中国株、ベトナム株、インド株...。株の世界ではいまアジアが熱い!でもボクがはじめたいのはタイのカブ。カブはカブでもスーパーカブだ(笑)。マニアの間では有名らしい、いわゆるタイカブ(あるいはタイバイク)ってヤツ。タイ株も熱いそうですが。
中型二輪免許(現在の普通自動二輪免許)を取ってはや20年ですわ。そしてバイク休眠暦もほぼ同じ20年でした。その壁を打ち破ったのは、母島の旅で乗った50ccのレンタルバイク。その快適な走行に、永眠するかに思えたボクの二輪魂(?)が少し揺さぶられたのでした。
●絶体絶命!キーシャッターの思い出
実はこのときのボクはといえば、キーシャッターの存在を知らず、北港でふとキーシャッターを閉めてしまい、どうやって開けたらいいのかわからずパニックに陥りそうになりました(笑)。指で開けようとして皮がむけてしまいました...。
北港は沖港の集落からバイクで30分もかかる場所。山を越えて行きました。雨も降りました。水分補給も出来ません。通信手段もありません。孤立無援。絶体絶命。そんな状況に「落ち着け、落ち着け」と自分に言い聞かせつつ冷静に考えました。
まず「借りるとき何の説明もなかったわけだから、おそらくスクーター乗りには自明のことに違いない。」と考え、鍵穴部分を再度眺めると六角レンチの凹側ような形をしている。それも削ったような後が無数についている。オレと同じ境遇の人が結構出たのかもとも考えたが、鍵穴なんだからと鍵のほうを再度点検してみようと取り出した。すると!
おおーー!六角レンチの凸側のような形状を発見!すんなり開いたよ。助かった!キーシャッターを何度も閉めたり開けたりしながら、この時ほど生きる希望とか命の尊さとかを噛み締めたことはありませんでした!カギ閉めて噛み締めて(なんだそれ!)。その喜びがボク自身にこの鍵の写真を撮らせたに違いありません!終わってみれば旅の思い出です。
●物色の日々始まる
その後、スノッブなボクは、せっかく中免持ってるんだしぃ、外車がいいしぃ、キーシャッターも開けられるしぃ、みたいな感覚で、台湾スクーターやイタスク(イタリアンスクーター)のアプリリア・スカラベオ125に魅了されて、ショップに観に行ったり、左写真のMOOKを読んだりしてたわけです。
スカラベオ125はめっちゃいいバイクでしたけど、早過ぎた!スピードじゃなくて、出会うのが(^_^;)。20年ぶりのバイクにしてはあまりにカッコよすぎて、コケたらカッコ悪すぎっという思いがよぎった(ま、ちょっと大きくて取り回しも大変そうだったというのもあるけど)。
もっと日々の足として、初心者のつもりで(っつーか完璧な初心者ですが)、壊れなくて軽くてちょっと個性のあるスクーターが無いものかなぁと(結構注文多いか?)探し回った。
一時は国産がやっぱ一番楽チンじゃんという結論に達しそうになった。アドレスV125なんてイチャモンのつけようの無いいいスクーターじゃないの。頭ではそう思っても、なぜか食指が動かない。125ccクラスへの国産メーカーの力の抜きようみたいなものをビミョーに感じてしまうからかも...。選択肢が少なすぎる!
●タイカブを知る
そんなこんなで51~125ccクラスを眺めてみたら、ふとスーパーカブ90が目に付いた。他とまったく違うそのフォルム。そうだ!ボクのバイクの原風景はアメリカンとカブだったじゃないか(いわゆるヨーロピアンじゃない感じっつーか)。それで派手なカウルとか、カスタム系スクーターにまったく興味がないんだった。それに本田宗一郎や藤沢武夫の評伝とか昔から読んでたし。
そんな思いでスーパーカブのサイトを見たら、ちょうど今年が50周年だとか!そしてスーパーカブのMOOKを書店で見つけて購入。すると世界には125ccのカブがあると写真が載っていた。しかも、そのデザインや人気は日本の比じゃないってことがわかった。それ昨日のこと(笑)。
どんなモノでもそうだと思うが、需要が供給を生む。さらに人気と競争がモノの進化や深化を促す。アジアはまるで実用的で壊れない小型自動二輪天国のようじゃないか!
というわけでタイカブをキーワードにいろんなブログ(例えばこんなイカすタイカブログとか)やサイトを巡っていた。楽しー!こうやってネットサーフィンしてるときがきっと一番楽しいんだろうな。
そしてタイカブの輸入販売元ENDURANCEにたどり着き、タイホンダの底力を知る。WAVE125とかDream125とか、新ジャンルって感じっす。結構近くに代理店もありそうで、一気にタイカブに魅せられていく。
しかしさらにいろいろネットサーフして、タイバイクの聖地のようなリバーサイドに行き着いた。す、す、すごい。タイホンダだけでなくタイヤマハとかタイスズキとかタイカワサキまで...。ぷふぁ~。タイは日本メーカーのバイク天国じゃないか(笑)。おいおい国内も同じくらい盛り上げてよっ!
そんななか、タイヤマハのFINOというスクーターが目に付いた。115ccがノーマルだが150ccもあるらしい。標準モデルの色もものすごく洗練されてる。タイヤマハのサイトでおそらく人生初のタイ語サイトを閲覧(笑)。
こんなバイクで街乗りしたら、楽しい季節がもうすぐやって来ると思いませんか...。メットはMOMODESIGNでさー(そこはまだスノッブなのー)。
こりゃショップにタイバイクを観に行くしかないな。でも、財布のヒモはまだまだかなり固い。通勤で使うわけじゃなく趣味用だから、乗ってる時間がないのがネックなのであった。
うーん、バイク好きには物足りず、最終的に興味の対象がタイカブじゃなくなっとる...。どんな人向けの情報だったのかな、この記事?まぁいい。母島から今日までの心の中心にバイクがあるのは確か。その心の機微を実況してみたってことで。
最近のコメント