッキに出てみようと出かけた。

まだ3時間程度時間がある。とりあえず船内でまだいったことのない場所を観に行こうと、最後の船内探索に出かけた。まぁ、それほど見て回るところも残っていなかったが。

午後3時45分、日本語の下船説明会があるのでリバティレストランに向かう。ここで現時点でのキーカード(クレジットカードとヒモづけされた船室キー兼船内限定買い物カード)の請求明細をもらう。すると、3UDP以外に、ひとり50ドルがプレゼントされていた。鉄板焼き店で撮った写真の購入代が、このもらった50ドルから引かれているではないか!

さらに妻にも50ドルがプレゼントされており(別のクレジットカードを登録したからだろうか?)、それは減っていなかった。常に私のカードで支払っていたからだが、これを今日中に使いきらないとリセットされることが判明。

「先に言ってよ!」と思ったが後の祭り。先に知ってたらあのカクテル飲みたかったなとか、みみっちい感情が渦巻いたが、とにかく使い切ろうとショッピングエリアに向かった。もともと買いたかったものが有ったのだが、このときにはもう売り切れていた…。そこで違うデザインのものを買ったりして、なんとかもらった50ドルを消費した。

●暗雲立ち込める午後…

Kauai_cimg5689買い物が済み、買い物袋を持ったまま左舷のデッキに向かった。

なんとも雲行きが怪しい…。ナ・パリ・コーストを眼前にするまで2時間あまり、まだ人も少なくデッキチェアに寝そべって空を眺める午後。

高積雲(ひつじ雲)は巻積雲(いわし雲・うろこ雲)よりも低いところに出来る。ひとつひとつの塊が大きく層が厚いため影が出来ることで見分けがつくそうだ。

初日からここまで、毎日いつ雨に降られるかと思っていたけれど結局一日も雨に悩まされなかった。しかし寄港地ツアーを予約するときには天気予報も参考にするため、結構悩んだりもした。結果オーライではあったが。

天気予報は毎日、常にくもりと小雨とだったが、島の天気というのは実に予報しずらいんだろうなということが分かった。イチかバチか行ってみるしかない。迷わず行けよ、行けばわかるさ(二度目だな…)。

しかし最終日、ここに来てついに雨に降られてしまうのか?降らないまでも、この厚い雲でナ・パリ・コーストが隠れてしまうんじゃないか?そんな思いで待った。

そして、ナ・パリ・コーストに着いた。

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山肌が目視できるあたりまで来ると、まだ雲はかぶっていたがその荒々しい自然の造形に感嘆。時がたつにつれて空も晴れて行き、刻々と陽射しも変化し、それにあわせてナ・パリ・コーストも変化していった。まるで断崖そのものが生き物のように。(後編へつづく)

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ハワイイ・クルーズ紀行 2018 6日目カウアイ島ロケ地巡り

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Day 6:2018年10月11日(木)
08:00 Nawiliwili,Kaua'i入港
08:05 The Director's Cut

 10月11日(木)カウアイ島ナウィリウィリに入港。カウアイ島はオアフ島の隣の島だが、マウイ島やビッグアイランドにくらべて秘境感が強い。プライド・オブ・アメリカの最終日のメインエベントがカウアイ島のナ・パリ・コースト(ハワイイ語で絶壁・断崖)であるのも頷ける。

カウアイ島は1934年のWhite Heat以来、映画のロケ地となって来た。キングコング(1976)、レイダース(1981)、ジュラシックパーク1,2,3,ジュラシックワールド(1993,1997,2001,2015)、アバター(2007)、パイレーツ・オブ・カリビアン4(2010)等々。

来る前にテレビ東京が昼の映画枠で放映していた「パーフェクト・ゲッタウェイ」(2009)もカウアイ島がロケ地だった。たまたま見たのだが予習できて良かった。

今秋公開された村上春樹原作の日本映画「ハナレイ・ベイ」(2018)もカウアイ島の映画だった。帰国後、妻とレイトショーを観に行った。淡々としたなかに、主演吉田羊のメリハリのある演技と若手有望株の村上虹郎が光る映画だった。

帰国後、カウアイ島でロケをした映画DVD・Blu-rayをいくつか購入した。ジョージクルーニー主演の「ファミリー・ツリー」、エルビスプレスリーの「ブルーハワイ」、ハリソンフォードの「6デイズ/7ナイツ」、ミュージカル「南太平洋」などなど。ニコラスケイジの「ハネムーン・イン・ベガス」も欲しいが見当たらず。久保田麻琴のCD“KAUAI March-05”も購入。

ファミリー・ツリーについて補足しておくと、Blu-rayが見られる環境にあるなら、DVDよりもBlu-rayを買うことを強く推奨する。Blu-rayだけの特典映像(ミュージックビデオ)が素晴しい。癒される。

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これほど映画ロケに使われたのは、カウアイ島がまさに秘境であることに加えて、ハリウッドから五時間半で来れる手軽さも後押ししているという。エルビス・プレスリーもカウアイ島が気に入ってプライベートでも遊びに来ていたとか。

今回のカウアイ島初日は、日本から事前に予約していた寄港地ツアー The Director's Cut に参加した。映画のロケ地ツアーだ。朝8時に下船しツアーバスに乗った。このツアーは日本語なしだったがツアーガイドさんが気を使ってくれてカタコトの日本語で話しかけてくれた。

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Kauai_cimg5463ハレアカラのときと違い日本語解説iPadもない。配布された映画リスト(英語)と、バスのなかのモニターに映し出される映画の1シーン、スマホの日本語Google情報、そして自分自身の映画の知識が頼りだ。

とはいえ、映画のロケ地巡りをしながら、その場所がどの映画のどのシーンかをモニターで確認しながら進むから飽きることがない。

プライド・オブ・アメリカが停泊するナウィリウィリ港からリフエ空港(ここも重要なロケ地)を経由し、カウアイ島の東側をアフキニ、カパア、ケアリア、キラウエア、ハナレイと北上し、カリプソというレストランで昼食をとる。

Kauai_cimg5542昼食はあらかじめバスのなかで3種類から選んでおく。特大ビーフバーガーか、フィッシュバーガーか、ベジタブルか。日本でいえばA定食かB定食かC定食かを選び、A,B,Cから1枚カードを選んで、それを持ってカリプソのテーブルについてカードを置いておけば選んだ定食が運ばれてくるという感じ。

我々はB定食(フィッシュ)にした。というのも、この日の夜はプライド・オブ・アメリカ船内のキャグニーズ・ステーキハウスを予約していたので、昼は魚にしたのだった。アメリカンなステーキなんて、どーせバカデカいんだろと思って…。

