さらばわが青春(?)のスーパーカブ110
先週末は箱根で温泉に浸かってきました。箱根の火山は警戒レベル2で大涌谷へのハイキングコースは立入禁止、ロープウェイも運休で淋しい観光地になっていましたが、やっぱ箱根は箱根だよ。いいお湯でお肌はスベスベ!埼玉から小田原まで宇都宮線1本でつながったのも大きかったな。帰りは熱海まで足を延ばし往復グリーン車で快適なプチ旅行になりました。
今年も早いもので上半期が終わろうとしています。私の今年の上半期を漢字一文字で表すとしたら「失」でしょうか…。大きなものを(物心両面で)2つ失いました。ひとつはまだ心の整理がつかないので書けません()。もうひとつの大きな失せモノがスーパーカブ110です。そりゃ温泉でも浸からなきゃ癒されませんって!
6月1日の朝、ふと駐輪場に目をやると私のスーパーカブ110が忽然と消えていました。あっけないものです。いったん部屋に戻り青い整備手帳を持って交番に行きました。この交番のお世話になるのは3度目です。過去2回はいずれも空き巣。2度目は現場検証のときに警察官が「ここ、前にも来たことあるなぁ」とおっしゃってました。ちなみに2名とも捕まっています。
だけど3度目の泥棒はおそらく捕まることはないでしょう。バイクは毎日のように盗まれてるわけで。プロの仕業としか思えません。スーパーカブは人気車種だけにもう出てくることもないと思います。ほとんど乗ってないから極上の盗品になったことと思います。東南アジアで元気に活躍してくれることを祈ってます。そして私のバイク生活もこれで終焉を迎えました。狙われた駐輪場に再度置こうとは思いません。
思えば2008年に小笠原諸島母島で乗った50ccレンタルバイクの気持ちよさが忘れられず購入したスーパーカブ110でした。しかし埼玉に戻ってくると、気持ちいい場所まで全方向1時間以上かかり、すっかり魔法が解けちゃいました。それでも巾着田や秩父や奥多摩に出かけて少しだけ楽しめました。
結局私にとってのスーパーカブ110は旅そのものだったのでしょう。7年間の旅がある種の事故に遭遇し、唐突に帰国を余儀なくされたといった感覚です。一縷の望みを持って廃車手続きもまだしていませんが、今月中には廃車手続きもしようと思います。保険の解約もあるなぁ。
失うときは一気に失うものですね。ここが人生の転機なのかもしれません。ふたつ大きなものを失って、2度あることは3度あるというので、3つめは書籍の山とパソコンを一気に処分しようと今日は片づけ中です。昨年末からずっと片づけていたけれど結局捨てられず放置中なので、これらを自ら失うことで魔除けになればと思っています。この間、いろんなものを通販で買ったのでようやく書籍を入れる大小さまざまな箱がそろいました。
昨年の漢字は「捨」、今年は「失」、身軽になったところで来年あたりは何か大きなものを得られればいいのですが。もしかするとこれまで得過ぎてきたのかもしんない()。降りていく生き方をもう一度考えよう。
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