湯元温泉バス停から湯滝と竜頭の滝へ
7月31日(土)、中禅寺金谷ホテルを8:30にチェックアウト。フリーパスの終点、湯元温泉行はホテル前8:53発だと前日調べていた。これを逃すと次は9:38発なので、ピンポイントでこのバスに乗ろうと決めていた。右足が痛くなって杖をつくので8:30にチェックアウトし、また長い廊下を通ってバス停へ向かった。
天気は曇りだが、昨日よりは陽射しもあり、涼しく快適な朝だった。バスは少し遅れてきた。そこそこ車も多く、日光駅前からのバスなので、遅れたのかもしれない。観光バスのような路線バスだった。とりあえず座れてよかった。
9:15頃、湯元温泉(終点)到着。温泉郷だというので、いわゆる温泉街をイメージしていたが、バス停のまわりは、なんとなく運動公園のような風景。スキー場や登山口もあるので、その入り口なんだろうか。
湯の湖という湖があり、その周りに遊歩道が整備されている。一時間もあれば一周できるようなのだが、右足も痛いし今回は滝めぐりにしようと決めていたので、ここには長居せず湯滝を目指すことにした。
とりあえずバスの時間を確かめてから、名物のつるやの塩羊羹を買いに行った。この時間も営業中で助かった。塩羊羹を2つ購入した。このとき9:20過ぎくらい。乗ってきたバスの発車時刻は9:25なので、これに乗ろうとバス停に急いだ。杖をつきつき。
●湯滝まで散歩
湯滝入口までは近かった。そこでバスを下車して湯滝まで歩いた。ゆるやかな下り坂で足には少し堪えるが、森林の空気は気持ちがよかった。湯滝側からもハイキング出来るようで、自然好きにはとてもうれしい場所。
湯滝は華厳の滝よりも近くで鑑賞できる。滝のすぐ下でフライフィッシングをしているオッサンもいた。こんな光景を見るとすぐ『リバーランズスルーイット』が思い浮かぶわけだが、ブラッドピットではなく正名僕蔵さんに似たオッサンだった。
湯滝を見ていると太陽も出てきた。これだけ滝に近いとレーナルト効果によるマイナスイオンもきっと発生しているのだろう。人がいなっくなったらマスクも外して新鮮な空気を吸い込んだ。まさに疫病戦争から疎開して来た醍醐味だ。滝めぐりにして正解だった。
湯滝入口からのバスは10:25だったので、約40分程度の滞在時間でバス停に戻った。次に目指すのは、竜頭の滝だ。そこまでは若干バスでゆっくり出来て、足の回復にも助かった。
バス停で降りたら、バス停に貼ってある時刻表をスマホで撮影して戻る時間を逆算するのだが、ここまで、東武日光駅のインフォメーションでもらったチラシに載っているバスの運行表もずいぶん役に立った。主要なバス停しか掲載されていないが、おおよその時間配分と路線図もあるので効率的に回れている。
特に日光旅行には東武日光駅前インフォメーションでの情報収集は必須だ。フリーパスも購入は必須だが、どこまでのパスを買っていくかの計画は立てたい。今回は完全に元が取れたと思う。
●竜頭の滝から滝上まで登った(下れば楽だった)
竜頭の滝は二本の滝が竜のひげに見えるところから名づけられたとのこと。ちょうど緑の濃い時期でもあり、緑の葉が竜の鱗に見えた。なかなか美しい滝だった。
お土産屋やちょっとした飲食もできるが、まだ昼食には早いのでスルーして、滝の右横の遊歩道へ。遊歩道の手前にも祠があり、そこに吾唯足知のつくばいがあった。竜安寺ほどの風情はないが…。遊歩道からは滝を見ながら登っていくことができた。杖をつきながら登っていくと、一番上にはさっきバスで通った滝上バス停があった。こっちで降りて滝に沿って降りてくるというルートのほうが楽だったかもしれない…。とりあえず登り切ったので滝上バス停でバスを待ち、これに乗った。
これで、前日の華厳の滝、今朝の湯滝、そして竜頭の滝と3つの滝を巡った。もうひとつ、日光東照宮に戻る途中に浦見の滝があり、そこにも寄ろうかと思ったが、バス停からちょっと遠そうだったので右足の痛さもあって、今回はこの3つの滝で打ち止めとして日光駅に戻ることにした。
(つづく)
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