夏旅2019 二日目 TRAD な 夜
京都の朝。こんなド観光地のド真ん中にいるのに、先を急ぐ必要があり京都を後に出発。この夏旅では京都は通過点になることが多い。それではもったいないと京都観光を中心に据えた年もあったが、基本的には通過点だ。京都が嫌いなわけじゃない。ゴールが山口・九州だからどうしてもそうなる。
京都を出発し高速で一路出雲へ。途中、宝塚北SAでソフトクリームなぞ食べながら向かった。昼食をどうするか検討しているときに、S氏がまたたまごごはんの聖地かめっちに行こうと言い出した。M氏だけかめっちを体験していないからだという理由はもっともだが、M氏だけは我々ほどの大食漢ではないし、何もたまごごはんで腹いっぱいにする必要はない。竹野屋旅館で豪勢な夕食が待っているし、昼はそこそこでいいように思っていた。
しかし車は聖地へ向かっていた。何とか回避する方法はないかと思案しているときに、B1グランプリで優勝だか準優勝だかをした津山ホルモンうどんの名店が、津山ICとかめっちの間に存在するという情報が飛び込んできたのだった!ここでS氏がグラついた。チャンスだ!初見参の津山ホルモンうどんはこの機会を逃がしていいのだろうか?!ノックダウン!津山ホルモンうどんに昼飯が変更になった。そして橋野食堂で2玉食べた。
今回、出雲に行くことが決まって、私からは奥出雲で映画「砂の器」ロケ地巡りがしたいと希望していた。今年は松本清張生誕110年でもあり、平成最後の日に「砂の器」シネマコンサートを鑑賞していた。本当は妻と行きたかったが、行ってみるとどこも自動車なしで巡るのは相当な時間が必要だということだった。この旅で行けたのは良かった。
奥出雲は映画のロケ地で写真を撮るだけだから時間はかからない気がしていたが、京都から出雲に向かう前に寄るには時間がなさそうだった。特に19時までに竹野屋旅館に着かなければ夕食に間に合わないため、奥出雲は翌日にして竹野屋を目指した。車内BGMは竹野屋セントラルヒーティングだ!マニアだねぇ(笑)。18時前には到着した。この日、私は山下達郎の2017年のツアーTシャツを着ていた。黒地に達郎のシルエットのやつだ。こんな客がきっとたくさんいるんだろうな(笑)。
夕食より少し早く着いたので、宿の周りを散策することにした。竹野屋旅館は出雲大社の鳥居まで徒歩で2分かかるだろうか。とにかく真ん前にある。立地は最高だ。出雲大社は明日の午前中行くことにして、出雲駅方面に歩いた。駅横に映画「RAILWAYS」で使われたデハ二50型・52号車が展示されたりしていた。
夕食時間までにはまだ時間があるが、店は結構閉まっている。18時には多くの店が閉まるのは、他の観光地と同じ。観光地の朝は早いが夜は短い。特に出雲ほどの観光地になるとほとんどは宿で夕食を食べる観光客が多いからだろうか、外で食べるところは限られそうだった。夕方とはいえ暑いので宿に戻ることにしたが、E氏だけは別だ。ポケモンGo!の熱い戦いがあるようだった。もっともこの日は仲間が得られず成立しなかったという。夕食ギリギリに戻ってきた。
夕食の部屋に入るとすでに山下達郎の曲が流れていた。これには驚かない。想定内だ。竹内まりやの楽曲も織り交ぜながら、流されていてテンションがあがる。食事のBGMに流れない曲はなにかをしゃべりながら食べ始める。Bomberは無いだろうと言っていると流れて来た。こりゃなんでも合うねぇといった結論を出しつつ食べていると、食べ終わる前に全曲一周したようだった。S氏がその全曲のタイトルを最初からすべて暗記してしゃべりだしたのは想定外だった。どんだけマニアやねん。
料理も一品一品が上品で美味しかった。言葉よりもコラージュで。
竹野屋旅館では山下達郎&竹内まりやグッズもコーナーを設けて販売している。いくつか購入した。もちろん出雲土産も販売しているし、竹野屋オリジナル御朱印帳なども売っていた。御朱印帳は令和になって買ったばかりだったので私は買わなかったが、こうして御朱印帳が増えていく人もいると聞く。
部屋には書家が竹内まりやの詞を書いた作品なども飾ってある(部屋によって異なる)。若いスタッフもニコニコとした対応でとても好感が持てた。アルバムTRADのジャケットに使われた階段に座り同じポーズで写真を撮った(もちろんブログには載せない)。竹内まりやのルーツがここにあると思うと感慨深かった。
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