復路では、プリンスヴィルのあたりでUターンし、ジュラシックワールドに使われた平原などを見て、来た道を戻りつつ、ステンドグラスが美しい小さな教会、ワイオリ・フイイア教会(Wai'oli Hui'ia Church)に立ち寄った。

白人の皆さんのキリスト教会に対する感覚は、日本人が古刹・名刹を訪れたときのような厳粛なものなのかもしれない。単なる観光地のひとつという感じでない食いつき方だった。私も幼稚園はキリスト教の幼稚園だったので、少しだけ寄附して絵はがきをいただいた。

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Kauai_dsc_0319その後、景色の良いところで写真タイムなどを挟みつつ南下。途中で右折しオパエカアの滝を目指す。復路の目玉となる観光地だ。

Opaekaa Falls View からオパエカアの滝とワイルア川の流れを見た。しかし、滝は日本にも名勝がたくさんあるからな…。それほど感動もしなかった()。

滝よりもワイルア川が良かった。カヌーで川下りをしている人々が見えた。おそらくそういうツアーなんじゃないだろうか。隊列をなして川面を滑っていく。

この川の上流にシダの洞窟があるはずで、そこには車では行けない。プライド・オブ・アメリカの日本語ツアーは、確かシダの洞窟だったと思う。それはちょっと参加してみたかったな。これも次回の宿題。

オパエカアの滝からの戻り道の途中に、プレスリーの映画ブルーハワイのロケ地、ココ・パームス・ホテル(Coco Palms Hotel)跡地がある。ここは往復どちらも通った道沿いだ。すでに休業、というより廃墟といったほうがいい状態。1992年のハリケーン・イニキの被害にあい、そのまま廃墟になっているのだった。

帰国後、Blu-rayでプレスリーの映画を初めて観たけれど、プレスリーって笑顔が可愛い()。いまなら愛されキャラって感じ。それでいて歌はうまいし声もいい。まさに大スターの色気を感じる。映画そのものはB級デートムービー的な他愛のない内容だけど、ブルーハワイはとても楽しく鑑賞した。

この明るいブルーハワイのイメージと、廃墟となったココパームスとの対比がちょっと悲しい。そう思う人々もたくさんいるようで、ココパームスホテルを再建させようという話もあるとか。ぜひ再建して欲しいものだ。経営危機で無くなったんじゃなく台風被害だったわけだし、カウアイ島リゾートの一角を担う存在になると思う。

そんな思いをコラージュしてみた。

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というわけで、ところどころ名所旧跡も踏まえて巡る映画ロケ地ツアーThe Director's Cut 。実に楽しいツアーだった。映画好きにはおススメです。帰国後にその映画を見なおす楽しさもあるし。


こうしてロケ地巡りから港周辺に戻ってきた。まだ午後早い時間だったのでビーチやショッピングセンターを散策。明日が最終日になるから、土産物がどこで買えるかなどを調べて船に戻った。

Kauai_img_20181011_20115018時半に予約していた Cagney's に向かうため着替えた。2日目の鉄板焼きに続き、今回も有料レストランが3回無料になる3UDP特典でステーキを食べた。

ステーキは普通のステーキだったが、妻が注文したデザートのセブン・レイヤーズ・ケーキの大きさに驚愕!思わず「So Big!」と叫んだら、店員が英語で「知ってる!」と笑った(笑)。

3UDP特典は実にありがたかった。全部使った。毎晩は重いから、3食くらい有料レストランで食べるくらいでちょうどいいと思う。Cagney'sはアメリカンな普通のステーキ店。鉄板焼きは味は置いといて一つのショー的に楽しめ、記念写真($24.95)も撮ってくれた(買わなくてもいいが)。鉄板焼きより無料のアジアン料理のほうが美味そうだったが、人気で予約がとりにくく行けなかった。

最終日にはクルーズプラネットの八木さんからおススメと言われていたフレンチのBistroに行った。これで3UDP使い切った。雰囲気も味も段違いに良かった。正直なところ、3回ともビストロでいいかもとも思うが、これは行ってみなければわからない。だが、それほどビストロのフレンチはレベルが高かった。ここではワインも頼んだ(アルコールは別会計)。

どこも日本語メニューがあるので助かったが直訳で意味がわからない料理もあった。

今夜の船はここで停泊し、明日は午後から出港し、ナ・パリ・コーストへ向かう。とうとう最終日だ。

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2018/12/02

ハワイイ・クルーズ紀行 2018 5日目コナ散歩

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Day5:2018年10月10日(水)
07:00 Kona,Hawai'i投錨
Holy Donuts で昼食

10月10日(水)カイルア・コナ。この日は特に予定がない。コナは小さな街なので、お土産物の購入をしながら散策することにした。

プライド・オブ・アメリカのような大型船は港に近づけないため、カイルア湾沖に投錨し、テンダーボートでカイルア桟橋までピストン輸送される。

寄港地ツアーに参加しない場合、テンダーボート乗船のために整理券が必要だが、7時45分までに出発するなら整理券不要とのことなので、7時半にはデッキ3の下船口に並び早々に上陸した。同じ考えの人々の行列があったが、スムースに乗船できた。この時間でも戻りのテンダーボートとすれ違った。これもひとつのアトラクションとして楽しんだ。

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コナの街は週末開催の IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP 一色だった。カイルア桟橋は水泳のスタートかつゴール地点。朝早くから多くの選手が練習していた。

IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP は1978年から開催され、今年は40周年の記念レースだったようだ。2001年宇宙の旅から50周年、 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIPが40周年、なんだかメモリアルなハワイイ・クルーズの日程だったなぁ。

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いつも朝食は船内だったが、早々に下船したコナの朝は当たりをつけていたビッグアイランド・グリルというファミレスを目指す。妻はロコモコ、夫はビッグ・サイミンを注文した。どっちもジモティーの味っぽくて美味しい。ウエイトレスさんも穏やかでニコニコしていてとても親切だった。

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食後にファーマーズマーケットにも立ち寄ったが、ほとんどどこかで見たような土産物を売る店だった。もう少し地元の食材を売っているマーケットをイメージしていたのだが…。

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ファーマーズマーケットでは思ったような土産がなかったので、スーパーマーケットやデパート巡りをすることにした。とはいえ、コナにはシャトルバスはなく(あるかもしれないけど見つからず)、Google Map を頼りに徒歩で回った。

ハワイはかなり歩きスマホに厳しいという事前情報があった。歩きスマホで$130の罰金という話も聞いた。横断歩道以外の道路を横切るのも$130の罰金とか。本当のところは知らないが、とりあえず横断歩道を探して渡り、スマホを見るときには立ち止まった。

コナは地図では小さな街だが、歩いてみるとどこも緩やかな坂道で、なかなかの運動量だった()。ビッグアイランドは基本的に火山の噴火口に向かって緩やかに傾斜しているからだろう。
それだけに高台(といってもどこも中腹なのだが)から、プライド・オブ・アメリカの全体像が撮影できた。

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Kona_img_20181010_094543スーパーとデパートと5つほどハシゴしただろうか。

コナにももちろんロングス・ドラッグスはあった。結局ここでいろいろ買った。

困った時にはロングス・ドラッグス!

