google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg リピート必至のロシア料理店Байгал: ひとくちメモ

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2015/04/04

リピート必至のロシア料理店Байгал

バルティカNo.3木曜の夜、午後8時。フラッと六本木のロシア料理店に入った。この日は21時半からビルボードで佐野元春ライブがあり、我々は先に夕食を済ませよう(ビルボードでは洒落た飲み物だけで音楽聴こう)と決めていた。

実は別のお店にあたりをつけていたのだが、あいにくそちらはこの日貸切パーティをしていて入れず。それが午後7時。そこから食べ物を探して六本木から乃木坂界隈の彷徨が始まった。居酒屋とか焼肉という気分ではなく、こじんまりとした洋食屋さん的な空間を求めて。

よそ者みたいな気分で街を歩き続けて、見つけたのがロシア料理バイカルさんだった。他にもいくつか良さげな洋食店を見つけたが、さすがにフラッと入るには敷居の高そうな(予約なしで行きにくそうな)お店が多かった。バイカルはビルの3階で看板だけだったので逆に好奇心をそそった。

昨年からロシア料理には興味があったがなかなか食べに行く機会がなかった。このタイミングで見つけたのも何かの縁だろうとビルの3階へ。木製の独特なドアの窓からふくよかなロシア女性と目があった。そしてドアを開けるととてもアットホームな雰囲気のかわいいお店だった。一組のグループが静かに会食をしていた。


初心者じゃなくても食べてしまう気がする初心者にオススメの前菜ニシンの塩漬けはじめはそのグループの横でお店のど真ん中の席に通されたが、9時半までだったら奥の席でもOKというので、9時10分には出る必要のある我々には願ったり叶ったりと席を移動した。

飲み物はいろいろあったけど、“とりあえずビール”の日本人としてここはロシアビールのバルティカNo.3を注文した(一番上の写真)。世界中で受け入れられてるロシアンビールだけあって軽くて飲みやすい。ロシアの酒というと重厚なイメージだったのでこの軽さに意表を突かれた。

テーブルには初めての人へのオススメ料理という写真が用意してある。素直じゃない私は通常こういうメニュー以外から選ぶ天邪鬼なのだがロシア料理はさっぱりわからないので、入店時に目があったロシア人の店員さんにオススメを聞いてみた。そしたらこの初めての人用メニューを薦められた()。

そこで拒否るほど空気を読めないわけでもないので、そこから塩漬けニシンの前菜とファミレスでもよくあるビーフストロガノフを注文。マッシュポテトをつけるかも聞かれたのでなすがままにつけた(笑)。もっともビーフストロガノフにはマッシュポテトが必須であることを後に悟った。

ビールを持ってきたのは女将さん風のロシア人女性だった。そこで初心者用以外のメニューを見ながらまたオススメを聞いた。今度は前菜、スープ、メインディッシュ、ピロシキあたりをコース的に説明してくれた。さすが女将だ。

それでピロシキは4種類あるなかから揚げピロシキを注文。メインディッシュにハンバーグホワイトソース掛けを注文。これ以外にビーフストロガノフも注文しているというと「ワぉ」と言いながら注文を受けてくれた。確かに食べ過ぎた!糖質も摂りまくった…。ピロシキの大きさも想定外だった。

最初に前菜のニシンの塩漬け。お酒によくあうと女将。さすがロシアも海洋国家だ。絶妙の美味さ。ニシンといえば石狩挽歌を連想してしまう。思い出す気がなくても頭の中に歌が流れ出すサガなのだ。ホントに美味しくて、ビールもニシンも美味しいと女将に伝えると「スパシーバ!」と喜んでくれた。

Baikal20150402揚げピロシキも美味かった。中にはハンバーグ的な具材が入っていた。「ワぉ」のなかにはこのハンバーグ被りも入っていたのかもしんない()。

そしてハンバーグが来た。しっかり肉が詰まって標高が高い(笑)。そしてこれは初心者メニューではない!まさにロシアの家庭料理といった雰囲気だ。揚げピロシキとハンバーグを食べて満足感がジワジワこみあげる。

最後に2品目のメインディッシュ、ビーフストロガノフ+マッシュポテトだ。どうやって食べるのか聞くと女将がスプーンで皿にマッシュポテトを“塗り”、そこにビーフストロガノフを掛ける。まぁ思った通りだったわけだが。「日本ではライスにかける。ロシアではマッシュポテトにかける。おんなじ。」とのことだった。いきなり実演して見せてくれたので写真はない(笑)。

このビーフストロガノフも超うまい。ファミレスで食べるビーフストロガノフとはかなり違う気がした。濃厚。ファミレスのメニューはたぶんビーフストロガノフ風ハヤシライスなのではないか。

そしてビーフストロガノフにはマッシュポテトが超合う!郷に入れば郷に従えとはよく言ったもんだ。ライスよりマッシュポテトだ。はらたいらさんに30000点、さらに倍、ドン!そんな気分だ(?)。

いやはやロシア料理おそるべし。何を食べても美味しい。女将に全部美味しいと言わずにはいられなかった。あっと言う間に21時を回ってしまった。

食べ終わったお皿をさげてもらうときにメニューに書かれたロシア語の店名を指差して何て読むのか聞いたら「Байгал」とロシア語の発音で教えてくれた。このときはじめて店名を知る…。ロシア料理という文字だけで入ってきちゃったからな。「ああ、バイカル湖の!」というと女将は大きくうなずいた。

チェックのときに何曜日がお休みか聞いてみると、休みはないと苦笑い。「三十五…?」と女将が言ったので「あぁ、さんびゃくろくじゅうごにち?」と教えてあげると「365日毎日!」と大笑いで復唱する女将。お店のカードとチラシをもらい「次は予約して」と送り出された。何から何まで感じのいいお店だった。

店を出て東京ミッドタウンまでほんの少し歩きながら、この満たされた感じは何なのだろうと思う。この後佐野元春のビルボードライブが待っているというそのゴージャス感も込みで。充実した食事のあとに極上の音楽が待っているという期待感!次回は6月にまたビルボードライブだが、既に我々の頭の中ではロシア料理とセットでイベント化し始めていた。リピートしてまだ食べてないメニューを食べるのだ!

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