2022年のこと
2022年末のことしの漢字を書き終えて、ようやく備忘録に取りかかれる。2021年末は12月30日に書いていたので、その翌日から。大晦日はコンラッド東京のアフタヌーンティへ。前にフレンチのコラージュさんには食事に行ったことがあったけどアフタヌーンティは初めて。沈みゆく2021年末の夕陽を眺めていました。
年が明けて1月には日比谷OKUROJIにあるエイトベースへ。我々夫婦とK氏O嬢の四人でVリーグを見に行く予定だったけれどコロナ禍で試合が中止になり急遽飲み会となりました。如空という地酒が美味しかった。
二酸化炭素濃度を測るメーターも購入。飲食店では800前後が正常レベルというけれど、閉め切っているとすぐに1200レベルを超えます。でも5分も窓を開けておくだけで700くらいまではすぐに減少します。これを肌感覚で知れたことは良かったな。1月には財布も新調しました。
2月にはメインのテレビを買い替え。置き場の寸法を測って行きSONYのブラビアを購入。画面の明るさが断トツに良かったのとテレビ台に置く脚の位置も決め手でした。良い買い物でした。最近のテレビは完全に通信機器なのでwifi必須ですが、wifi機器が増えすぎてテレワークをするには同時使用機器を考えてやらなければならなくなりました。ブラビアコアクーポンも期限までに使わなければ。妻は2月にアメリカン・コッカースパニエル風のパーマをかけました。
中銀カプセルタワーが50年目の今年取り壊されると聞き、一目見ておこうと出かけました。黒川紀章のメタボリック建築の傑作です。この後、北浦和まで足を延ばし、そこにあるカプセルのモデルルームも鑑賞しました。
この時は見学者はほとんどいなかったのですが、4月に再度訪問したときには写真撮影に来ている見学者が結構いらっしゃいました。年末にはもう更地になっています。一等地ですからこの後どんな建物が立つのかな。
3月には箱根へ。正月に何気なくネット予約サイトを見ていたら、いつも取れない保養所が空室になっていたので思わず予約し勢いで行きました。毎回箱根で巡るルートは決まっていてポーラ美術館ともうひとつくらい美術館(今回は岡田美術館)を巡り、海賊船やロープウェイで移動して餃子センターで餃子を食べるというのが基本です。しかし今回は富士屋ホテルあたりを散策してカフェ・ド・モトナミさんでかき氷などを食しました。また、宮ノ下あたりに行くならと松本清張の『蒼い描点』の舞台のあたりを散策しました。坂道で結構大変でした。
5月4日には森の美術館へ。亀山裕昭さん初の個展で在館されている日だったのでご挨拶くらいは出来るかもと行ったのですが、信じられないくらい充実した日になりました。そのときの様子はブログにも書きました。亀山裕昭さんの作品は今後もずっと注目していきたいですね。
5月11日に上島竜兵さんが亡くなりました。ダチョウ倶楽部についてはひとくちメモでも何度か書いてます。竜兵上島のオチのない話とか竜兵会の書籍とか。太陽さまと呼ばれた明るいキャラクターだったのでその死は衝撃のひとことでした。5月には松山千春さんのコンサートにも行きました。正直、声は出ずらくなっていたチー様ですが、そのしゃべりは健在です。
5月28日にはガレリア表参道原宿店へ月乃カエルさんの個展を鑑賞に行き、Ammonaite Blue に一目ぼれしました。売約済みだったのですが、お店の方から直接カエルさんにその場で電話してもらい作っていただけることに。感謝感激です。月乃カエルさんの作品もアジア中心に人気が出そうですし、これからも注目したいと思います。
このあたりまでは昨年の夫婦アルバムには収録済みなので、ここからが備忘録の本番です。長かった(笑)。
●2022年後半
7月に月乃カエルさんの Ammonaite Blue 2022 が届き飾りました。うちの壁は結構多くの美術品が飾ってあり空間が少ないのですが、今回は小品なので毎日目につくところに飾れました。
7月29日は岩手県盛岡市の山下達郎ライブに行く予定でしたが、10日前に山下達郎さんのコロナ感染が公表され中止になりました。当時の隔離期間は10日間だったのでライブが中止になるかどうかギリギリの日程でしたが2日前に中止が発表されました。しかし新幹線のチケットも宿も取っていたので妻と相談し旅行と割り切っていくことにしました。そして江口寿史「彼女」展を鑑賞できたのでした。迷わず行けよ行けばわかるさの精神で正解でしたね。