回し者ではないが、うまーく回されてる感があるな。ロングス・ドラッグスに…。

ハワイイ観光客は最終的にはロングス・ドラッグスに行きつく…。

これが真実だ!?

この日も朝から天気が良く暑かった。それだけにこの坂道行脚は堪えた。そしてあまり土産物も買えず、ただただ歩いただけだった…。それでもいくつかの食べ物系のお土産はこの行脚でゲットした。

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涼しさでいえばデパートのターゲットは素晴らしい!ぜひ立ち寄って休憩したい。

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マーケット巡りをしながらバス亭も見かけたのでバスもありそうだったが、ここから先は下りだしカイルア桟橋方面に向けて歩いた。BMWやホンダのディーラーなどを横目に坂道を下っていった。

ようやくカイルア桟橋付近に辿り着き、ガイドブックに載っていたホーリー・ドーナッツへ向かうことにした。

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ホリー・ドーナツに入るとビッグサイズのドーナツが並んでいた。さすがに最大サイズは無理そうなので中くらいのを4つ買った。すると3つのマラサダがサービスでついてきた。食べきれないよ!

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入り口の前のテーブルで4個を食べた。飲み物は事前に買ったUCCのコナ・コーヒー。おまけのマラサダは持ち帰って翌朝食べた。船内への持ち込みは出来ないかと思っていたが、案外すんなり持ち込めた。

夕方船に戻る前に、アリイ・ドライブ海側の歩道でしばし波待ち。

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そして、激写!

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カイルア・コナの波、撮ったどー!

コナに着いた時から、この波と闘うときが来ると悟っていた(笑)。
定期的ではないが必ずヤツは来る!
そんな思いで、疲れて早く帰りたい妻を待たせ、波を待った。
そしてこの写真を撮ったわけだ。
一番うれしかったのは濡れなかったこと。
逃げながらもスマホが捉えた決定的瞬間だったのだ!
これを熱く語るのだが、いまいち友人・知人にこの熱が伝わらない…。

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観光らしい観光をほとんどしなかったコナ散歩。教会にも行ってみたが、アイアンマンレースに出る人々の集合場所のようになっていて、ちょっと雰囲気が違った。町全体がこのレース一色に染まっていたから、基本的に無関係な観光客には一種近づきがたい雰囲気だった。

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ヒロとコナ。おなじハワイ島でもずいぶん印象が異なる。まさにビッグアイランド。広い島だ。ハワイ島にもまた来てみたい。今度来るときには宿泊をして、マンタと遊び観光地も巡ってみよう。

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ハワイイ・クルーズ紀行 2018 4日目ハワイ島ヒロCBP

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Day 4:2018年10月09日(火)
08:00 Hilo,Hawai'i入港
Carlsmith Beach Park

10月9日(火)ハワイ島のヒロ港。前回、ハレアカラでサンライズにもサンセットにも憧れはないみたいなことを書いたが、ハワイ島ヒロでは本当はマウナケアのサンライズツアーに行きたかった()。

ただ、日本語ツアーはもちろんなく、英語のツアーも満席だった。そこでツアーデスクの日本語がしゃべれる女性スタッフにキャンセル待ちを依頼した。とても親切な方で、寄港地ツアーの予約デスクまでついてきてくれて、あれこれ交渉してくれた。しかし結局当日までキャンセルは出なかった。

そこで、ヒロ港でサンライズを撮ってみたわけだ。ハワイ島ヒロ港沖の豪華客船からのサンライズも、それなりにレアなんじゃないかと思って…。ほら、同じ太陽じゃないか!

Hilo_img_day4_paperこれが撮れたのは毎晩届く船内新聞のおかげだ。

この新聞は英語版がまず届き、その後、頼りになる日本人スタッフみどりさんによる日本語翻訳版が届く。日本人客には二か国語の新聞が届くわけだ。

新聞には翌日の船内イベントの場所・時間や注意事項が書かれていて、とても大切な新聞といえる。これなしでハワイイ・クルーズは出来ないと思えるほど重要な新聞だ。

この新聞に日の出・日の入り時刻も書かれていて、それを元に朝起きて撮影したというわけだ。

部屋から撮影できたのも左舷の部屋だったからというところもあった。ハワイイ・クルーズは左舷の部屋のほうが見どころは多いように思う。最終日のナ・パリ・コーストも左舷のバルコニー付き船室なら部屋から見ることが出来る(見えない部屋もあるようだが)。特等席というわけだ。

Hilo_img_20181009_084156_1撮影後、おなじみのビュッフェ、アロハカフェで朝食を食べた。

マウナケアツアーに行けなくなって、ではキラウエア火山ツアーはどうかと探したが、火山活動が活発化している昨今、船の寄港地ツアーもなかった(正確にはヘリコプターツアーはあったが結構高額であきらめた)。

かつてはキラウエア火山側の行路(南まわり)を採っていたプライド・オブ・アメリカも、いまは北まわりのコースでヒロからコナへ向かうため、キラウエア火山を観に行くには自分で何らかの現地ツアーを申し込むしかない。

しかし前回書いたように、現地ツアーを申し込むのはクルーズではハードルが高い。ハワイ島に来てどちらの火山も見られないのは残念だったが、それだけに昨日のハレアカラが愛おしいのであった。

●ビーチを求めて彷徨う二人

そこで、この日はダウンタウン散策か無料シャトルバスで買い物かの選択肢だけかと思われた。まぁそういう何もしない日があってもいいかという気分にもなっていた。

しかし部屋に戻って Google Map を見ているうちに、ダウンタウンと反対側に20分も歩けばケアウカハ・ビーチ・パークがあることを発見。航空写真で見ると(いい時代だな)、ハワイ島らしい黒い岩場で美しそうだった。ガイド本にはほとんど記述がなく地図も載っていないが、イチかバチか水着を着て行ってみることにした。

Hilo_cimg5276この道を行けばどうなるものか

危ぶむなかれ

危ぶめば道はなし

踏み出せばその一足が道となり

その一足が道となる

迷わず行けよ

行けばわかるさ

というわけで、引用が長くなったが、もちろんアントニオ猪木の「道」だ。一休禅師の言葉が原典らしい。まさにその通り。いい言葉だな。一歩踏み出すか踏み出さないかで人生は違ったものになるわけだ。

