google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg NHKドラマ「逃げる女」の配役に魅せられた: ひとくちメモ

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2016/02/08

NHKドラマ「逃げる女」の配役に魅せられた

最近忙しくてドラマを見ている時間もあまりないのだが、たまたま「逃げる女」第5話を見て、いや正確にはたまたまスポット番宣を見て出演者のあまりの良さに録画予約したらすでに第5話目だったのだが、それを見て思わずオンデマンドで最初から見直したのだった。

鎌田敏夫オリジナル脚本の全6回ドラマだ。鎌田敏夫、さすが、としか言いようがない。映画を見てるような感覚で惹き込まれた。来週最終回だが間に合ってよかった。それも最終回のひとつ前の回を見て惹き込まれたというのも個人的にテンションが上がる。最終回のひとつ前が面白いドラマこそ名作だという持論を何度も書いてきたがここでもそれが当てはまった。

インモラルを描かせたらNHKドラマはめっちゃクオリティが高い。「八日目の蝉」でそのことに気づいたのだけど、こういう逃避モノがボクの好物なのかもしれない。“逃げる”という行為そのものに惹かれるのかも。ロードムービーのような疾走感もあり、サスペンスな要素もあり、道草感(ストーリーの主軸に対する横軸的展開)もテンコ盛り出来たりする。

キャスティングの素晴らしさ。まるでボクのために作ってくれたようなキャスティングでまったく隙がない。それぞれに思い出のドラマや映画がある。主演の水野美紀は「彼女たちの時代」が印象的だった。「恋人はスナイパー」もなにげに好きだった。ベテランの遠藤憲一はいま乗りに乗ってる俳優だけど、ボクにとってはやっぱ「湯けむりスナイパー」のエンケンだ。賀来賢人はわりと新しめで「Nのために」が名作ドラマだった。このドラマも実に配役が良かった。賀来賢人は善人も悪人も出来そうな雰囲気を持ってる。

あと、でんでん。実は番宣にでんでんが出てたから録画したってとこある。でんでんも「湯けむりスナイパー」が実に良かったけど、映画の「冷たい熱帯魚」は外せない。

第二話の原田美枝子も大好きな女優のひとり。「大地の子守歌」がブルーレイ化されるはずだったのに1/29の発売直前になぜか販売延期に…。中止でなく延期であることを祈りたい。原田美枝子さんの作品はたくさんあるけどボクにとってのドラマは「無邪気な関係」だ。あのカッコよさは憧れの女性(姐さん)像になった。

田畑智子もドラマにたくさん出ている。存在感のある女優だと思う。たとえば沢尻エリカの「ファースト・クラス」でもいい味出してた。あまり知られてなさそうだけど「おシャシャのシャン!」という単発ドラマも田畑智子らしいドラマだった。NHKドラマ特有の難しい役とか演じきれる技量を持ってる。息の長い役者を目指してほしい。

そしてこの「逃げる女」でもっとも光っているのが水野美紀とダブル主演といえる仲里依紗だ。正直なところ、これまでは名前を知ってるといったレベルだったけど、このドラマで見せるヤバい少女役はすごい。並みの若手女優じゃこれは出来ない。彼女は伸びる。いやすでに売れっ子なんだろうけど、もっとしっかりした物語にチャレンジできる女優だと思う。これからも内容のある作品に出てほしい。

これだけのキャスティングで鎌田敏夫のオリジナル脚本でがっつり作られた「逃げる女」に、やっぱりドラマを観なきゃアカンなと思った次第。オンデマンド様々!

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