夏旅2023 夫婦編(14)~ ひんぷんガジュマルと宮城菓子店 ~
名護市役所の見学を終えて私がそろそろ夕食をどうするかと考えていたところ、妻はスイーツについて検索していた。確かにホテルに帰っても周りにはコンビニスイーツしかない。時間ももう17:00近かったので、せっかく来た市役所の近くで美味しいスイーツに出会いたいという思いはわからなくもなかった。
探した結果、宮城菓子店というお菓子屋さんがカフェも併設していた。名護市役所から歩いて13分。朝からフクギ並木や美ら海水族館に行って名護市役所のなかも歩き回って小雨も降ったりして疲れてはいたが、まぁ歩けない距離ではないと思い同意して歩き始めた。
その過程のなかで、お店の先にひんぷんガジュマルというジャイアント・バニヤン・ツリーがあることも知った。大きなガジュマルの樹はガンガラーの谷で見てから興味も高まっていたので、その樹もついでに見学に行った。車道を左右に押しのけるようにして、道のど真ん中にでっかいガジュマルの樹が立っていた。
樹齢約300年のガジュマルの大樹。車道に挟まれてそびえ立つこのガジュマルが歩きだしたら大変だと思いながら見ていた。その側にちょっとした広場があり説明文などもあった。そこにしおれたサガリバナらしき花も見つけた。この花も夜には咲くのだろうか。2013年に石垣島の群生地で見たサガリバナは見事だった。あのレベルのサガリバナをこの旅の途中に妻にも見せたかったが、さすがに道端のサガリバナは群生地のようにはいかない。
ひんぷんガジュマルを見て、名護十字路にある宮城菓子店に向かった。カフェコーナーは店の一角に一席と外にテーブルがあった。夕方とはいえ暑かったので店内で紅芋モンブランのケーキセットをいただいた。
●宮城菓子店でスナップ写真
食べ終えてお会計の前に、店のマスター宮城栄進さんとお話した。埼玉から来たと話すと、埼玉県に住んでいたことがおありだということで、しばし埼玉談義をした。製菓衛生士免許証を平成4年に東京都で取得されたとのことで、その免許証も見せていただいた。鈴木俊一都知事時代だ。話好きの明るいマスターだ。
後進の指導もされているようで店の中にはこれまでの教え子の写真がたくさん飾られていた。沖縄の四十九日にはお菓子は欠かせず、最近はそういう昔からの風習も知らない人が増えたので、そういうこともお客さんに教える立場になっている。またその風習のおかげで店も続けられるとおっしゃっていた。
最後に記念写真も撮らせてもらった。こんな出会いはスイーツ以上に大好物なもので。ただ顔出しNG夫婦なのでイラストで加工した。マスターのお顔も加工してる。次回訪れることがあれば写真を渡しにまた寄りたい。いつまでもお元気で。
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