ビーチ散策も行けばわかった()。朝から暑い中、二人で歩いた。前にも後ろにも歩く人などいない。20分ほどでビーチに着いた。整備された綺麗なビーチパークで停泊しているプライドオブアメリカを眺めた。

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ただ、ここで泳いでいる人はおらず、ここから9分程度で行けるオネカハカハ・ビーチ・パークまで足を伸ばすことにした。このビーチへは大きな車道を通らずアパパネ・ロードという側道を歩いた。

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Hilo_cimg3321このビーチは泳ぐことが出来たが、ここまで来ると欲が出た。ここからあと20分歩けば、カールスミス・ビーチ・パークというビーチがあり、そこでは野生のウミガメが見られることもあるというGoogle情報を見つけた。

妻にハワイ島に行って何がしたいかを聞いたとき、「マンタやウミガメと泳ぎたい!」と言っていた。基本的に動物が好きなのだ。

ハワイ島はマンタと泳ぐツアーが人気だが、それはすべて夜間のツアーだった。その時点でマンタとは泳げないことが確定していて、なんとかウミガメをどこかで見たいとは思っていた。

レンタカーがあればよかったが、さすがに十年以上日本でも運転していない我々にその選択肢はなかった。そうなると、ここで野生のウミガメに出会えるかもしれないというビーチは20分、いや船から約一時間歩いても行ってみる価値はあるような気がした。

ここまで来たら行くしかない…。

●ビーチ散策でウミガメと邂逅

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船からふたつのビーチ・パークを歩いて、約1時間ほどで辿り着いたカールスミス・ビーチ・パーク。側道に縦列駐車した自動車がたくさんあったが、ビーチはそれほど混みあっていない。とても静かで整備された公園だった。

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木陰の径を抜けると黒い岩場があり、ところどころコンクリートで補修されている。そこが平らになっているのでタオルを敷いて日光浴ができる。海に入るところに手すりも付いていた。小さな入り江といった趣きで、日本のガイドブック的にいえば穴場だ。

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泳いでいる人やシュノーケリングしてるグループ、岩場で日光浴をしているTバックのギャル等がいた。日本人はいなかったが韓国人のファミリーがいた。

シュノーケリングのグループが水中で見ているのは、ウミガメだった…。来て良かった。

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野生ということだったが、かなり人になついている。そのウミガメを間近に見て、海水は冷たかったがここで泳ぐことにした。陸上は岩場で歩きにくいが水中は白砂の透明なビーチだ。

二匹のウミガメが寄って来た。触らないよう注意しながら泳いだ。そのうちウミガメが甲羅干しをしに岩場に上がると、続々と人が寄って来た。ワンちゃんを犬用サーフボード(?)に乗せて泳いでいる女性がいて、写真撮ってもいいか聞くと「OK!」と手をあげてくれた。

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Hilo_img_20181009_172118暫しここで泳いだり日向ぼっこをして過ごした。ウミガメに出会えて妻も満足してくれた。夫も(無料で)ウミガメと戯れることが出来てホッとした。千載一遇のチャンスを日本でほとんど紹介されていないビーチでゲットできた満足感でもあった。

水着が乾いた頃、その上に衣服を着て帰路についた。カールスミス・ビーチ・パークからの帰りは、それほど時間の長さを感じなかった。

帰船後は、まず船内ビュッフェのアロハ・カフェからケーキを船室に持ち込みバルコニーで食べた。その後プールデッキに出てジャグジーに浸かった。プールデッキのジャグジーは結構混みあってるが、たまたま空いたジャグジーに入った。

お湯なのでお風呂感覚。船室にはシャワーしかなく、このジャグジーのお風呂感はありがたい。

そこにごっつい白人の男性とヒスパニック系と思われる女性が二人で入って来た。小さな丸いジャグジーなので無言というのもなんだかなと思い、つたない中学英語でどこから来たか聞いてみたら、コロラドからだという。さらに一週間前に結婚したばかりだとも。そこで我々は一年前だと言ったらコングラチュレーション!と返してくれた。こっちが先にお祝いを言うべきだったのにしまったと思いつつ、会話は続かず先に出た。

その後、プールサイドではハワイアンスタイルBBQが始まった。これも船内新聞で予告されていた。大勢の人が並んで肉が焼けるのを待っている。そこに我々も並んで焼肉やウインナーをもらいプールサイドで食べた。なんともクルージングっぽい風景だった。

ハワイアンスタイルBBQを食べた後、午後6時過ぎ頃にヒロの真裏にあるコナへ出港した。夕焼けが綺麗だったので上のデッキ後方に出ると美しい風景に惹かれた多くの人々が集まっていた。

写真を撮っていると外国人の女性に声をかけられ、二人を撮ってあげますとおっしゃるので夕焼けをバックに撮ってもらった。言葉はつたなくてもこんなふれあいはあるものだ。みんな違ってみんないい。by 金子みすゞ

ヒロの旅は格言ワールドになってしまった…。

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2018/12/01

ハワイイ・クルーズ紀行 2018 3日目マウイ島ハレアカラ

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Day 3:2018年10月08日(月)
08:00 Haleakala Crater

3日目(マウイ島の二日目)は寄港地ツアーで予約したハレアカラクレーターというツアーに出かけた。2人で$238だった。日本人は私たちだけ。2001年宇宙の旅のロケ地としても知られるハレアカラクレーター。天気予報は曇り時々雨だったが到着するころには晴れ「太陽の家」の素晴らしい大地を堪能できた。

プライドオブアメリカにはいくつも寄港地ツアーがあり、観光やアクティビティなどいくつも選択肢がある。ただしほとんどすべて英語のツアー。日本語ツアーもあるにはあるが、日本語説明会のときに配布される1,2件がすべて。いわゆる観光地めぐり的な感じは拭えない。それはそれで安心だけど、やはり見たいものが見たい。

ハレアカラも本当はサンライズかサンセットツアーに行きたかったが、該当なし。こういうとき、ホテル泊だと現地ツアーを予約したりできるが、カフルイ港に停泊中で夜の行動などがセキュリティ上出来ないところはデメリットかもしれない。こちらも初のクルーズ旅行なので勝手もわからず、現地ツアーを別途予約する勇気はなかった。

実際問題、下船・乗船のセキュリティチェックは厳しく、時間も制限されるから、停泊するからといって別の現地ツアーを予約するのはかなり困難だと思う。それこそ一晩船に帰らないくらいの覚悟でいくなら別だが…。

