google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg 夏旅2023 夫婦編(3)~ 久高島 ~: ひとくちメモ

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2023/08/13

夏旅2023 夫婦編(3)~ 久高島 ~

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20230724_083930 7月24日(月)沖縄(那覇)観光初日。この日は斎場御嶽(せーふぁうたき)へ向かうか久高島へ渡るか迷っていた。どちらも妻の関心が高いパワースポットだ。私は11年前に斎場御嶽は行っているが、久高島にはハンザナシー行事の時期で渡らなかった

ハードルが高いのは久高島だった。那覇の県庁南口から港まで路線バスで約1時間は見る必要がある。久高島に渡る方法はフェリーか高速船の二択だが朝は8:00発か9:30発かの二択になる。

ホテルの朝食は6:30からなので食べてから行くなら9:30の高速船が現実的だ。ホテルの朝食は沖縄料理のビュッフェスタイルでぜひ食べたかったので、6:30から食べて高速船に乗れる時間を検討した。

しかし今度は路線バスにちょうどよいバスがない。とはいえ交通渋滞などもあるので少し早めにつく分には良いと考え、7:33県庁南口発で8:30頃に安座間港(あざまサンサンビーチ)に着く338系統斎場御嶽線を見つけた。

朝食を50分くらいで食べ終えてすぐにバス停に向かえば間に合いそうだ。国際通りあたりから朝向かうには、この338系統しか選択肢はないと思った(土日なら8:02発)。久高島に渡れずとも338系統なら斎場御嶽まで行けるので両面待ちの構えだ。天気も良かったので「久高島に渡る」という第一候補地目指して出発した。

●久高島でサイクリング

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338系統のバスは順調に進み、定刻通りあざまサンサンビーチ入口の停留所についた。千円札をさっそく両替。降りたのは我々だけ。といっても乗客も少なかったが。フェリー乗り場まで歩いていった。建物の前まで来ると11年前にここで引き返した記憶が蘇った。あの時と同じく野良猫がこちらを見ていた。

待合室に入ると涼しい。9:30の高速船チケットを往復で購入した。このとき時刻表と久高島の簡単な地図が描かれた紙をもらった。トイレにいったり開いたばかりの売店を見たりして過ごした。高速船運行時間が近づくとタクシーなどでやってくる他の観光客も増えてきたので、少し早めに船に乗った。

高速船のなかは冷房の効いた室内と扇風機だけの部屋と海風に吹かれるデッキとあったが、冷房の部屋に座った。涼しくて揺れも少ないが高速船だけあって波しぶきが大きく、窓からはほとんど何も見えなくなる。それはそれで迫力もあるが。

久高島の徳仁港に着いたらまずはレンタサイクルを借りるため船待合所売店へ。最近は電動キックボードを貸し出す業者も多い。これは他の観光地も同じだった。普通の自転車、電動アシスト自転車、電動キックボードなど選択肢は増えている。我々は普通の自転車を借りた。時間はどのくらいかかるかわからなかったが、戻りの高速船は2時間後、フェリーなら4時間後なのでとりあえず3時間コースにした。年季の入った自転車だった。

高速船のチケット売り場でもらった地図をもって走り出す。高低差はあまりないので電動アシストは不要だった。まずはイシキ浜方面へ走り最初のピザ浜で海岸に降りてみた。台風5号の影響もあるのか風は強かったが最初に見る久高島の海岸はとても気持ち良かった。他にも自転車で女性2名がいた。車もやってきたので先に進んだ。

自転車コースは島の東側から巡りカベール岬まで行って島の真ん中の道を戻るか、時間があれば西側の海岸や史跡を見て回るかになるとネット情報を得ていたが、イシキ浜を見た後に、ジグザグにカベール岬まで行ってみたくなり(前を行く自転車女子とずっと一緒というのもなんとなくオリジナリティがないようにも感じて)、左折してヤグルカーに向ってみた。

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西海岸のヤグルカーからの景色は東海岸と海の色が違った。これぞ目指していた南国景色だった。自転車と電動キックボードを借りて男女で乗り換えながら巡っていたカップルがいた。思わず「すごくきれいな景色ですね~」と声をかけてみた。そしたら男性のほうが「ほんとにそうですね~」と答えてくれて、この先は行き止まりだけど景色は素晴らしいという情報をくれた。

都会の日常で他人に話しかけることなどまずない私だが旅先では人格が変わる(笑)。いや、本来の自分に戻るのだ。基本的に声掛けする人になっている。一期一会はそこからしか生まれないから。

ヤグルカーからロマンスロードを通り、一路カベール岬へ。最後の直線はTHE島の道なのだが、日差しが強く疲れた。

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カベール岬(ハビャーン)は琉球開闢(かいびゃく)の祖アマミキヨが降臨した聖地とされる。どのコースから来てもここを目指すのが久高島観光なので観光客は多かった(といっても20名もいなかったが)。自動車でも来れる。突端で祈っている女性もいた。神聖な気持ちになる聖地なのだ。

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この時点で11:00過ぎだった。12:00の高速船で戻るか14:00まで残るかだが、12:00に港まで戻れそうな感覚があったので12:00の高速船で戻り、そこから斎場御嶽を目指すことにした。3時間コースを2時間で切り上げるわけだが、3時間コースにしていた分、余裕を持ってヤグルカーのほうへジグザグ走行できたわけで急ぎ足でもなかった。ここからさらに2時間後のフェリーまで残るより、久高島と二者択一で行けないかと思われた斎場御嶽を目指しセットで観光したいという欲も出てきたのだった。

カベール岬からの戻りは東海岸を通った。大きなガジュマルの樹のベンチ前を抜け、イシキ浜を通り、途中から右折したりしながら通っていない道を探りつつ船待合所売店へ向かった。

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その道すがら、茂みの中から下手な尺八のような音が聞こえてきて思わず自転車を止め動画モードで茂みを撮影(youtube)していた。動画を撮るためでなくその音を記録するためだった。その音はチュウダイズアカアオバトの鳴き声に違いなかった。

2013年に石垣島を旅行したのだが、そのときに録音したリュウキュウアカショウビンの声に紛れてたまたま録れていたのがチュウダイズアカアオバトの声だった。そのあまりにも特徴的な鳴き声を忘れたことはなかった。まさか久高島の真昼間に聞けるとは思っていなかった。飛行機の音が近づき鳴き声がすぐに止まってしまったのは残念だった。しかしこの一瞬の遭遇は琉球の神様の粋な計らいだったように思えた。

自転車を返して港に着くと帰りの高速船は既に停泊していた。暑かったが帰りは冷房室ではなく扇風機のある席に座って戻った。たった2時間の久高島だったが11年越しの訪問に満足していた。妻も初の離島(?)が久高島で満足していたようだった。

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