千葉県へショートトリップ~まずはうな重で腹ごしらえ~
緊急事態宣言のなか開催された東京オリンピックも8月8日に閉幕したようだ。7月30日には首都圏を離れてプチ疎開をしたのだが、8月15~16日には前から決めていた千葉県に旅行した。
緊急事態宣言は8月2日から8月31日まで延期された(さらに9月中旬まで再延期を政府が検討中)。しかし旅行は予約済みだった。緊急事態宣言をうけて、キャンセルは二日前まで無料で出来ることになったので、ギリギリまで迷った。新型コロナよりも天候のほうが懸念材料だった。しかし結局出掛けてみることにした。
西日本はもはや毎年のように豪雨災害に襲われているが、今年は日本列島をスッポリ覆うように雨雲が停滞したり湧いて来たりして、連日雨が降っている。天気予報が雨だといっても降られないことが多かった私たちだったが、今回は結局ずっと雨の中だった。
前日も雨だったがユニクロへ行き、レインウェアにもなるブロックテックパーカーを購入。メンズしかなかったが、妻も少し小さめの同じ商品を買った。これで多少の雨なら問題なし。また、リュック(45L)用のカバーも、私はsea to summitのコーデュラパックカバーを持っていたが、妻は持っていないので応急処置にはなったがダイソーで自転車カゴ用のカバー(30Lくらい)を購入し代用した。帰ってみれば、レインウェアとレインカバーは必須だったと胸を撫で下ろした。
●成田山新勝寺表参道の川豊本店でうな重
最終的な目的地は、妻がネット広告で見つけた内房のリゾートホテルゆうみ(鋸南町)だった。場所は鋸山の近くだった。鋸山はカメラっ娘純情Eちゃんの地元に近い観光地で一度行きたいと思っていたので覚えていた。晴れたら鋸山ロープウェイに乗って鋸山で地獄のぞきをしたいと思った。
Eちゃんもすでに結婚している(月日が経つのは早い!)が、今回鋸山というキーワードが出てきたので、Eちゃんの夫氏に鋸山には行ったか聞いてみたら、詳細なデートコースを教えてくれた(笑)。しかし今回は梅雨のような雨の日だったので鋸山は早々にあきらめた。残念!
メインエベントの鋸山が消えたところで、私が考えたのは成田山とうな重だ。浦和にも小島屋という鰻の名店があるが、まだ妻と行ったことはなかった(いつ連れてってくれるのかは常に聞かれているがっ)。成田山新勝寺の表参道にも、鰻の名店川豊本店がある。雨の中出掛けるモチベーションに鰻は最適だ。また、私も妻も成田山新勝寺には行ったことがなかった。
成田山新勝寺の初詣は、テレビでその人出を見ているだけで二人ともアップアップだったので、閑散期のいま行くのは良いアイデアに思えた。疫病退散を祈願しに行ってみようと、まずは行先を成田市にした。
人身事故の多い日だった。また豪雨によって何本も電車が止まったり遅延していた。我々の道程も、途中常磐線が若干遅れたが、成田駅には10:00過ぎに着いた。朝食を抜いて万全の構えで川豊本店を目指した。雨は徐々に強くなっていた。
川豊本店には10:30前につき、すぐに入れた。掘りごたつの席にした。この日はまだ右足の痛みは出ていなかったが、ここで履物を脱ぐことになり細心の注意を要した。上うな重とキモ吸いを2つずつ注文。7200円だった。
出てきたうな重には「小ぶりの鰻だったので、すき間に少し多めに盛り付けました。」と、ことわり書きがついていた。個体差があるのは当然なのだが、怒り出す客もいたのかもしれない。こういう気遣いは商売人らしいところだ。日本政府にもこんな気配りが必要な気がした。
上うな重は鰻1匹が乗っている。特上だと1.5匹になるそうだ。時間的にブランチという感じだったので、これくらいのサイズで十分だった。
昔、都内某所(国分寺市)で、オヤジが威張り散らす鰻屋に入ったことがある。車を止めると「曲がっている」から始まって、途中でメディアの地元取材が入ったら客はそっちのけ。そこのうな重は8000円からだったが、ほんとにやせ細った鰻だった。それ以来(25年くらいか?)、私も鰻屋にはあまりいい感情をもっていなかったのだが、そんなトラウマを払拭してくれた川豊本店のうな重だった。
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