クルーズ船は二千人規模だから、ひとりひとりの遅刻を待ってくれない。船会社主催か提携の寄港地ツアーだったら戻るまで待ってくれるが、それ以外でもし遅れたら自力で船を追いかけることになる。実際、そういう客もたまーにいるそうだ。しかし、これを逆手にとれば、停泊中に島のホテルに泊まるという荒業を使って、一晩外泊も出来そうな気がする。ま、お勧めしませんが。

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Maui_2001_img_20181021_161931サンライズもサンセットも行けなかったが、映画ファンの私としては、2001年宇宙の旅のロケ地というだけで充分行く動機になった。実際、行ってみたハレアカラの絶景は日中でよかったと思ったほどだ。

正直、サンセット、サンライズに憧れる気持ちってあまり分からない()。暗くて寒くて景色見えないし。朝焼け空は眠たいし夕焼け空は寂しいし。行けなかったから言ってるわけじゃないぞ(笑)。

また、ちょうど今年は2001年宇宙の旅が公開された1968年から50周年という記念の年でもあった。帰国した後、IMAXに観に行った。4K Ultra HD&HDデジタルリマスターBlu-rayも発売された。これも何かの縁じゃないだろうか。大きな宇宙の意志に導かれてハレアカラへ連れ、やめよう、そういう話は()。

ハレアカラクレーターでは日本語解説用のiPadを貸してくれた。これは予約する前に船内のツアーデスクで知った情報だ。日本語がうまい米国人女性スタッフがいて、この後何度か助けてもらった。名前を失念してしまってお礼のメッセージカードを書けなかったのが残念だったが感謝してます。

日本語解説iPadはツアーバスの行程に合わせて道程を解説してくれるのだが、教科書的な解説で面白味はなかった。ただ、このiPadを借りたおかげでツアーバスには最優先で乗せてくれた。他の客を制して我々を呼び乗せてくれた。たぶん乗客のなかから我々を探してiPadを渡す手間を省くためだと思う。それで好きな席を選んで座れた。

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ハレアカラは快晴ではなかったが、登るまでの間の雲や霧が着いたとたんに流れて行き、素晴しい大地が顔を見せてくれた。ツアーバスのガイド兼ドライバーさんも我々の写真を撮ってくれた。滞在時間はそれほど長くはないが、全行程4時間の素晴らしいツアーだった。

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下山途中の山道でいったんバスが止まった。全員バスを降ろされると、少し離れたところに森があった。ここでドライバーさんが「アローハー!」という言葉の意味を解説しはじめた(と思う)。英語なのでほぼ分からなかったが、その解説後、全員で森に向かってアローハー!と叫んだ。すると森からこだまが返って来た。ちょっとしたアトラクションだったが、なんだか気持ちが良かった。

カフルイ港に戻ったのはお昼過ぎ。とりあえず午後は街ブラすることにして歩き出した。この日10月8日は10月第2月曜日でコロンブスデー(祝日)だった。それでお店は休みなんじゃないかと心配していた。だが、アメリカ人が大好きなこの祝日も、ハワイ州はコロンブスデーを認めておらず祝日だったのかは分からなかった。

このとき行ったドラッグストア、ロングス・ドラッグスでお土産を少し買った。まだクルーズも前半なのでどうするか迷ったが、ハワイ島はいいとしてカウアイ島にはあまり店がないかもと、とりあえず買えるところで買っておく必要があると思っていた。後から考えるとそれはまったくの杞憂であり、カウアイ島で土産を探したほうが、逆にレアもの感が出そうな気がした。「ハワイ旅行してきましたけど、ワイキキじゃなくてカウアイ島っす!」みたいな()。ま、マウイ島でもハワイ島でもそれは同じだが、カウアイ島という名前すら知らない日本人もまだまだ多いはずだ。

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このドラッグストアで安売り価格の仕組みに出くわした。一袋なら4.9ドルのお菓子が二袋買うと6ドルになる。あまりの値引き率に「そりゃ2個買うわな!」と叫びつつ手に取りレジに並んだのだが、ここでその価格が会員オンリーだとの告知を受けた…()。

そこで会員になるかどうか聞かれた(と思う)。白髪で優しそうな東洋系のおばちゃんのレジで良かった。すぐに「Yes!」と答えた。他の客も少なく余裕があったのも奏功した。すぐに会員になる手続きを始めた。しかし英語での意思疎通がほぼ出来ないので、レジの画面をのぞき込み、最後には自分でその画面をタッチして携帯番号とかメアドを入力した。そして晴れて会員登録が出来たのだった。

そのおばちゃんが言うには、このドラッグストア(の親会社?)は全米チェーンなので、どこでも会員証が使えるよとのことだった(と思う)。このとき会員になったことは、この旅を実に豊かなものにしてくれた。このドラッグストアはこの後、本当にどこにいっても存在していたのである。見つけるとなんだかホッとしたものだ。ハワイ旅行ではマストの会員証だと思う。

こうしてあっという間にマウイ島の二日間が終わった。コンパクトなマウイ島だったけど、散策にツアーに買い物にと旅行気分はいっぱい味わえた。最初にマウイ島に行くのは行程としてもちょうどいいウォーミングアップになった。

18時頃、マウイ島を離れ次の寄港地ハワイ島(ビッグアイランド)のヒロに向け出港。この日の夜もハリウッド・シアターに赴き、ダンス・カメラ・ミュージック・ショーという歌と踊りのショーを観覧。こういうのは言葉に関係なく楽しめていい。

夜の客船は結構揺れた。ハワイの島巡りで外洋じゃないからそれほど揺れないと思っていたけれど、この日はなかなかの揺れだった。小笠原諸島に行くときほどではなかったが、船旅に慣れていない妻はちょっと酔いそうだった。持ってきていた酔い止め薬アネロン・二スキャップはこのときは飲んでいなかったと思うが、飲んだ方が良かったかもしれない。

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ハワイイ・クルーズ紀行 2018 2日目マウイ島ラハイナ

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Day 2:2018年10月07日(日)
08:00 Kafului,Maui入港
Lahaina 散策

ようやくプライド・オブ・アメリカで出港したわけだが、このひとくちメモを書いてるのはもう12月1日…。この調子だと年内に書きあがらないから、ちょっと急ぎ足で進める予定。

一晩停泊のマウイ島に着いた。初日は公営バスのデイリーパス($4)を買いラハイナまで散策に。バスのデイリーパスは港から12分くらい歩いたクィーン・カアウフマヌ・センターというショッピングセンターで買える。日曜だったのでショッピングセンターのなかでは買えないとガイドブックには書かれていたが、チケット売りのおばさんがバス亭で待ち構えていて()、何の問題もなくデイリーパスを購入できた。

ただバス亭は裏の方にあるので、それを知らないとちょっと迷うかもしれない。下調べしていた我々はスタスタと自信を持って歩いていたので、何人かの外国人観光客も我々を追ってバス亭までたどり着いた。

