鎌倉プチ散策(前編)
6月17日(月)までを三連休にして16日に鎌倉へ出かけた。最初は臨時特急「鎌倉」で行きたいと妻が希望していたが、いろいろ調べると特急料金がかかるうえ、湘南新宿ラインよりも時間がかかる(メリットは普段走らない線路を走る乗り鉄向けのように思えた)ので、湘南新宿ラインのグリーン車で行くことにした。紫陽花の時期なので明月院(あじさい寺)を目指そうということになったが、こちらもシーズン真っただ中の土日は開門前から北鎌倉駅からの長蛇の列だということで、それなら多少でも空いていそうな月曜朝を紫陽花のターゲットとして逆算し、日曜午前中出発、鎌倉一泊、月曜早朝に明月院を目指すというスケジュールを立てた。
日曜朝8:44浦和発の湘南新宿ラインのグリーン車はそこそこ混んでいた。最初は妻と私とで1階通路側の前後の席に座ったが、新宿を過ぎるとガラガラになったので私が席を移動し、妻が窓側にズレた。10:17に鎌倉駅着。速いものだ。この日は久しぶりに太平洋を見ようということで、江ノ島電鉄に乗り換えて七里ガ浜まで向かった。曇天だったが雨になりそうな感じはなく暑かった。それにしても外国人客が多い。感覚的には日本人と半々という感じだ。何か国語聞いたか知れない。
ここで早めの昼食を食べようとカレーで有名なモアナマカイ珊瑚礁まで行ったが、すでに大行列だった。それならと七里ガ浜高校の横の坂道を登った先にある珊瑚礁本店を目指そうと坂道を歩いた。沖縄以来、旅先では坂道を歩いてばかりだ。循環バスもあったが横を通り過ぎて行った。なんとか珊瑚礁本店にたどり着き、受付で名前を書く。店員に「結構かかりそうですね」と聞くと「まぁ、1時間から1時間半待ちというところですね」との答え。どうしようかと思ったが、今日は時間もたっぷりあるし、せっかく来たのだから食べていこうと並ぶことにした。
「声の届くところでお待ちください」とのことだったが、1時間は確実に待ちそうだったので、向いにあるココカラファインに入ったり、並びにあるお店を眺めて散策しながら40分程度時間をつぶした。その後、店の横のベンチに座り、前の人たちが呼ばれるのを見ながら、日陰のベンチへと移った。
この日は父の日であり、外国人を交えた団体客も入ってパーティをされていた。それもあって相当回転率は悪かったと思う。テラス席に通されたご夫婦は座ってからおそらく30分は待たされていた。1時間半経ってもまったく呼ばれる感じにならず、約2時間後(117分後)にようやく呼ばれた。そのころには団体客もほぼ食べ終わっていて、私たちの注文は割とすんなり通ったようだった。団体客が去った後も、今度はドドドッと客が席につくのでフロアと厨房との間で「行けるか?」みたいな協議をしている声も聞こえた。繁盛店はなかなかに大変だ。
私は茄子と挽肉のカレーライス、妻はポーク三枚肉の煮込みカレーを注文。妻は前菜にビッグサイズのオニオンリングも食べたいというのでそれも注文したが、想像以上のビッグサイズだった。そのうえ、待ち時間が長く生ビールも飲んでしまい、腹いっぱいで脂汗が出てきた。カレーは美味かったが。
食べ終わるころには青空も見えていた。気温は暑いのだが、鎌倉のそよ風は心地よい。緑が多いからだろうか。都市部の生暖かい風とは質が違う気がした。七里ガ浜駅まで降りていき、鎌倉方面の江ノ電に再び乗った。昼食がサクッと済めば、長谷駅で下車し大仏を見に行きがてら鎌倉駅まで歩いても良いかなと思っていたが、思いのほか時間がかかったので江ノ電で鎌倉駅へ向かった。小町通りを散策しながら、15:00になったので今夜の宿として予約していたGEN HOTEL KAMAKURA(源ホテル鎌倉)へ。
昨年リニューアルしたばかりでこじんまりとして奇麗なホテルだった。フロントはなく全て画面タッチで鍵を受け取る。事前登録済みだったが、なぜかスタッフに電話が繋がり、このときだけスタッフと話した。外国人観光客向けなのだろう。
朝から坂道を歩いたり長時間並んだりたらふく食べたりしたので、夕方までホテルでまったり過ごした。
18:00をまわり少し涼しくなってから、徒歩1分の鶴岡八幡宮へ。さすがに観光客も少ない。ひと通りお参りして、苔寺として有名な鎌倉最古の寺院杉本寺まで歩く。16:00で閉門なのは知っていたが雰囲気だけ感じに行った。その散策中に鎌倉彫後藤久慶ギャラリーや鎌倉女子大学二階堂学舎など職人の仕事を眺めながら歩けて良かった。
その後、小町通りも少し歩いたがほとんどの店は閉店していた。翌日のお土産をどこで買うかのアタリをつけて回った感じ。昼に珊瑚礁で食べ過ぎたので夕食はいらなかったが、フルーツ大福が全品半額だったので6個買ってホテルで食べた。翌日の昼前にまた通って見たら全品半額だったからずっと半額なんだろう…。
明日は朝5:00起きで明月院の開門前に間に合うようチェックアウトする予定にして寝た。
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