翌日は平泉まで南下して金色堂を鑑賞しました。妻は初めてでした。私は震災の年(2011年)の9月に被災地を回った後に訪れて今後の復興を祈ったことがありました。今回は純粋に観光で訪問し、川瀬巴水の絶筆版画「中尊寺金色堂」になりきり写真を撮ったりしました。
8月はJALのマイルを消化する必要もあったので宮崎県まで飛行機で飛び高千穂峡に行きました。そこからバスで博多へ行き、久しぶりに山口県の実家にも寄れました。この旅行記は(1)から(12)まで詳細に書きました。8月はほぼこれだけしか書いてませんが…。
9月17日には静岡の妻の実家に帰省しました。その帰りに今年2度目の箱根泊。ポーラ美術館では開館20周年記念のピカソ展「青の時代を超えて」を鑑賞しました。22日には曼殊沙華の群生地で有名な巾着田に行きました。私が2009年にスーパーカブで遠征(?)した懐かしい場所です。妻はもちろん初めてです。そこから途中で雨に打たれつつ高麗神社まで歩きお参りしました。
10月1日(土)妻は友人たちとラグビー日本代表のオーストラリア戦を観戦に。私はテレビ観戦しながら自宅で弾き語りしまくり。でもこの日、アントニオ猪木さんが永眠されました。闘病生活までも映像で残し偉大な昭和のプロレスラーが旅立たれました。猪木さんの「道」は何度も暗唱しました。ひとくちメモでも「1976年のアントニオ猪木」「アントニオ猪木はトランスナショナルの体現者」でリスペクトしています。
10月8日(土)には江の島と茅ヶ崎へ。私は茅ヶ崎で暮らしたことがありますが江の島上陸は初めてでした。とても気持ちがいい島でまた行きたいです。茅ヶ崎では「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」を鑑賞。こちらが本命でした。箱根で川瀬巴水の「あけび橋の月」を見て新版画に興味を持ち、その創始者の渡邊庄三郎のことも知りました。そのときのことも2016年にひとくちメモで書きました。その流れでどうしても見ておきたかった美術展でした。素晴らしかったです。
10月15日(土)妻は友人たちと仙台旅行へ。ショーパブなどにも行ったようで、めっちゃ羽を伸ばして帰ってきました(笑)。その間、私は南沙織が歌う筒美京平作品を大音響で聴いたり、複素数平面について考えたり、スタンリートゥリッチの映画が見たくなり「スーパーノヴァ」をアマゾンプライムで鑑賞したりしてました。
11月に入りちょっと多摩方面に散歩しようと立川のグリーンスプリングスというショッピングモールに北欧展を覗きに行き、その後は国立の古民家カフェとして知られているカフェおきもとでフレンチトーストをいただきました。線路沿いを歩いて行ったのですが、店の周りだけがいきなり森のように風景が変わり、その静かな雰囲気がとてもリラックスできる空間でした。ただ人気店なので予約していく方がよさそうです。
11月16日(水)は王子にある北とぴあでナカハチ・オンタイム#36というお笑いライブへ。東京ボーイズが主催のライブでゲストにナイツ、細野晴臣、神田伯山、ねずっちという豪華な布陣でした。細野さん目当てで行ったのですが、神田伯山の講談には引き込まれてしまいました。これはチケットが取れないのもうなずけます。ぜひ単独ライブも見てみたいと思いました。
11月26日(土)には戸田駅前のスープカレーシーエスでスープカレーを食べ、まめしばコーヒーで一息ついた後、池袋へ。池袋は久しぶりでした。そこで妻がローズバッドのVEGANCODEという異素材ミックスジャケットコートを購入。色をみた瞬間に二人ともビビビッと来たのです。妻はどうやら異素材ミックス系の服が好きそうなのです。私もミクストメディア作品が好きだから、そういうとこの趣味が合うのかもしれないです。
妻のコートはこれ以外にオランダのコートブランドspoom.が今年20周年で出したハーフコートを通販で購入しました。セレクトショップで観てこれも二人とも気に入っていたのですが店舗展開しているサイズは1サイズだけだったので、店舗で確認した後にサイズ違いを通販で注文しました。JALともコラボしているブランドでした。