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マウイ島のカフルイは商業の中心地らしく、このショッピングセンターは各方面行きバスのターミナルとなっているようだ。マウイ島ではバス通勤も奨励されているそうで、バスに乗るのもまずは定期を持っている地元民優先。その後、デイリーパスやチケットの観光客を乗せる。

朝8時過ぎのバス、ラハイナ・アイランダー#20に乗ってラハイナへ向かった。カフルイ港からはちょうど島の反対側になるが、それほど遠くない。一時間ほどで Whalf Cinema Center に着いた。

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バスを降りてすぐ、ハワイで最大級のバニアンツリーがある。ベンチで佇んでいる人々やセグウェイで観光しているツアー客もいた。コンパクトで可愛らしい街並み。風景は観光地然としていないが、この辺りすべて観光によって成り立っているような感じ。

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そこからビーチを散策。天気も良く素晴しい景色!海の向こうにラナイ島が見える。もう少し時間があればラナイ島でシュノーケリングなどもやってみたい。これも次回の宿題に。

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11時、開店早々にキモズでプレートランチの昼食。ラナイ島の見える眺めの良い席に通されマイタイも飲んだ。ランチのあとは、ガイドブックに載っていたデザートの巨大なアイスをひとつ注文した。この巨大さがまさにアメリカンだ!

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ランチの後は、フロント・ストリートを散策しながら洋服やシャツを物色。このストリートにはファイン・アートのギャラリーがたくさんある。ハワイに別荘でも持ったら、こういうところの数千~数万ドルクラスのポップな絵画を飾るのがアメリカンの“粋”なのかもしれない。

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ちょっと話が逸れるけど、プライドオブアメリカの船内でもオークションが開催されていて、船内ギャラリーもある。日本ではまだまだ現代アートやポップアート、インテリアアートが家庭に根付いているとは言えないが、こういうアートに囲まれた生活は精神的豊かさの一片じゃないかと、船内オークションをしていたPARK WESTの扱う某画家の絵を3枚持っているボクは感じるのだった。

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短い滞在だったけれどマウイ島ラハイナでのんびりハワイの休日を楽しんで、またバスに乗りカフルイへ戻った。

この日の夕食はプライドオブアメリカの有料レストラン鉄板焼き。有料レストランが3回まで無料になる3UDPという特典が知らない間についていたので、さっそくそれを活用した。この鉄板焼きは船内でも人気のレストランだ。とはいえ、味より(?)パフォーマンスがウリだと思う。まぁそれもまた楽しいけど。

食事の後は、船内シアターでポリネシアン・ショーを鑑賞した。このシアターでは毎晩なにかのショーをやっていて楽しめるが、スタンダップコメディなんかは英語が分からないとまったく意味不明。場内爆笑のなかで取り残され感が残る。

英語が苦手な日本人がハリウッド・シアターに観に行くならポリネシアンショーとかマジックショーなどパフォーマンス系がおススメ。もっと音楽のライブとかやってくれるとわかりやすいんだけど。

音楽はシアターじゃなくて、ピンクズ・シャンペンバーとかマルディグラに聴きに行く方がいい。我々が聴いたなかでは、ピンクズ・シャンペンバーで大好きなイズラエル・カマカヴィヴォオレのカヴァー特集をやっていて、とても気持ち良かった。IZの音楽はハワイの誇りだと思う。

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翌日も夕方までマウイ島停泊。明日は船室のテレビから予約していた寄港地ツアーへ。晴れればいいがと思いながら就寝。

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2018/11/10

ハワイイ・クルーズ紀行 2018(ホノルル到着そして出港)

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Day 1:2018年10月06日(土) ここからハワイ時間です。
10:05 Honolulu着・港直行
Pride of America乗船
19:00 Honolulu,O'ahu出港

ホノルル時間10月6日10時5分到着後、送迎バスでホノルル港へ直行します。4島クルーズというものの、土曜着・土曜帰国(日本着は日曜)にすると、オアフ島では空港と港の往復のみで観光は出来ません。もしオアフ島も観光したいなら、前泊か後泊でオアフ島のホテルに泊まるプランにすべきです。

私たちは二人で来るハワイは初めてでしたが、お互いに今回が三回目のホノルルだったのと、日程的にここしかない旅だったので、ホノルルは「次回ゆっくりと来よう」という宿題にしました。

空港ではクルーズプラネット(およびH.I.S)の現地係員さんが待っていて、今回乗船する船、プライド・オブ・アメリカ(略すとPOA)の乗客だけバスで港へ移動しました。乗船時に預けるスーツケースにはここでPOA乗船用のタグを付けてバスに乗せます。

このとき、青森から来られたご夫妻とお話ししました。この日の日本人ツアー客や個人客は60人程度と聞かされたそうです。日本語ツアーの催行人数は20名前後とのことで、ぜひともみんなに参加して欲しいとおっしゃられました。結果的に私たちは日本語ツアーにはひとつも参加しなかったので申し訳なかったなと思います。でも日本語ツアーも催行されたようだったので良かったです。

●プライド・オブ・アメリカ乗船

Img_20181006_121018_honolulu12:00頃、乗船手続きをしました。港でチェックインしてPOA用タグをつけた荷物を預けて、デッキ5から乗船します。船の写真を撮ろうとしましたが大きすぎて全体像は撮れず、前回の記事のような写真になりました。

乗船手続きでは、健康状態アンケート(日本語用紙あり)に記入してパスポートと一緒に提示します。同時に船内で使うキーカード(部屋の鍵と支払い用カード兼用)を作ります。クレジットカードとのヒモづけをしたキーカードがもっとも重要なカードで、肌身離さず持ち歩きます。

このあたりからところどころで写真を撮られます。記念撮影のようなものもあれば、ちょっとしたスナップ写真もあります。専属のカメラスタッフがいて、撮った写真は部屋番号とヒモづけされます。それを船内の写真ブースで検索して購入できる仕組みです。

Img_20181006_140730effects乗船してすぐには船室に入れないので、まずは腹ごしらえ。デッキ11にあるビュッフェのアロハカフェへ向かいます。ここはこの後、ほぼ毎日利用する食堂になりました。ビュッフェスタイルで気楽ですし、アルコール以外は何を食べても無料なので、朝食はほとんどここで食べてました。昼間も帰船してからちょっとケーキだけとか、ソフトクリームだけとか、そういう使い方もしてました。夕飯をビュッフェで済ませた日はほとんどなかったかな。

