夏旅2025 夫婦編(4)~ 湯布院昭和館 ~
7月26日(土) 朝食後、別府温泉ホテル白菊前から由布院駅方面行きのバスの時間に合わせてチェックアウトしバス停へ。ほとんど歩かずに済むのはありがたい。雨も小降りになっていた。別府駅西口発で1つ目のバス停なので時間の遅れはほぼなかった。席も結構空いていた。別府の路線バスは交通系ICカードが使えた。スーツケースが大きいので、乗ってすぐ前のひとり席に座り、左腕でスーツケースを抱えるように固定した。妻は運転手の前の席に座った。路線バスなので地元の人も乗り降りするが、湯布院まで行くのは我々と外国人旅行者が二組だった。彼らは軽装だった。
山越えで城島高原パーク辺りまで来ると雨もかなり降り出していた。降りる予定は岳本バス停だったが、ひとつ前の中の原バス停はまだ山の中だったので、どんなところで降りるのかと心配したが、岳本のあたりは突然ひらけて、観光バスが3台くらい停まっており、アジアからの観光客がたくさんいた。バス停ひと区間でまるで別世界のようだった。
バスを降りる前から雨が降っていた。とりあえず日傘をさして雨を避けながら、近くにある湯布院昭和館に向かった。徒歩1分、助かった。今年は昭和100年にあたる。それもあって昭和を感じる旅先を考え大分県にしたのだった。だから昭和館は目指していた観光地のひとつだ。
●湯布院昭和館
昭和館に着いたとたん豪雨になった。入り口が分からなかったので、とりあえず屋根のある通路に非難した。そこも韓国人観光客が雨宿りをしていた。入り口にサッと入れていれば無駄なく観光できたのにと思いながら小雨になるのを待った。入り口は売店の横だった。
少し小雨になったところで、屋根の廂づたいに昭和館の受付に向かい入場券を購入した。スーツケースとリュックサックは預かってくれた。
湯布院昭和館は、まさに昭和だったw
私は昭和も後半の生まれだが、昭和の商店街や飲み屋街なども再現セットのように作られていて、懐かしさが込み上げる。昭和初期からの様々なグッズや映画の看板、ポスターも並んでいる。映画館も再現されていて、この日は昭和32年の映画「喜びも悲しみも幾歳月」を上映していた。縁日の射撃なども体験できる。ただし撃ち落としたおもちゃは自分でまた並べておくのがマナーだ。
昭和の時代は日本が大きく変化した時代だ。世界大戦敗戦というこれ以上ないどん底からの復興を経て生活が劇的に変化した。多くの国民はみんな等しく貧しかったが、等しく希望を持てた。もちろんうまくやった奴もいればしくじった奴もいた。21世紀が四半世紀過ぎた今となっては、全部ひっくるめて面白い時代だと思える。
しかし結局のところ私の一番の興味は歌謡曲やレコード、歌手や俳優だ。中島みゆきや松田聖子のアルバムがあると、持っているのに写真を撮ったりしてしまう。
昭和館を出る頃には雨も止んでいた。ここからこの日の宿の御宿さくら亭までGooglemapでは徒歩16分となっていた。岳本は金鱗湖の最寄りのバス停でもあり、金鱗湖も観光したい。しかし金鱗湖の周囲は舗装されていない道が多く、重いスーツケースを引きずってはなかなか近寄れなかった。
それでもさくら亭に向かう道からなんとかスーツケースを持って近づけるルートを見つけ記念写真だけ撮れた。
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