google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg 夏旅2024 夫婦編(3)~ 安彦良和展と青いりんご ~: ひとくちメモ

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2024/11/02

夏旅2024 夫婦編(3)~ 安彦良和展と青いりんご ~

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8月16日(金)15:00過ぎにホテルオークラ神戸にチェックインして16:00には兵庫県立美術館に到着していた。安彦良和展を観賞に行くという目的の神戸泊だったが、その後の行程を考えると初日に訪問するのがもっとも効率的だという結論に達していた。正解だったと思う。

安彦良和さんといえば機動戦士ガンダムの作画監督として有名だが、個人的には安彦さんの絵が好きだ。うちにはアリオンの版画もある。アリオンの頃の美しい線は素晴らしいが、今回の展示で漫画家を目指されていたころの原画(大学ノートに書かれたものなど)を見ると、手塚治虫や横山光輝などの巨匠のタッチによく似ていて驚く。確かに初めから上手いのだが、アリオンの線とはまったく別人かというくらいに漫画のタッチなのだった。アニメ制作が作画に大きく影響しているんだろうなと感じた。

またストーリーテラーとしても独特の感性を持っている人だ。それは『原点 THE ORIGIN』を読んだ頃から感じていた。学生運動の闘士だった経歴から左翼思想といえばそれまでかもしれないが、そんなイデオロギーだけで括ってしまう凡庸さを簡単に飛び越えて、理想の共同体意識とか人物へのまなざしが大きい。SF作家たるものそのくらいの大きな視点や人類への冷徹な視線を持ってこそ描ける世界があると思う。

閉館のアナウンスが流れる頃、美術館の外に出た。兵庫県立美術館のシンボルといえば安藤忠雄の青いりんごだ。野口五郎の「青いリンゴ」を口ずさみながら、というのは独身時代までで今回はやらなかったが、二人で見に行った。草間彌生の黄色い南瓜赤い南瓜、そして安藤忠雄の“青春のシンボル”青いりんご。夏旅夫婦編で信号色がそろった瞬間だった(笑)。巨大な果物のオブジェってのは、ただそれだけで、偉大だと思う。

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美術館を出て三宮まで戻り、まったく予約もしていなかったが神戸牛を食べようと探してステーキ仙さんへ。インバウンド全盛期だからか外国人客ばかりだった。食べ比べセットを注文して食べてホテルへ帰った。一日中天気は良く夜景も美しかった。

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