野州地鶏旨汁そばと宇都宮スタバ
竜頭の滝から中禅寺湖温泉のバス停まで戻ったところでいったん下車し、バス停の向かい側にあるみやま堂で、けっこう饅頭、最中、栗羊羹を購入した。昼食も中禅寺湖で食べても良かったが、軽めでいいということで、じゃあ日光まで戻って蕎麦屋に行こうということになり、バス停に戻った。
バス停で買ったばかりのけっこう饅頭を食べながら座っていると、白タクのオッサンが声をかけてきた。バスと同じ料金で乗せられるという。だが私が「フリーパスなんで」と言うと「あーフリーパス持ってんのー」とすぐにあきらめて、また別の客を探して声をかけ始めた。白タクはフリーパスには太刀打ちできないのであった。
その後、様子を見ていたら、おばさんと交渉成立したようで連れていきつつ、別の男にも声をかけ相乗りをゲットしていた。白タクで日銭を稼ぐには相乗りは有効だろう。私も学生時代にイタリアまで安航空券で行ったとき、夜中について公共交通機関がほとんどない時間帯に白タクに捕まった経験がある。格安航空券で行って白タクに乗るなんてと思ったが、そのときは他に足がなかった。そんなことを思い出した出来事だった。
復路のバスが来て乗り込み、そこから40分くらいで東武日光駅へ。ここで昼食の蕎麦屋を探して、見つけたのは、野州地鶏旨汁そばのむつみ庵だった。駅からは歩いて10分程度だと思うが、すでに14:00になり太陽も出て暑く、また右足が右足が痛くて杖をつきながらだったので、限りなく遠く感じた。
しかし行って良かった。おすすめメニューの野州地鶏旨汁そばセットを食べたが、このつけ汁の鶏汁は実に美味かった。そばつゆという感覚ではなく、温そばの汁という感じだった。また、ゆば小鉢や舞茸めし、舞茸天ぷらなど地元食材が堪能できた。昨日の中禅寺金谷ホテルのスペシャルディナーも栃木食材オンパレードコースだったので、来てよかったという思いを強くした。地元のものをいただくのが一番だ。
食べ終わって、駅に戻る道すがらドラッグストアがあったので立ち寄り、6時間持続する冷感シートを買って右足くるぶしの下に貼った。これでかなり楽になった。ここで帰りの電車をスマホ検索すると、あまりいい時間がない。特急も16時台までない。そこで、東武日光駅ではなく、JR日光駅から宇都宮経由で帰ることにした。
●宇都宮スタバで栃木フラペチーノ
むつみ庵からはJR日光駅のほうがずいぶん近かった。バスで来るときもJR日光駅前で降りればよかったと話しながら、JR日光駅へ。JR日光線の駅は皇室御用達のためなのか、貴賓室がバーンとあって、観光客がその「貴賓室」という看板を見たり写真を撮ったりしていた。
電車はすぐに乗れた。普通列車だが終点から終点までなのでゆっくり出来た。宇都宮駅ビルにスタバがあるのも調査済み。妻はいまご当地フラペチーノに凝っていて朝から茨城のスタバまで行ったりしていたので、宇都宮乗り換えにテンションアップしていた。スタバ(というかファストフード全般)にはとんと縁のない私は、もう乗っかるしかない。
宇都宮のスタバは大混雑だったが何とか席を確保し、妻にお任せで待った。その間、客層を観察していたのだが、なんだか首都圏より派手というかケバい人が多い気がした(偏見か?)。栃木フラペチーノはまぁ美味しかった。ちなみに8月に入って、これを書く5日前には埼玉フラペチーノを浦和のスタバで食べた。妻は埼玉限定の「多彩玉ストロベリー&シトラス・フラペチーノ」、私はスタバ夏の新作「パイナップル・フラチーノ」を。まぁ美味しかった。
こうして一泊二日ではあったが、疫病を逃れての疎開は楽しく終了した。この日、つまり7月31日(土)、東京都の新型コロナウィルス感染者数は公式発表で4058人だった。8月14日(土)現在は5094人だ。全国では昨日2万人を超えて今日は20151人。埼玉県だけでも本日1800人となった。
まだまだ疫病は収束する気配がなく、それどころかパンデミックはこれからではないかと思わせる状況にある。政府の対応がすべて裏目に見え、有効と思われる方策(大規模検査、大規模収容など)は一切行われない。私たちはワクチン接種をしていないが、不織布マスクと石鹸手洗い、アルコール消毒だけはやって生き延びている。むやみに都心には出かけないで、たまに疎開する日常を続けるしかない。
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