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2015.09.21

他の誰にも語れない!Mr.KEIのDVDも鑑賞

今年のゴールデンウイークにひとくちメモで「他の誰にも書けない!Mr.KEIのアメリカ獄中記」を書いた。4か月経ってもこの記事へのアクセスが途絶えない。さらにこれまでの人気記事と大きく異なるのは滞在時間の過去にないくらいの長さ。たぶん平均4分、最長20分くらい。滞在時間の長さでは「復刊!ブラバンキッズ・ラプソディー」と並んで、読んでもらえてる感がハンパなくうれしい(wink)。

ネットでのMr.KEIへの興味は相当高い気がする。TBSの「クレイジージャーニー」で紹介されてから。もっともアクセスワードでは昔の組を知りたいのかなという感じの語句もあったりして、どんな興味かはわからないが…。チカーノファッションやローライダー、タトゥといったギャングファッションの認知度も確実にアップしているんじゃないだろうか。ということで、シルバーウィークの中日にDVDのほうも書いておこうと思った次第。

2009年に2本のDVDが発売されている。ゴールデンウィークにMr.KEIの著書を読み終わった後、すぐにDVDも両方購入して見た。シルバーウィークの今日も再度見た。著書の内容と重複する部分はもちろん多いわけだが、Mr.KEIへのインタビューをメインにして、当時刑務所内で撮影された写真なども多数紹介されているので、読書とはまた違った興味深さがある。

2本の違いだが正式なタイトルは、

日本が生んだギャングスタ チカーノ・KEI アメリカの刑務所に10年服役した男
チカーノ・KEI & HOMIE アメリカの刑務所に10年服役した男

となっていて、この順でPART1、PART2という構成になってる。各55分なので、あわせてひとつのドキュメンタリー映画だといえる。

PART1は主にKEIの生い立ちやチカーノとの出会いなどがインタビューで構成されている。子どもの頃のかわいい写真もあれば、果物ナイフで詰めた小指の後処理の話もあり盛りだくさんだ(coldsweats01)。これ一本でも十分にMr.KEIについてよくわかる。

PART2では、アメリカ刑務所での生活やチカーノ文化を現在のイベントなどを絡めて広く紹介している。チカーノ伝統のジェイルライス(刑務所飯)もKEIが直々に作ってくれる。ローライダーやタトゥのイベントに興味がある人はこちらも合わせて見るといいかもしれない。

Mr.KEIが出所したのは2001年なので、DVDはその8年後の制作、現在はそのさらに6年後(出所後14年後)だ。今年は山口組の分裂もあり極道の世界も様変わりした。

Mr.KEIはバブル時代に若くして大金を手にし、バブル崩壊とともにアメリカの獄につながれ、そのなかで人生を決定づけるチカーノのビッグ・ホーミーと出会い、出所後は日本に強制送還されたがチカーノの伝道師として日本で様々なイベントを仕切っている。

Mr.KEIは野獣の世界といえるアメリカ刑務所のなかでも最高レベルの刑務所で更生したわけだ。部族間抗争に明け暮れ、看守との裏取引は日常茶飯事、女性看守の売春も当たり前、出所後に女性看守と結婚する囚人も少なくない。そんな世界に10年以上いて、しかしそこで様々な更生プログラムや職業プログラムを受講して出てきた。めちゃくちゃな世の中にも生きるための理があり、理を通さなければ殺される。そういう環境でも人が更生できるというのは実に興味深い。

30年も獄中にいて出所日に出たくないと隠れた老受刑者や、出所したその日に戻りたくて強盗してしまう元受刑者などオモシロ(?)話も出てきた。レベル5(最高レベル)の刑務所のほうが静かな受刑者が多く、レベルが低いほどやんちゃな受刑者が多いというのも実社会とつながる気がする。極めた人間は静かなものだ。

欲望と抑圧と自由のふり幅が極端に大きいアメリカ刑務所は実社会の究極の縮図なのかもしれない。一般社会では隠された様々な動物性が表出する刑務所社会のなかで生き抜く能力に魅力がある。

この男の一代記は映画かドラマにしなきゃいかんだろうTBSさん!極道ドラマは得意じゃないですか。遠藤憲一さんを主演にぜひドラマ化してほしいなぁ。究極のヤメゴクなんじゃないだろうか。

と思っていたら、2016年公開予定でドキュメンタリー映画が作られていた!『HOMIE KEI』という映画。それもクラウドファウンディングで資金を集めていた。すでにファウンディングの応募期間が終了していた。残念!出資したかったなぁ。でもこの映画は観に行きたい。日本語字幕版が出来ますように。

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