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4 posts from February 2016

2016.02.16

ニフティの@homepageサービス終了

ついにこの日が来てしまった。@niftyのホームページサービスの@homepageが今年終了するとのメールが届いた。ほぼホームページという手法が過去のものになったということか。

ただ、2018年までは引っ越し先が準備されてるようなので、さっそく引っ越した。ひとくちメモのプロフィールも新しいリンク先に変更した。

新しいURLは、http://popn.cafe.coocan.jp/index2.htm です。

2006年から更新していないので、もう10年放置しているわけだけど、たまに過去の自分の言動を確認にいくことがある。

1999年のラーメン紀行とか、きっと今後も読み返すと思うんだな(笑)。

ホームページを作っていた頃って一番アグレッシブにいろんな事やっていた気がする。記事の背景にあった出来事とかいろんなことをスッと思い出せる。

Geoid onlineの雰囲気は当時からブログっぽくて、近未来を予見していた気がする(自画自賛 catface)。デザインは手作りで作っていたわけで、自由度や発想を形にする面白さはホームページのほうがあった気がする。確かに時間はかかるしパブリッシングも面倒だったけど、その非効率が面白かった。

最初はHTMLをゼロから覚えてワープロソフトの付録機能で手書きしていたわけだから、ほとんど「作る」という部分に主眼があったし、そのスキルを身に着けることが楽しかった。その後、Visual Cafe や マクロメディアのソフトに進化していった。

ブログになってからはシステムを覚える必要がなくなり、純粋に「書く」という部分に精力を傾けた。それはそれで面白かった。

いずれブログというメディアもまたホームページのように別のカタチに置き換わっていくのだろうか。どこかで全部やめてリアル社会だけの存在となり、寿命が来て死んでいくのだろうか。綺麗に清算できればいいけど。どこかでスッパリやめる宣言はしたいな。イベント好きなので(smile)。

そのうち、手入力もなくなってブログ的なメディアが口述筆記や意識だけで電気信号飛ばして表現できる時代が来るかもしれない。そうなったら死ぬ間際まで発信できそうだ。「あぁ、もう時間です。さようなら浮世のみなさん」といいながら自分の死を実況中継できる時代がくるかもな。

とりとめなく書いてしまったが、まだまだ死なないと思うので、これからもよろしく。

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2016.02.13

初日!ローカル路線バス乗り継ぎの旅 in 台湾 THE MOVIE

Movie_local_bus20160213スターウォーズに続いて今年2本目に観に行った映画は「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 in 台湾 THE MOVIE」だ!本日初日。一本目を見たいと思って朝から出かけた。どうせならローカル路線バスを乗り継いで映画館まで行こうかと、ひとり遊び的妄想がよぎったが、映画に間に合わなきゃシャレにならんと思いとどまり電車で出かけた。

1本目上映30分前だったがチケットはすんなり買えた。でも席は結構埋まっていた。初日の1本目なんてのは番組ファンが集まっていたに決まってる(笑)。同士とともに我々も台湾のバス旅に出かけるのだ、というテンションにはまったくならなかったが、大スクリーンで見るのはそこはかとなく嬉しい。

ある意味、究極のロードムービーだが、主人公が旅をする目的や意義は劇中には存在しない。出演依頼を受けたタレントが仕事としてやってるのはみんな知ってる。ドキュメンタリーでもない。TBSの「クレイジージャーニー」が映画になったらドキュメンタリーかもしれないが、こっちはタレント3人による単なる旅番組である。いや旅番組ですらないかもしれない。テレビ番組とまったく同じルールで移動するゲームのような旅だ。それをあえて映画館で見る。それがなぜか面白い。


面白さの源泉はやはり蛭子能収さん(68)だろう。蛭子能収論(coldsweats01)は第18弾のとこで書いたけど、もはやこのオッサンがなにかつぶやくだけで笑ってしまう。一日の終わりにホテルを見つけてホッと一息つくだけで笑える。民宿に泊まると聞いて涙が出てくるだけで笑える。まさに笑いあり涙あり!看板に偽りなしだ(?)。