12月もいろいろイベントが多い年でした。12/9(金)は二人で休暇を取り銀座トトキで自然派フレンチのランチ。こちらの十時亨シェフは今年の料理マスターズ倶楽部でシルバー賞を受賞されたシェフ。ちなみにゴールド賞は2020年に宿泊した箱根のオーベルジュ・オー・ミラドーの勝俣登シェフでした。そんな縁も感じて食べに行ってみようと思った次第です。野菜が美味しかったなー。
その後、昨年末にアフタヌーンティを食べに行ったコンラッド東京を再訪。今回は宿泊で。この日しか予約できなかったからこの日休暇を取ったというのが真相ではあるけれど…。某ポイントを利用しての宿泊でした。エグゼクティブスィートルームにアップグレードが数千円で出来た(通常は2万円程度)のでアップグレードしました。通常なら二人でこの時期25万円程度の部屋にポイント+数千円で泊まれたのでラッキーでした。
夕食は隣のパークホテル東京にあるアートカラーズダイニングで。このホテルは全体が吹き抜けで美術館のような造りになっており現代美術作品を鑑賞できます(購入も可能)。その後、プリンス芝公園まで散歩してルイヴィトンが草間彌生さんとコラボしているオブジェを鑑賞しました。草間彌生さんの黄色い南瓜は、今年の夏旅の福岡市美術館や2019年の直島でも鑑賞していてご縁があるのでよい思い出になりました。
翌朝のコンラッド東京の朝食ビュッフェは納得の実力です。10:30まで食べられるのもありがたいですね。チェックアウトは11:00で、せっかくなのでエグゼクティブラウンジで無料のジュースを飲みながらチェックアウトしてみました。
その後、六本木ヒルズへ向かい、13:00から予約していたユーミンミュージアムへ。この展示は松任谷由実のキャリアを振り返りつつ、ステージ衣装や楽譜や歌詞の生原稿、美大生時代の絵画などを鑑賞できます。2019年に行った細野晴臣さんの「細野観光」と同じ場所でした。
そこから国立新美術館まで歩き「躍動する現代作家展」へ。コンラッド東京に向かう道すがら、銀座にある画廊「美の起原」の近くで月乃カエルさんとすれ違いました。妻が気づいたのですがすでに通り過ぎた後で確証が持てず声をかけなかったけれど、それをツイッターに書いてみたところ月乃カエルさんから「ワタシですたぶん」との書き込みが!また機会があればご挨拶したいです。
12月11日には坂本龍一さんの配信コンサートを自宅で視聴。闘病生活でライブ一本を通しで行う体力がないとのことで、NHKのスタジオで1曲1曲渾身の演奏を録画してモノクロ映画のような作品に仕上げられていました。この美意識はサカモト教授らしかったです。その後、来年の新譜「12」の全曲先行配信もありました。スケッチのようにつくられた楽曲群にいまの教授の心境が表れているように思えました。昼と夕方の2回視聴しました。
12月20日(火)、昔のバンド仲間から新宿御苑にあるオンリーイエスタディというフォーク酒場での忘年会的な歌会に誘われました。今年4月にも誘われていましたがそのときは忙しくて断っていたので今回は参加しました。主催は編プロのTさんと某出版社のM氏。M氏とも知り合いだったので緊張することもなく何年振りかのフォーク酒場を楽しめました。二次会では中島みゆきを歌いまくり。
12月25日(日)には朝から穴八幡宮へ。こちらも毎年恒例になった一陽来復御守をいただきに。2019年は冬至の日に行って3時間近く並んだけれど今年は20分もかからずお参りできました。コロナのせいなのか日付のせいなのかわかりませんがこんなに違うものかと思いました。その後、ニューオータニまでこれも恒例となりつつあるバーゲンセール。私の出る幕はなく荷物持ちに徹します。昼食は赤坂サカスまで行きましたが行列店か食指が動かない店かしかなくグーグルマップを開いたところ、前に行った永田町のハンバーガー店オーセンティックまで歩いて8分で着くことがわかりそこにしました。ここのベーコンチーズバーガーは食べやすいし美味しい。
というわけで結構旅行もしたりコンサートに行ったりイベントは多かった気がします。山下達郎ライブは来年2月16日(木)に延期されました。平日の盛岡まではさすがに行けないかとキャンセルするためにチケットをダウンロードしたら前から5列目という信じられない席で置かれた状況が変わりました。キャンセルせずなんとかやりくりすることに。今度は流れませんようにと祈りながら、夏とおなじ盛岡のホテルを予約した年末です。
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