夏旅2023 夫婦編(12)~ 美ら海水族館 ~
備瀬のフクギ並木から美ら海水族館まで歩く間にローソン海洋博公園前店があった。ここで水族館のチケットを買ったほうが現地で並ぶより時短になると思いチケット販売機ロッピーに向かった。
●チケットは近くのローソンのレジで購入
予約チケットの受け取り以外ではほとんど使ったことがないので、地域とかカテゴリ選択とかネストの深さに早くもイライラしてしまう。前売り扱いとか何らかの特典がないかも探りつつ妻にナビゲートされながら目的のチケットにたどり着いた。何の割引も無かったが、ようやく引換券が入手できたのでそれを持ってレジに向かうと、なんとレジで「割引チケットがありますよ」と教えてくれた。最初からレジで聞けば良かったのだ。無駄な時間を使ってしまった。引換券は30分以内に引き換えなければ無効になるのでそのまま破棄してもらい割引チケットを購入した。
●美ら海水族館を満喫
美ら海水族館に来たのは初めてだった。妹の長女が修学旅行で来ていて、その時に買ってきたジンベエザメのぬいぐるみの精巧さに驚いた記憶がある。いまの美ら海水族館が出来たのは2002年。11年前に訪問する予定だったが予定変更で来られなかった。今回妻と一緒に来れて良かった。
水族館の設計は那覇市出身の國場幸房氏(2016年没享年77歳)で、その琉球らしいフォルムが印象的だ。伊江島を見渡せるエントランスの解放感、大水槽の圧倒的な迫力、それらひとつひとつに思いを感じることが出来る。
どこの水族館も小宇宙のようで面白い。美ら海水族館ほどの規模になるとなおさら。スタートレックファン(トレッキー)の私なので、そんなSFチックな感情に引っ張られてしまう。
海洋生物の表情にも注目して妻と二人で正面からの顔を狙った写真もいくつか撮れた。マナティ、ウミガメ、ニセゴイシウツボの三大顔写真をアップしておきたい。
大水槽の前は大勢の人だかりでなかなか先に進めない。水槽全体が見渡せる座席もあり、そこに座れればゆっくりと時間を過ごすことが出来る。一日でも雲を見ていられる私だから、大水槽という小宇宙の魚群の動きは見飽きることがない。だがイルカショーも見たいので、とりあえず間に合うように外に出て、ウミガメ館やマナティ館にも立ち寄りながらイルカショーの時間前にオキちゃん劇場へ。
夏休でもありオキちゃん劇場には子ども連れが多数いた。我々の周りは中国や韓国からのファミリーばかりだった。久々に韓国語会話をしてみたい衝動に駆られたがもはやそんな芸当は出来ない…。無念だ。
イルカショーの席についてすこしすると突然の雨が降り始めた。スコールのような大雨だったがすぐに止んだ。屋根のある座席で助かった。今回の旅ではところどころで雨が降ったがそのタイミングが実に絶妙でギリギリ回避できて良かった。
イルカショーの後には希望者がイルカに水をぶっ掛けてもらうアトラクションもあるが、隣の韓国人ファミリーは若いお父さんが小さい娘を連れて水浴びに参加し、何もわからない娘さんはずぶ濡れになり大泣きしていた。まぁそれも良い思い出になるだろう。
イルカショーの後、再び大水槽に戻った。15:00からジンベエザメの餌やりショーがあるからだ。すごい人かと思いきや、来た時ほどの混雑もなかった。しかし15:00になって飼育員が水面から餌やりの合図を送るがジンベエザメはまったく反応しない。いまは食べたくないようでショーは不発に終わった。生き物相手ではそんな日もあるだろう。だがその合図の前後には小魚の群れも動き回るので幻想的な小宇宙のなかにうねりが出来て見ごたえはあった。
このあたりで引き上げようと提案した。というのも名護にいるのは今日までで明日は那覇市に戻る予定になっている。その前に私にはひとつ行きたいところがあった。名護市役所だ。代表的な沖縄建築への興味だった。それも平日17:00までに行く必要があった。建物の中にも入るには営業時間中に行く必要があった。そのためには15時台のバスで何としても名護市役所前まで戻らねばならない。
名護方面へのバス停に向かう途中でまた雨が降ってきた。バス停は陸橋の下にあったのでそこで雨をしのいだ。ここで乗れるバスは何社かあるが、やんばる急行バスしか知らないのでそれに乗れればいいがと思いながら待った。そこに真っ赤なバスが来た。沖縄エアポートシャトルだった。
| 固定リンク | 0
コメント