太川陽介リーダーも初の海外では勝手が違う。しかし日本で身に着けた路線バス乗り継ぎスキルは活きていた。尋ね方ひとつで戻ってくる答えが違う。そのことを熟知する太川陽介リーダー。テレビ以上にあきらめない姿はまさに映画への責任感かもしれない。夕食時のジョッキ芸があまり見れなかったのは残念だが、台湾ビールのコップ飲みもなかなか見れない。身体にはこのほうがいい。

マドンナの三船美佳さんもいい人選だったと思う。英語もしゃべれて旅慣れてる。明るく弱音を吐かない。世界のミフネ話も嫌がらずにはさめて、映画化に求められたゴージャス感も持ち合わせる(smile)。蛭子さんの特技を引き出せたのはファインプレイ(笑)。この映画版では蛭子さんの知られざる特技も披露されたのだ。三船美佳さまさま。台風さまさま。ビニール傘さまさま。

台風といえば、この映画のロケには台風21号が直撃したのだった。路線バスが運休してしまうほどの台風。太川さんが読んでた新聞には22万人が避難という大見出し。台風一過で街を歩けば公園の木が倒れていたりする。マジで危険な台風だったことがわかる。CNNでもニュースになってた

屋外ロケの撮影に悪天候はつきものだが、この番組はそれでも撮影を強硬してしまう。3泊4日でゴールというルールはルールなのだ。そこはドキュメンタリータッチなのだ。しかしこの台風までもがサスペンスな雰囲気を生んで、この番組を映画っぽく仕上げることに貢献する。台風があったからこそ生まれたドラマがいくつもあった。番組の勢いとは恐ろしいものだ。台風まで味方にしてしまう。

いつもながら旅番組としての情報は少ないかと思いきや、そこは映画だ。いつもより余計にロケーションの説明を入れてあったような気がする。キートン山田さんの名調子がとても心地いい。ローカル路線バスだから普通は立ち寄らないような小さい街も紹介されて、そういうローカルなところがまた心地いい。情報といえば台湾のローカル路線バスが台風で明日運休になるかどうかは毎晩22時に発表されるのだ。覚えておこう(笑)。

個人的に映画のネタばれなんて気にしない私だが、この映画は達成できるか出来ないかのゲーム番組でもあるのでそこは伏せておきたい。最初で最後かもしれない映画化でまさかの「ゴールできず!」というのもないとはいえないのがこの番組だ。そのハラハラ感が最終日まで続く映画に仕上がってる。編集の巧みさもまたこれまでの経験が蓄積された結果かもしれない。

蛭子さんは1800円払って誰が見に来てくれるのかと言ってたが、映画館で見て損はない作品になってたと思う。ただ一度もこの番組を見たことがない人が最初に見てどうだろう?DVDでもBS再放送でもいいから、一回国内版を見てからのほうが、より楽しめるように思う。

この映画は台湾でも上映されるのだろうか。やってみてほしい。結構ウケるんじゃないだろうか。観客にはルール表を渡したりして。ついでに日本から3泊4日で行く同行程チャーターバス乗り継がない旅なんてツアー組んでくれないかな(happy02)。台風はなしで。

映画のエンディングテーマは由紀さおりさんの「人生という旅」だった。まぁお上品!どうしちゃったの(っていうのも変だけど)。でも映画っぽくて良かった。作曲は杉真理さん。おもえば今回この映画を観たMOVIXさいたまが入っているコクーンのオープニングイベントは杉真理さんの屋外ライブだった。2004年9月17日のことだ。それも実は観に行った。なんだかそういうローカルな感慨もついでに味わえた。

