サウンドメモ

2008.06.23

BREEZE FROM 21 CENTURY

BREEZE FROM 21 CENTURY featuring KING CRIMSON
(MP3/4.6MB)

ふと、リニアPCM録音を媒介にして昔のカセットテープの音をデジタル化できるなと思い立って、試しに1990年に作った曲をMP3にしてみた。それがこの曲。まだ時間が無限にある学生でした。

Midistudio644ほこりをかぶったTASCAM MIDISTUDIO 644という8トラックのカセットテープMTR(結構優秀なマルチトラックレコーダでござんした!)のフォンアウトからZOOM H2のマイクインにつないでSDカードに録音し、それをパソコンに取り込んで若干リヴァーブをかけ、イコライザー他で少し加工して、iTunesでMP3に変換した。

作った頃のボクは、完全にアンビエント・ハウスにはまっていた時期。あるいはスティーヴ・ライヒなどの現代音楽にはまっており、ミニマルな音楽を聴いていた。それでこの曲も今聞くとかなり単調...。

当時YAMAHAが第4回ワンマンバンドカーニバルという打ち込みの祭典をやっていて応募した。ランクAって評価だったけど決勝には残れず。評価は「ピアノがうまい!」だって。手グセも含めて打ち込みだっちゅーの(笑)。

フィーチャーしているサンプリング音源は恐れ多くもキング・クリムゾンの「21世紀の精神異常者」だ。このプログレの代表的名曲を爽やかにミニマルに調理してみたかったというのが、最初のコンセプトだった。若いって怖いよね(笑)。

21世紀が10年後に迫っている状況で、21世紀の精神異常者をアンビエントハウスなそよ風の中にまず置いてみたかった。でもそれは爽やかに見えて単調な、ある種整然と並んだ鉄格子のような音楽に閉じ込められた21世紀の精神異常者でもある。

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2008.06.15

ジェット風船の音@西武球場

ジェット風船の音@西武球場

前に私が「スポーツ観戦の全方位感も面白いかもな...」と言っていたことを覚えていた友人に誘われ、土曜は西武球場に西武×広島戦を観戦に行ってました。初めての西武球場ですが、私の興味は野球じゃなくバイノーラル録音です(笑)。

昨日の西武球場は涼しくて、こういう日は吹き抜けのあるドーム球場は気持ちがいい。駅から降りて徒歩1分。とりあえず電車を降りる前から録音開始して入場しました。

午前中は所用で秋葉原と有楽町にいたので、ちょっと時間がかかり、ついたのは4回が終わったあたり。すでに6対0で広島大量リード状態。ここから試合は停滞ムードに...。録ったり止めたりしながらチャンスを待ちます(録音の)。

内野自由席だったのですが、ほぼ満席で立ち見でした。でも録音という観点からはいい位置でした。右耳マイクには1塁側外野席の西武ライオンズ大応援団の音が。左耳マイクには内野自由席で個々に応援する人々の声やメガホンを叩く音が。

左前方の通路からは、帰り支度のライオンズファン(そんな試合だったもんな)や、ビール売りのバイトさんの声が近づいてきたり、後ろも通路ですから、頭の後ろからも常時しゃべり声が聞こえてきます。まさにバイノーラルな全方位感(笑)。左右を写真で撮るとこんな位置です。

西武球場1塁側内野立ち見

ただし、美しくはない(笑)。バイノーラル録音のプロフェッショナルでネイチャー・サウンド・アーティストのジョー奥田さんは、「神の作られた自然という完璧な美」を追求されてすばらしい作品を作られていますが、私の場合は民俗学的アプローチ(っていま考えたんですけど)。なにが面白いか、オリジナルな視点かを追求してます(これもいま思いついた^_^;)。

というわけで、球場内の音のどこを切り取るかを考えつつ試合を見ていたんですが、大量失点で1塁側は停滞ムード(笑)。

そんななか、変化のある音といえば、7回裏攻撃まえのジェット風船です。広島の風船を先に見ていたので、これだ!と思いました(笑)。録音的には今日のメインイベントです。

オモロイのは7回裏攻撃前に飛ばすため、7回表の試合ではみんな風船膨らますのに一所懸命で試合そっちのけ(笑)。膨らますときも「ヒューヒュー」とあちこちから音が聞こえます。たまに「パン!」って割れる音も。

7回表が終了したら、まるで青いイナゴの大発生かと見まごうようなジェット風船がボッコボコ生まれてきました!

ダンスチームのお姉さん方が登場し、西武ライオンズの応援歌で躍りだします。その曲の最後「せいぶーライオンズー!」という歌詞が終わるか終わらないかのところで、いっせいに青いイナゴが飛び立ちます!

今回はその瞬間を捉えたバイノーラル録音です!かなり削って短くしておりますが、ジェット風船がシューシュー飛んでいく音は...見たまんまです(笑)。

この音も含めて10年後、20年後に振り返ると、これがなかなかいい思い出になってたりするのかも。そのとき、我々の眼下で真剣に試合に見入っていた女性と居眠りしていた男性カップルの行く末を心配したことも、まざまざと思い出すのかもしれません(笑)。

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2008.05.10

車を左から右に受け流す

車を左から右に受け流した音
(WAV/5.2MB)