ただ、初日の乗船直後はほとんどの客がここで時間調整したり食事をしたりするため超混みます。席を見つけるのが大変です。まぁ広いし回転はいいですが。とりあえず空いている席を見つけて座り、一人ずつ食べ物を調達に行きました。味はまぁまぁ。よくあるビュッフェです。

食事のあと、初クルーズ客のお約束、船内探検に出発しました。14階まである大型客船なので暇つぶしにはもってこいです。このとき出たデッキからの眺めで高層ビルの先にダイヤモンドヘッドが見えました。プチ・ワイキキ観光です(

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●船室、そして日本語説明会へ

Img_20181006_15063615:00頃になってようやく各船室に入れるという船内放送がありました。私たちの部屋は、プライド・オブ・アメリカのデッキ8左舷後方の船室でした。駆け込み予約の特価とは思えない海側バルコニーのとてもいい部屋でした。近くにエレベーターもあり、わかりやすかったです。

船室に入ると右側にクローゼット、左側にシャワー・トイレ・洗面所があります。洗面所には大中小のタオルセット、シャンプー&コンディショナー、ボディソープがありました。このシャンプー&コンディショナーは髪がパリッパリになるけど整いやすい。また乾燥してるからタオルドライだけでも結構乾きます。

部屋にはダブルベッドと二人掛けソファ、鏡台、冷蔵庫、二段の小さい箪笥、テレビ、そしてセキュリティボックスがあります。鏡台についているドライヤーはなかなか強力でした。コンセントは2口あり、日本と同じサイズですが、一応、変換プラグを使いました。

ベッドの下にスーツケースを収納できるので、衣服は全部出してクローゼットと箪笥に入れちゃいました。ここがクルージングの醍醐味(?)なので。もう帰るまでスーツケースを触らないで済みます。

Poa_rouka_img_20181007_215420ある程度片付けが終わると、15:30から日本人向けの乗船説明会がありました。デッキ6のリバティレストランに集まり、ご担当のみどりさんからレクチャーを受けます。ここで船生活の説明を受けます。

寄港地ツアーの予約方法や食事のときに日本語メニューがもらえることなど、事細かに説明してもらえるので、初クルーズでもかなり安心感が得られる説明会でした。

乗客定員2,186名のPOAはとにかく廊下が長い(笑)。遠いエレベータから昇ってくると、自室には前後どっちに歩けばいいか分からなくなります。

それで廊下の模様にも工夫があり、お魚の大群が前方に向かって泳いでいるデザインになっているそうです。そのなかにところどころ赤い魚が単独で後方に向かっていて、それを見れば船の前後どちらに向かって歩いているか分かるわけです。

説明会が終わり船室に戻って荷物を解きました。その後、テレビで様々な寄港地ツアーやレストラン予約を見て漠然と計画を立てたりして過ごします。わからないことはデッキ5のゲストサービスデスクに聞きに行きます。

デスクでは日本語が出来る米国人女性スタッフの方(名前を失念…)にとてもお世話になりました。7年くらい日本語を学んでいるそうです。「キャンセル待ち」という日本語はうろ覚えだったので、私たちの相手をしてボキャブラリに定着したんじゃないかな。

19:00にホノルル港を出発。もう真っ暗でしたが、船室から眺めた夕陽に染まるサンド・アイランドSRAパークが綺麗でした。さらに船が旋廻すると、大都会ホノルルの夜景と埠頭の倉庫で光る常夜灯のコラボレーションも静かで美しい風景でした。こんな夜景も船旅ならではです。明日の朝はいよいよマウイ島です。

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2018/10/28

ハワイイ・クルーズ紀行 2018 (出発前の準備編のさらに後編)

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今回のハワイイクルーズはクルーズプラネットさんを通して申し込みました。

【Cruise Planet】気楽なフリースタイルクルージング Pride of America で行くぐるっとラクラク南国ハワイ4島クルーズ9日間【成田空港発着】

そもそも私がクルージングに行きたいと思ったのは喜多川リュウ著『海外パックツアーをVIP旅行に変える101の秘訣』を読んでからでした。荷物をそのままに朝起きたら別の土地というどこでもドア感に惹かれますよね~。ズボラなもんで。

予約メールを入れた後、ちょうどクルーズプラネット本社が有楽町に移って2日後に訪問しました。担当してくださった八木さんには本当にお世話になりました。喜多川さんの著書の話とか、TBS「マツコの知らない世界」でおなじみの上田寿美子さんのお話とかもしつつ、船内マップを見ながらいろいろ質問し、とても有意義なお話が聞けました。おススメのレストランも「まさにその通りだった!」とハワイから帰ってしみじみ思いましたね。

一番助かったのは、船会社NCLでWebサイトの登録が失敗したときでした。マイアカウントを作成してから様々な予約を行うのですが、何らかのパラメータの選択を間違えたらしくアカウント登録がうまくいかず、出発直前まで何度も船会社に連絡してもらいました。

誤った登録の修正を交渉してもらい、出発の4日前になんとかログインできました。いま思うと、ここのログインをあきらめていたら船内レストラン予約も寄港地ツアー予約もスムースには出来なかったと思います。

ESTAの申請や旅行保険などは自分で個別にやりました。ESTA申請は、以前ハワイに行ったときには必要なかったので面倒だなと思いましたが、自分でやれば一人$14(2018年10月現在)なのでやってみたところ簡単でした。保険もネット保険ならほとんどの対面販売会社の半額以下です。

海外クルージングはいかに格安といってもそれなりに費用がかかるので()、お金のかけどころにメリハリをつけていかないと際限ないです…。

●マイアカウントから事前予約

Img_20181006_150741NCLサイトでいろいろ予約できるようになって、最初に予約したのはミネラルウォーター500mlの24本セットでした()。下船して歩き回るのに水は必須だと思った次第。初日に船室に入ると全部届いてました。

この水は大正解で、最終日に二人でキッチリ飲み終わりました。船内ではソフトドリンク飲み放題ですし、水も毎回ビュッフェのアロハカフェ(デッキ11)に水筒を持って行けば入れられないこともなかったですが、室内冷蔵庫に入れておいて毎朝持って出るだけの気楽さが良かったです。水筒も荷物になるので。

これ以外には、有料レストランのキャグニーズステーキハウスと、カウアイ島での映画ロケ地ツアー(英語のみ)を事前予約しました。その後も、船室のテレビを通して様々な予約が出来るシステムになっていて、この合理性はさすがNCLだと思いましたね。

日本語の寄港地ツアーは船内で予約できるのですが、確実に行きたい内容があるなら、言葉に関係なく行きたい場所に行くほうがいいと思いました。特にいまはネット環境があれば情報は入手可能なので、「この目で見たい、体験したい」というパッションを優先しても楽しめます。

