夏旅2024 夫婦編(2)~ 新神戸着 ~
8月16日(金)の昼には徳山駅から新幹線のぞみ148号で新神戸に行く予定にしていた。しかし前日の夜、実家でスマートEXを見ていると台風7号の影響で動いていない新幹線のリストが掲載されていた。新大阪から東京までの新幹線は全面運行停止というのは知っていたが、新神戸までは動くと高をくくっていた。しかしなんとなくリストを覗いてみると、のぞみ148号は運行停止リストに載っていた…。
のぞみ148号は博多から東京まで乗り換えなしで行ける新幹線だったからか、博多から新大阪までの西日本を含めて全面停止になっていた。これはまずいと、21:30頃だったが別の新幹線を探した。すでに徳山から乗り換えなしで新神戸まで行ける新幹線さくらに空きはなかった。そこでこだま850号で徳山から広島までで行き、そこから運行停止リストになかったのぞみ26号で新神戸まで行くことにした。
こういうときスマートEXは便利だ。その場で変更できた。2019年に実家から直島に向かったときは、前日の台風情報や運行停止案内を見聞きして徳山駅に向かって手続きをしたものだ。
翌11:00、母の運転で徳山駅の新幹線口まで送ってもらった。80歳を超えるが住み慣れた徳山の街はいまでも運転して出かけている。免許返納をとはなかなか言えない。徳山の街中は走りやすいのが幸いだ。
徳山駅に着くと運行停止新幹線リストの貼り紙があった。みどりの窓口や券売機の前には行列が出来てはいたが、以前ほどの混雑はなかった。おそらく前日までに交通情報が行きわたり、予約変更もされ、新幹線の臨時便も出たりしていたので8月16日に上り新幹線の混乱も少なかったのではないかと思う。我々もSuicaで徳山駅の改札口を入った。昨晩スマートEXで変更した列車の座席番号用紙が乗り換え後も含めて2枚改札機から出てきた。便利な世の中になったものだ。便利になるスピードと自然災害が強大になっていくスピードとが相関しているような錯覚すら覚える。
●新神戸からホテルへ直行
広島での乗り換えもスムースで、乗り換えの不便さはほとんど感じない。ただ、持って行ったスーツケース(アメリカン・ツーリスターのテクンナム・スピナー)の取っ手がやはり厳しい。宮崎旅行で壊れて汎用品に取り換えたが、それもネジが甘くすぐに取れそうになる。ネジが取れるたびに荷物を出して、中に転がっているネジを拾いプラスドライバーで取っ手をつけるため、ドライバーも持ち歩いた。とにかく早くこのスーツケースからオサラバしたい!
新神戸から電車で三ノ宮へ。今回はホテルオークラ神戸で二泊の予定にしていたので、ホテルまでのシャトルバス乗り場に向かった。神戸泊は台風が来るからではなく、せっかくなら帰りにどこかに寄りたいなと以前から話していて、ちょうど安彦良和展を兵庫県立美術館でやっている時期だったので神戸泊にしたのだった。妻も神戸牛や南京町で美味しいものが食べられるならと承知してくれたわけだ。
シャトルバスの車内は混んでいた。係員の方に私のスーツケースの取っ手が取れやすいと話すと丁寧に社内に持ち込んでくれた。着いたのは14:30頃だったが、ホテルまでの道路はそこそこ混雑していた。
ホテルオークラ神戸は海沿いのメリケンパークの横なので、土地勘がない我々は、街中に出るには毎回シャトルバスか巡回バスかタクシーかで三宮まで来る必要があるのかなと思っていたが、南京町が大変近く元町駅なら難なく歩けることが分かりホッとした。
ちょうど15:00頃にホテルにチェックインできた。19階の部屋だったが観覧車側ではなかった。とりあえずホッと一息つきたいところだが、新幹線のなかで今後の予定をいろいろと考えたところ、着いたその日に兵庫県立美術館に安彦良和展を観賞するのが一番効率がいいという結論に至っていたため、すぐに出発することにした。
兵庫県立美術館に行くには三ノ宮駅まで出る必要があったのでホテル玄関横からのシャトルバスを利用した。阪神本線の神戸三宮駅から岩谷駅まで電車に乗り、そこから美術館まで歩いた。16:00少し前に到着した。
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