左から右へ受け流すの図バイノーラル録音の“お約束”というか“登竜門”というか、車の通り過ぎる音です。

イヤホンで聞くと、車が頭の後ろを走り抜けます。

その後自転車も追随しているところがちょっとオリジナル感あり(笑)。

右から左だとムーディ勝山になるので、左から右にしました(うそ)。

9秒しかない音源ですが、96kHz/24bitの高音質のまんまアップしてみたので、5.2MBなんて大きさになってます。

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2008.05.08

鳥のおしゃべり

鳥のおしゃべり
(MP3/728KB)

五常の滝へ向かう道沿いにてこの鳥の鳴き声はどうだろう?鳥よ鳥よ鳥たちよー。はしゃぎすぎだって(笑)。会話しているとしか思えない鳥のはしゃぎっぷりに「鳥のおしゃべり」と名づけてみた。“ぴーちくぱーちく”とはよく言ったものだ。

高麗川横手渓谷を過ぎ、武蔵横手駅でお茶のペットボトルを購入し、五常の滝への入り口(山道)へ入る。滝まではここから徒歩30分だ。

山道に入ってすぐにウグイスの鳴き声がお出迎え。期待感が高まる。そしてこのはしゃぐ鳥たち。ここまで10分程も歩いただろうか。国道299号からほんの少し山道へ入っただけでこれだけの自然を感じることが出来た。

この音はボクの足音とか車の横切る音などが入っているテイクなので、安眠CDにはNGだったけれど、鳥の声のおもしろさと、車の横切り感にバイノーラルらしさがあったのでアップしてみました。イヤホンやヘッドフォンで聴いてください。

(WAVファイルはノーマライズとボリュームコントロールで多少レベルを上げMP3化してます)

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2008.05.06

バイノーラル@高麗川

高麗川横手渓谷にて
(mp3/4.1MB)※ポッドキャストで聴けるようにしました。

高麗川横手渓谷今日は昨日と打って変わってめちゃめちゃいい天気でした!ようやく出かける気分になり、高麗川横手渓谷五常の滝へ行ってきました。目的はもちろんバイノーラル録音です。だから出来ればイヤホンやヘッドフォンで聴いてください。

フィールドワークに出かけるといろいろ学ぶことが多いですな。録音めあてで世の中を見ると、観光地で写真を撮るときとはまったく異なる視点になりますね。

ズバリ敵は子どもと車と飛行機です(笑)。行楽地に行くと、とにかくうるさい。いや、それが行楽地というもの、結構結構!でもそういうところから一歩踏み込んで、ひとけの無いせせらぎを探し歩きました。

JR大宮駅を起点にしたので、JR川越線で高麗川駅まで行ってそこから歩きました。タウンウォッチングがむしょうに好きなので。時間短縮するならJR東飯能駅(八高線)まで行って西武線に乗り換え、武蔵横手駅下車がもっとも楽ちんです。

高麗川横手渓谷は、西武線の武蔵横手駅と高麗駅の間あたりです。ここの清流はとにかく水がきれいなんですが、音も大きすぎず小さすぎずで、まさに“せせらぎ”でした。初めての渓流録音地としては大変よいポイントでした。

逆にあいあい橋のあたりはお子さん連れで遊びにいくにはいいところですが、行楽客が非常に多く、録音ポイントとしてはイマイチでした。

●バイノーラル3分間録音のススメ

リアルヘッド方式のバイノーラルマイク(BME-200)はイヤホンのように自分の耳に入れて録音するんで、当然ながら顔を動かせば左右のバランスも変化します。これが結構難しい。小鳥が鳴くとついそっちを見てしまいます(笑)。

でも長時間同じ向きでいることは苦行なので、そういうとこはゆるーく、自然を楽しめばいいと思います。音源売るわけじゃないんで。私は3分間録音のススメを説きたい。3分間、敵にも邪魔されず、いいバランスで録れたらそれでOK。ポップスを聴くようにせせらぎを聴こう宣言です(笑)。

もちろん録音は切らずにし続けて、マイクゲインやレベルを換えたりしながら安定するポイントを探します。そして決まったらそこから3分間待つのだぞ(チャン!>古っ!@ボンカレーCM)。

高麗川横手渓谷では15分程度いい音で録れたのですが、ブログには子どもと車と飛行機の入ったヤツをアップしときます(笑)。NG集はそれはそれで好きなので。それでも清流の音とか小鳥の音とか、結構気に入ってます。

あと、レコーダのZOOM H2の思わぬ効能。それはあのマイク型フォルムです。バイノーラルマイクがいかにもイヤホンに見えるので、まわりから観ると「滝を見に来てまで音楽聴かなきゃならんのかねぇこの人は!?」みたいな眼で見られがち。しかし(本当はバイノーラルマイクで録音してるけど)いかにもH2で録音しているかのように持っていると、手持ちマイクで録音しながらモニターしてる人に見えて不自然さが減ります(笑)。

3分間ずつでもいい音が溜まったら、それをフェードイン・アウトが重なる感じでつなげてノンストップ安眠CDを作りたいと思っております。フィールドワークで楽しく疲れて安眠CDを作る。なんてすばらしい循環なんだ(笑)。

今後もちょくちょくバイノーラル録音をアップしていくつもりなので、「サウンドメモ」ってカテゴリーを新設しました。

水と旅する最後にもうひとつ発見したことを。全国の観光地でない清流を探すのはなかなか難しいです。でもアタリをつけるには釣り関係の本がいいかも!

渓流釣りの人とバイノーラリストとは求める条件が結構似てる。そしてお互いに干渉しない(笑)。というわけで佐々木一男先生の渓流本でも読もうかなと思っている昨今です。ひとくちメモでしたー(笑)。どんどん未知の領域に興味が広がってくなぁ。

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