日本人客はまだまだそれほど多くない海外クルージングだと思いますが、ツアーガイドさんはそれなりに気を使ってくれるし、貸出iPadで日本語解説をしてくれたツアーもあったので、言葉の問題をあまり重要視する必要はないと思いますね。特に昭和後半以降生まれなら、中学校英語とか単語が分かればなんとかなりますわ。

●インターネット環境とか充電環境

ただネット情報を入手するにはWi-Fi環境が必須です。船内でも専用Wi-Fi接続できるのですが料金が高い!一日$15~35くらいかかります。もちろん船で移動するので、船内Wi-Fiのほうが確実ではありますが、逆に船外では繋がらないと思うし…。

私は今回、外洋ではなくハワイ島めぐりなのでハワイ専門のWi-Fiルーターなら船内でも通じるんじゃないかと踏んで、アロハデータのルーターを日本で9日間レンタルして行きました。これだと当時のレート(円安ドル高時期でドル買いレートが$1=114~117円くらい)で$70前後でしたし、陸上でももちろん使えます。

結果的にハワイ専門だけあってつながりやすいと思いました。船内でもほぼ使えました。夜中の航海中やカウアイ島のナ・パリ・コースト周辺はさすがにつながりませんでしたが、停泊中や陸に近いところでは問題なかったです。ASUS Chromebookも持って行っていたのでとても重宝しました。

デジタルカメラやスマホも二人分あったので、24000mahの予備バッテリーもふたつ持って行きました(飛行機には手荷物としてなら持込可能)。フル充電しておけば、1台で4~5日はスマホ充電できそうでした。

船室にはコンセントが2つあり、予備バッテリーは無くても良かったかもしれません…。ただ、ベッドでバッテリー容量を気にせずスマホで検索できるという行動範囲の自由度をあげるのに予備バッテリーは重宝しましたね。その間、Chromebookの充電を船室コンセントでやったりしてました。コンセントを使うときは大事をとって変換プラグも持って行って使いました。この変換プラグは変換しながらACアダプタだけでなくUSBも同時につなげるので使い勝手は良かったです。

ヘアドライヤーも持って行きましたがこれも不要でした。妻も私も一度も使いませんでした。かなり強力なドライヤーが船室についているし、基本的に船内は乾燥しているので、タオルドライでもかなり乾きました。

●スーツケース購入

そもそもロングステイ用のスーツケースなんて持っていなかったのですが、クルージングは結構衣服が必要です。特に有料レストランにはドレスコード(というほどでなくても襟つきシャツとか)があったりしてかさばります。

これまでは名品の地球の歩き方2Wayバッグ(Red)で旅行していたのですが、さすがにこれだけでは無理なのでサムソナイトの直営店に行き、アメリカンツーリスターのテクナムを購入しました。これまでもらった商品券をかき集めてほぼ無償で手に入れたわけですが…。

●腕時計の電池交換

腕時計も日本ではしないのですが、旅先では重宝するのでアニエス・bの腕時計を持って行きました。旅行前に貧血で死にそうになった後、リハビリを兼ねて電車と徒歩で数年前にも電池交換をお願いした時計店まで赴き電池交換しました。この腕時計はすぐにハワイ時間に変更し気分を盛り上げました()。

●米ドルの現金購入

現金はほとんど使うことがないクレジットカード社会のアメリカですが、ハワイもほとんど現金不要でした。ただ、ちょっとしたチップなんかを現金で渡せればスマートとか、そういう使い方かな。船内でも現金は100%使用せず過ごせますが、いい情報をくれた船員に$1札をサッと渡してるオッサンもいて、あーやって使うのかと思ったり。

それでチップ用に$1札や$5札を多めに両替してもらおうとトラベレックスに行きました。対面販売の店舗では多少紙幣の種類に自由度があるので浦和店に行きました。ネット上に割引クーポンもありますし。ドル高に向かう時期だったので早めに行ったのですがこれは当たりでしたね。その後すぐに数円ドル高に動きました。

でも、その後、もう少し現金を追加しておこうと再訪したトラベレックス浦和店のお姉さんがとてもフランクで、いろいろ教えてくれました。

すでに数万円分の米ドルを持っているというと、それ以上現金で使うことはほとんどないから、このドル高で追加購入するなら高額紙幣で良いし、今回買う分だけなら為替変動のリスクヘッジにレートアドバンテージオプションをつけられるとか、使わない紙幣は汚すと買取できないから綺麗なまま持ち帰るほうがいいとか、なるほどなるほどとお話を聞きました。

夕方で他の客もいなかったので、ハワイ情報なども交換し面白かったです。チップに関しても、ものすごくお世話になったお店なんかで二人分で$5あげると感激されたとか、そんな話。彼女の場合は、閉店している店に行って、どうしてもここで食事したいというと開けてくれたお店で$5のチップをオンしたそうです。円の買戻しのときもこの人がいたらいいんだけどな。

実際、追加分+αの現金は使わずに帰国しました。チップもクレジットカード払いのときに書き込むだけで紙幣は使いません。

少額紙幣もそれなりに使いましたが、あえて小額紙幣やコインを減らそうとして使ったとこもありました。ただハワイに行ってからもドル円相場をチェックしていて、ちょっと下がって来ていたので、あえて現金でなくカード払いにしたりしました。カードのほうがレートが良かった時期なので。

●リムジンバス予約

成田発にしたので電車のほうが速くて安いのですが、昨今は台風24号25号が立て続けに来たり、強風暴雨があったりして電車が止まりがち…。前日も京成線が塩害で止まったりしていて、予断を許さないタイミングでした。

それで前日に大宮発のリムジンバスをネット予約しました。大宮までなら最悪電車が止まってもタクシーで行けるので。リムジンバスは快適でいいです。渋滞や通行止めでもなんとか回避策を模索してくれるので、かなり早い時間のバスを予約しました。

15:20大宮発のリムジンバスで成田空港第2ターミナルまで。出発は22:00のJAL782便です。16:55に空港につき、5時間暇つぶし。とりあえず夕食に天丼を食べ、19:00頃に荷物を預け、出国便専用の「SKY LOUNGE 和」で休憩したりTOTOのトイレの近未来感に迷ったりして、定刻にいよいよホノルルに向けて出発しました。

JAL機内では映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』を二人で同時に再生し鑑賞しました。JALだと日本映画が充実してるのでいいですね。

なんだか旅行記にまったくなっていない気がする…。本編は次からの予定です()。ただ、もうフォトアルバムも完成してしまったし、裏話的な内容に終始する可能性は多々あり。未来の私たちに向けての備忘録みたいなものですね。

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Day 1:2018年10月06日(土)
15:20 大宮発リムジンバス
22:00 成田発 JL782便

(つづく)

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