帰りくらいローカル路線バスで帰ろうかと迷いながら一駅歩いたが、電車の誘惑に負けて電車で帰宅…。いや、電車ってやっぱ速いわ(笑)。ローカル路線バスを乗り継ぐ旅なんてやはり銀幕のなかのファンタジーだと思ったね。ちなみにローカル路線バス乗り継ぎの旅ファンタジー論は第17弾のときに書いてる

なにはともあれ、「映画化おめでとう!」とファンの一人として祝辞のひとつも述べておきたい。映画化してもなにも変わらないこの旅をこれからも元気に見せてほしいものだ。


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2016.02.11

『親なるもの断崖』を『断崖~親愛なる者へ~』を聴きながら読了

週刊金曜日の1月15日号の書評は珍しく漫画を紹介していた。曽根富美子『親なるもの断崖』の新装版だ。宝島社の「このマンガがすごい!2016」の第9位で、電子書籍版もヒットして新装版が発売された。

このタイトルを見て中島みゆきファンならきっと「断崖~親愛なる者へ」を連想すると思う。もうタイトルだけで半分は惹き込まれてしまった。

更に舞台は北海道だ。明治末期から昭和初期の室蘭。日露戦争の頃から東洋一の兵器工場と言われ重工業で栄えた男の飯場。そこには当たり前のように遊郭があり、女衒に連れられて売られてくる少女たちがいた。

室蘭にある地球岬という断崖。地球岬をポロ・チケウといい、アイヌ語でポロ=親である・チケウ=断崖という意味らしい。ポロは大きいといった意味だが、そこにある大小の断崖の大きいほうを親、小さいほうを子に見立てて女衒が連れてきた娘にこう話す。ここから室蘭がお前の親だ。死にたくなったらこの断崖に来いと。

このとき連れられてきた娘は4人。松恵、お梅、武子、道子。この物語は彼女たちそれぞれの一代記といえる。世間の厳しさを凝縮したような幕西遊郭の只中にほうり込まれた壮絶な人生の物語。

長く生きながらえる者も短い生涯を終える者もいる。厳然と存在する世間の不条理やむき出しの本能。獣のように、いや獣以上に非情な人間社会。その営みと併存してもの言わぬ断崖がある。人々はその断崖を畏怖しつつ人生の岐路でその断崖の前に立つ。

読んでいる最中、中島みゆきの「断崖~親愛なる者へ」が何度も頭の中でBGMに流れてしまった。以前、この曲についてこんなことを書いていた。

断崖って聞くと断崖絶壁から身を投げるようなイメージが浮かぶ。でもこの断崖は決意表明を叫びに吹雪のなか出かけた場所なんだ。海に向かって、春の服を着て走り続ける決意をひとり叫んだんだ。叫ばなきゃいられなかったんだ。きっと。

断崖の前でその断崖の深い部分まで共鳴しようとする心は北海道人特有のものだろうか。北海道の断崖を観光でしか体験していない私には、その深層心理にまで共鳴することが正直難しい。中島みゆきの断崖も、曽根富美子の描く娘たちの断崖も、あらゆる感情を飲み込みあるいは抱きしめ、日常と非日常の境界に存在するかのようだ。

『親なるもの断崖』新装版は第1部と第2部の全2巻。第2部は、第1部で遊郭に売られて来た4人娘のなかのひとりが女郎として生き、壮絶な人生の果てに産み落とした道生という名の女の子の物語だ。そして昭和33年、売春防止法が完全施行されて幕西遊郭が消えるまでの物語でもある。

道生の目ぢからに圧倒される。第1部とは違う戦争の時代。強く生きようとする道生の愛おしさ。断崖と同じく、男の私にはどこまで登場する女性たちの心情に迫れたか分からないけれども、動乱の時代に息づいた女の系譜を中島みゆきのBGMとともに読み終えた充実感が残った。時代背景もうちの祖母、曾祖母の時代と重なる。7年前(2009年)の今日は祖母が亡くなった日。女系の家庭で育った私にはそういう部分での不思議な親近感もあった。

