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2015.08.01

戦後70年 読んでもらいたい戦争関連本5選

今日は宮内庁ホームページで玉音放送のレコード原盤が公開された。詔書を読みながらクリアになった昭和天皇の声を聞いた。日々生死の境目を生き抜いた民がそのストレスから解放された。敗戦という別のストレスを受け入れつつ。

テレビでも戦後70年の特番がとても多い一日だった。戦後70年という節目で、5月には「戦後70年目にしてポツダム宣言否定首相を生んだ日本」を書いたが、もっと建設的なことも書きたいなと思い、戦争関連本5選という手法を思いついた。

これまで、YMO中島みゆきオフコース松田聖子女優の歌など音楽関連で○選シリーズをやってきたけれど、今回はそれを図書案内でやってみようという趣向だ。

10選というほど戦争関連本を読んではいない(ましてや紹介したくなるほどの書物は)ので5選とした。

大空のサムライ(坂井三郎)

サブロー・サカイとして戦後米軍からも賞賛された戦闘機乗りの坂井三郎。その才能をもし戦争でなく活かすことが出来ていたらと思う。以前書いた記事はこちら


収容所<ラーゲリ>から来た遺書(辺見じゅん)

本を読んで泣くことはあまりないのだが、これは涙が出た。過酷なシベリア抑留のなかを生きた男の記録。ノンフィクションであることが圧倒的に胸に迫ってくる。

神聖喜劇(大西巨人)

小説でなく漫画版を選んだのは、単に漫画のほうしか読んでいないから。でもかなり忠実に漫画化されているそうだ。人間の業や組織の腐敗を描いた圧巻の大作。

硫黄島に死す(城山三郎)

城山三郎の戦争文学シリーズの第一巻に収録。指揮官たちの特攻や落日燃ゆなどどれも名作だが、硫黄島はある種の象徴でもあり、戦争で人生を曲げられた無念の主人公の姿を丹念に描く。

帰還せず 残留日本兵 六〇年目の証言(青沼陽一郎)

戦後あえて日本に戻らなかった兵士たちの証言集。戦争という現実に翻弄された人生だが、アジアでたくましく生きている人々の姿が清々しい。たぶんボクは名もなき民の言葉や姿が好きなんだと思う。

出来るだけ戦時中のお偉いさんとか外国の話は外して、名もなき日本人の戦争を描いたものを選んだつもり。もちろん坂井三郎さんのように、これらの書物によって陽があたった人もいるけれど。

他にも数冊候補はあった。高見順『敗戦日記 』なども良書だが、これは高見恭子さんにお会いする前の資料的に読んだので外した。あるいは大岡昇平『野火』のようにあまりにも学校の推薦図書っぽくなったりしそうで外したものもある。もちろんどちらも読んだ方がいい。

またオキナワやヒロシマ・ナガサキ関連本も5選のなかに独立して採り上げるのはちょっと難しくもあり、現代政治の不透明さに繋がっている問題でもあり、そういうややこしい書物はこの際外した。

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