電動アシス自転車をレンタルして美らテラスから古宇利島へ向けて出発。とりあえず誰もが目指すのは島の奥にある映えポイントのハートロック。松田聖子の名作アルバム「ユートピア」の中にあるB面1曲目「ハートをRock❤」(youtube)を歌いながら走るのだ(心の中で)。
電動アシスト自転車でハートロックあたりについたのは30分後くらいだった。私の自転車の電池はこの時点でほぼゼロになった。妻の自転車は70%以上残っていた。
なかなかの混雑だった。みんなハートロックを目指してくるわけだし自動車で来ればすぐなので駐車場も混んでいた。駐車場に自転車を止めて駐車料金を入れた。自転車も駐車料金が必要なのかはわからなかったがいちおう止めさせてもらうんで。日差しでサドルが熱くなるため日陰に置きたかったが完全には隠れなかった。2本の予備電池もカゴに入れっぱなしというわけにもいかずエコバッグに入れて持って歩いた。
ハートロックは駐車場から少し歩いて降りていく。景色は美しくハートロックもなるほどと思ったが、とにかく暑かった。泳ぐわけでもなく、映えポイントGETという感覚で写真を撮って戻った。駐車場からハートロックへの道も一本道だがちょっとわかりにくいようで、すれ違う家族に「ハートロックはこの先ですか」と聞かれたりもした。
駐車場にもどって自転車の電池を交換した。30分程度の行程で1本切れてしまったので交換した電池がこの後の行程でもつのかどうか若干不安になった。妻のほうはまったく問題ないので交換せずに島の反対側に出発した。
島の反対側は下り坂なので電動アシストは使わず子どものように風を受けて走った。景色も天気も良く気持ちがいい。古宇利オーシャンタワーまで一気に走った。オーシャンタワーは料金1000円とちょっとお高めだった。もう相当美しい景色は堪能しているので入らずに先に進んだ。
途中のおしゃれなカフェで冷たいものでも飲もうかと寄ってみたが、ランチ営業の時間帯でカフェだけの利用は出来ないとのことだったのであきらめて、古宇利大橋の手前にある古宇利島の駅ソラハシに寄ってみた。土産物屋やテナントが入っていてちょっとした軽食を食べるフードコートがあった。
このフードコートでOice Cafeのドラゴントロピカルスムージーを飲んだ。マジで美味かった!南国にキターっ!という感覚を味わえた。100%求めていた飲み物に出会えたね。
古宇利島を電動アシスト自転車で一周し、この時点で14:00を回ったあたりだった。出発してから約二時間だ。戻りは大橋を渡る前に美らテラスに電話連絡してこれから橋を渡って戻ることを告げることになっていた。おそらくその連絡が来たら美らテラスのおじさんは店に戻ってくるんだろう。
フードコートを出てから電話して橋を戻って行った。途中で妻は橋の近くにウミガメを目撃したらしい。先を電動アシスト自転車で突っ走る私を呼んだがまったく聞こえなかった。私を呼んでいるうちにウミガメもいなくなり写真も撮れず…。残念。
●運天原バス停まで歩く
美らテラスに自転車を返して、そこからどうするかを考えた。タクシーで来たわけでタクシーで帰るという選択肢が正解だが、そこは路線バスの旅をしている我々だ。一番近いバス停を検索したところ琉球バスの運天原バス停があった。徒歩17分だ。ただし次は16:25で、それを逃すと次は18:30までバスがない。中途半端な時間だった。
しかしとりあえず歩き始めた。歩き始めた途端に雨が降り始めた。この雨はクールダウンできて良かった。折り畳み傘は常に持ち歩いていたのでそれを差して歩いていたらすぐにやんだ。途中に養殖くるまえびを食べられるところがあったのでそこに寄ってみたが、自動車の客でいっぱい。徒歩で来る客などいないようで呼ばれるまで車で待機するような店だった。「30分待ち」と言われてバスに間に合わないのでそのまま立ち去った。忙しいからかぶっきらぼうな店だった。
その後、ちょっと歩くとカフェがあったのだが、往復する時間とカフェでゆっくりする時間を考えると若干リスキーだったので寄らずにバス停を目指した。運天原バス停は運天原共同売店の裏だった。そこは陽射しが強かったので、売店の日陰のイスに座った。15:00をすぎたばかりだったので、ここで90分程度バスを待った。
90分あればカフェを往復出来た可能性もあったが、いかにも田舎の人っ子ひとり通らない午後のバス停で夫婦そろって延々バスを待つというシチュエーションは、なんだか自主製作映画のワンシーンのようで嫌いではない(妻はカフェのほうが好きだったとは思うが…)。ここで塩分チャージタブレットなどを食べながらバスを待った。
こういうときに重要なのは飲み物だ。夏の旅行はとにかく喉が渇く。日本の場合はどこに行っても自動販売機があって助かるが、それでも見つからない場所はあるので、見つけたときには水かお茶を補充しておく。そこで重宝するのは保冷バッグだ。いつも2Lレベルの小さい保冷バックを持っていく。500mlペットボトルなら2~3本入る。これに入れたままリュックにも収まる。必携だと思う。
バスは時刻表通りにやってきた。売店の日陰に座っていたら素通りされそうな勢いだった。そのバスに乗り名護バスターミナルまで戻った。途中のバス停がどれもやんばるっぽい地名で興味深かった。
このバスで名護市役所前に降りて夕食という選択肢もあるかと思ったが、高校が夏休みでバスのルートが変更になっているようで名護市役所前に止まるルートでなく、気づいたら名護バスターミナルについていた。後から考えると途中に名護十字路というバス停があったので、そのあたりで降りれば繁華街だったが、このときはまったくわからずバスターミナルまでついてしまった。
ホテルのまわりに居酒屋などはあったが、この日は隣のコンビニで沖縄限定と書かれたおにぎりやソーメンチャンプルー弁当などを買い込み部屋で食べた。ゆがふいんおきなわの部屋は広いが電灯が間接照明だけで蛍光灯がなかった。外国人にはそれが良いのだろうがちょっと暗くて部屋食には難儀だった。
とりあえず名護初日に古宇利島に渡れたのはラッキーだった。この調子で翌日も天気に悩まされず済めばいいがと考えながら寝た。翌日は美ら海水族館へ行く予定だ。
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