余談だが、これを読み終えたころには、似た境遇の映画『大地の子守歌』がブルーレイ化される予定だった。しかし発売直前にまさかの発売延期。素九鬼子原作、増村保造監督、そして原田美枝子主演。なんとかもう一度見たい映画だ。限定版でもいいから発売してほしい。オンデマンドでもいい。よろしくお願いします。

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2016.02.08

NHKドラマ「逃げる女」の配役に魅せられた

最近忙しくてドラマを見ている時間もあまりないのだが、たまたま「逃げる女」第5話を見て、いや正確にはたまたまスポット番宣を見て出演者のあまりの良さに録画予約したらすでに第5話目だったのだが、それを見て思わずオンデマンドで最初から見直したのだった。

鎌田敏夫オリジナル脚本の全6回ドラマだ。鎌田敏夫、さすが、としか言いようがない。映画を見てるような感覚で惹き込まれた。来週最終回だが間に合ってよかった。それも最終回のひとつ前の回を見て惹き込まれたというのも個人的にテンションが上がる。最終回のひとつ前が面白いドラマこそ名作だという持論を何度も書いてきたがここでもそれが当てはまった。

インモラルを描かせたらNHKドラマはめっちゃクオリティが高い。「八日目の蝉」でそのことに気づいたのだけど、こういう逃避モノがボクの好物なのかもしれない。“逃げる”という行為そのものに惹かれるのかも。ロードムービーのような疾走感もあり、サスペンスな要素もあり、道草感(ストーリーの主軸に対する横軸的展開)もテンコ盛り出来たりする。

キャスティングの素晴らしさ。まるでボクのために作ってくれたようなキャスティングでまったく隙がない。それぞれに思い出のドラマや映画がある。主演の水野美紀は「彼女たちの時代」が印象的だった。「恋人はスナイパー」もなにげに好きだった。ベテランの遠藤憲一はいま乗りに乗ってる俳優だけど、ボクにとってはやっぱ「湯けむりスナイパー」のエンケンだ。賀来賢人はわりと新しめで「Nのために」が名作ドラマだった。このドラマも実に配役が良かった。賀来賢人は善人も悪人も出来そうな雰囲気を持ってる。

あと、でんでん。実は番宣にでんでんが出てたから録画したってとこある。でんでんも「湯けむりスナイパー」が実に良かったけど、映画の「冷たい熱帯魚」は外せない。

第二話の原田美枝子も大好きな女優のひとり。「大地の子守歌」がブルーレイ化されるはずだったのに1/29の発売直前になぜか販売延期に…。中止でなく延期であることを祈りたい。原田美枝子さんの作品はたくさんあるけどボクにとってのドラマは「無邪気な関係」だ。あのカッコよさは憧れの女性(姐さん)像になった。

田畑智子もドラマにたくさん出ている。存在感のある女優だと思う。たとえば沢尻エリカの「ファースト・クラス」でもいい味出してた。あまり知られてなさそうだけど「おシャシャのシャン!」という単発ドラマも田畑智子らしいドラマだった。NHKドラマ特有の難しい役とか演じきれる技量を持ってる。息の長い役者を目指してほしい。

そしてこの「逃げる女」でもっとも光っているのが水野美紀とダブル主演といえる仲里依紗だ。正直なところ、これまでは名前を知ってるといったレベルだったけど、このドラマで見せるヤバい少女役はすごい。並みの若手女優じゃこれは出来ない。彼女は伸びる。いやすでに売れっ子なんだろうけど、もっとしっかりした物語にチャレンジできる女優だと思う。これからも内容のある作品に出てほしい。

これだけのキャスティングで鎌田敏夫のオリジナル脚本でがっつり作られた「逃げる女」に、やっぱりドラマを観なきゃアカンなと思った次第。オンデマンド様々!

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