« 『親なるもの断崖』を『断崖~親愛なる者へ~』を聴きながら読了 | Main | ニフティの@homepageサービス終了 »

2016.02.13

初日!ローカル路線バス乗り継ぎの旅 in 台湾 THE MOVIE

Movie_local_bus20160213スターウォーズに続いて今年2本目に観に行った映画は「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 in 台湾 THE MOVIE」だ!本日初日。一本目を見たいと思って朝から出かけた。どうせならローカル路線バスを乗り継いで映画館まで行こうかと、ひとり遊び的妄想がよぎったが、映画に間に合わなきゃシャレにならんと思いとどまり電車で出かけた。

1本目上映30分前だったがチケットはすんなり買えた。でも席は結構埋まっていた。初日の1本目なんてのは番組ファンが集まっていたに決まってる(笑)。同士とともに我々も台湾のバス旅に出かけるのだ、というテンションにはまったくならなかったが、大スクリーンで見るのはそこはかとなく嬉しい。

ある意味、究極のロードムービーだが、主人公が旅をする目的や意義は劇中には存在しない。出演依頼を受けたタレントが仕事としてやってるのはみんな知ってる。ドキュメンタリーでもない。TBSの「クレイジージャーニー」が映画になったらドキュメンタリーかもしれないが、こっちはタレント3人による単なる旅番組である。いや旅番組ですらないかもしれない。テレビ番組とまったく同じルールで移動するゲームのような旅だ。それをあえて映画館で見る。それがなぜか面白い。


面白さの源泉はやはり蛭子能収さん(68)だろう。蛭子能収論(coldsweats01)は第18弾のとこで書いたけど、もはやこのオッサンがなにかつぶやくだけで笑ってしまう。一日の終わりにホテルを見つけてホッと一息つくだけで笑える。民宿に泊まると聞いて涙が出てくるだけで笑える。まさに笑いあり涙あり!看板に偽りなしだ(?)。

太川陽介リーダーも初の海外では勝手が違う。しかし日本で身に着けた路線バス乗り継ぎスキルは活きていた。尋ね方ひとつで戻ってくる答えが違う。そのことを熟知する太川陽介リーダー。テレビ以上にあきらめない姿はまさに映画への責任感かもしれない。夕食時のジョッキ芸があまり見れなかったのは残念だが、台湾ビールのコップ飲みもなかなか見れない。身体にはこのほうがいい。

マドンナの三船美佳さんもいい人選だったと思う。英語もしゃべれて旅慣れてる。明るく弱音を吐かない。世界のミフネ話も嫌がらずにはさめて、映画化に求められたゴージャス感も持ち合わせる(smile)。蛭子さんの特技を引き出せたのはファインプレイ(笑)。この映画版では蛭子さんの知られざる特技も披露されたのだ。三船美佳さまさま。台風さまさま。ビニール傘さまさま。

台風といえば、この映画のロケには台風21号が直撃したのだった。路線バスが運休してしまうほどの台風。太川さんが読んでた新聞には22万人が避難という大見出し。台風一過で街を歩けば公園の木が倒れていたりする。マジで危険な台風だったことがわかる。CNNでもニュースになってた

屋外ロケの撮影に悪天候はつきものだが、この番組はそれでも撮影を強硬してしまう。3泊4日でゴールというルールはルールなのだ。そこはドキュメンタリータッチなのだ。しかしこの台風までもがサスペンスな雰囲気を生んで、この番組を映画っぽく仕上げることに貢献する。台風があったからこそ生まれたドラマがいくつもあった。番組の勢いとは恐ろしいものだ。台風まで味方にしてしまう。

いつもながら旅番組としての情報は少ないかと思いきや、そこは映画だ。いつもより余計にロケーションの説明を入れてあったような気がする。キートン山田さんの名調子がとても心地いい。ローカル路線バスだから普通は立ち寄らないような小さい街も紹介されて、そういうローカルなところがまた心地いい。情報といえば台湾のローカル路線バスが台風で明日運休になるかどうかは毎晩22時に発表されるのだ。覚えておこう(笑)。

個人的に映画のネタばれなんて気にしない私だが、この映画は達成できるか出来ないかのゲーム番組でもあるのでそこは伏せておきたい。最初で最後かもしれない映画化でまさかの「ゴールできず!」というのもないとはいえないのがこの番組だ。そのハラハラ感が最終日まで続く映画に仕上がってる。編集の巧みさもまたこれまでの経験が蓄積された結果かもしれない。

蛭子さんは1800円払って誰が見に来てくれるのかと言ってたが、映画館で見て損はない作品になってたと思う。ただ一度もこの番組を見たことがない人が最初に見てどうだろう?DVDでもBS再放送でもいいから、一回国内版を見てからのほうが、より楽しめるように思う。

この映画は台湾でも上映されるのだろうか。やってみてほしい。結構ウケるんじゃないだろうか。観客にはルール表を渡したりして。ついでに日本から3泊4日で行く同行程チャーターバス乗り継がない旅なんてツアー組んでくれないかな(happy02)。台風はなしで。

映画のエンディングテーマは由紀さおりさんの「人生という旅」だった。まぁお上品!どうしちゃったの(っていうのも変だけど)。でも映画っぽくて良かった。作曲は杉真理さん。おもえば今回この映画を観たMOVIXさいたまが入っているコクーンのオープニングイベントは杉真理さんの屋外ライブだった。2004年9月17日のことだ。それも実は観に行った。なんだかそういうローカルな感慨もついでに味わえた。

帰りくらいローカル路線バスで帰ろうかと迷いながら一駅歩いたが、電車の誘惑に負けて電車で帰宅…。いや、電車ってやっぱ速いわ(笑)。ローカル路線バスを乗り継ぐ旅なんてやはり銀幕のなかのファンタジーだと思ったね。ちなみにローカル路線バス乗り継ぎの旅ファンタジー論は第17弾のときに書いてる

なにはともあれ、「映画化おめでとう!」とファンの一人として祝辞のひとつも述べておきたい。映画化してもなにも変わらないこの旅をこれからも元気に見せてほしいものだ。


|

« 『親なるもの断崖』を『断崖~親愛なる者へ~』を聴きながら読了 | Main | ニフティの@homepageサービス終了 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1103/63204090

Listed below are links to weblogs that reference 初日!ローカル路線バス乗り継ぎの旅 in 台湾 THE MOVIE:

« 『親なるもの断崖』を『断崖~親愛なる者へ~』を聴きながら読了 | Main | ニフティの@homepageサービス終了 »