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2015.04.29

ピアニシモな歌声に魅せられて~biceの思い出

Bice_cd_popnpoll

私、中島さんのファンなんです。そういうと大概中島みゆきファンとしてのポップンポールを指すわけだが、もうひとり大好きだった中島さんがいる。シンガーソングライター中島優子、bice(ビーチェ)だ。2002年、藤井隆の『ロミオ道行』で聴いたbiceの楽曲(乱反射地球に抱かれて)から好きになった。13年前のことだ。

2012年に中島みゆきさんのピアニシモな歌が好きだという記事を書いたことがある。あるいは同じ2012年にK-POPのIUのウィスパーボイスにも注目したりして。何気にピアニシモな音楽やウィスパー・ボイスの女性ボーカルが好きだったのだが、2012年ごろのポップンポールはウィスパーボイス好きサイクルに再び入っていたんだと思う。そしてbiceはそんなポップンポールの嗜好にどはまりなミュージシャンだった。

そういう嗜好のサイクルのなかで2013年を迎えた。「そういえばbiceを初めて聴いてからもう10年になるんだなぁ、いまbiceはどんな活動をしてるんだろう」と検索した。そして唐突にbiceの死を知ることになる。

pen

2010年にbiceは心筋梗塞で突然この世を去った。それを3年間知らずに過ごした自分が情けなかった。その当時(2008-10年)のポップンポールは音楽から遠く離れて自然音のバイノーラル録音をしていた。メロディ嫌悪に陥っていた。

そこから音楽に戻るきっかけになったのは2009-10年のフィギュアスケートの女王キムヨナの登場であり、キムヨナから派生したK-POPだった。キムヨナの躍動する美とジャストフィットの007のテーマが身体性を伴う音楽の世界にポップンポールを引き戻した。そして2010年からはキムヨナとK-POP三昧の生活に入った。韓国語も学び始めた。

3年はあっという間に過ぎた。2012-13年がbiceを知って10年目という節目だったこともあり、音楽の世界に戻ったら急に懐かしくなった。2002年当時biceと一緒にライブをしていたキンカウィズアヨーンのMVを見たのがきっかけだったかもしれない。

biceの死を知ったときのツイッターを時系列で残しておきたい。

2013年06月22日(土)3 tweetssource
キンカウィズアヨーンを聴くとbiceも聴きたくなってきた。biceの初ソロライブからもう10年になるんだな。 bice 私とポールの事: http://youtu.be/NWpTWJS3PN0 @youtubeさんから
posted at 07:55:57

biceのこといくつか書いたけど削除した。大好きだったけど彼女が亡くなってたこと知らなくて...。BOXが出るとか喜んだりして。なんだかいろんな感情が一気にこみあげてきた。
posted at 08:20:01

biceが亡くなった頃のボクは完全に日本の音楽から遠ざかってたな。その前は音楽そのものが嫌でメロディ拒絶症に陥りフィールド録音に没頭してた。亡くなって3年も経ってから知るなんてファンと言えないな。でもbiceの音楽にまた戻ってきた。気持ちいい朝だったから。
posted at 08:30:58

2013年06月25日(火)2 tweetssource
土曜以来、寝る前にはbiceのCDを聴いてる。それしか出来ないし。昨日は let love be your destiny を。このCDのジャケ裏には「わたるへ」とbiceのサインが入ってる。思い出の品になっちゃった。
posted at 07:08:14

あのとき、わたるくんへとかわたるさんへじゃなくて「わたるへ」って書かれたぶっきらぼうな感じがいかにも biceっぽいと感じた記憶がある。それもbiceの声で呼ばれてる記憶w その声の記憶はボクの創作であり妄想であるが。
posted at 07:14:57

●bice カフェイベント@シネカフェ・ソト

今年4月22日(火)に十条駅近くのシネカフェ・ソトさんでbiceの音楽を聴くカフェイベントが開催されました。今回で4回目です。初めて参加しました。主催者のつぶやくビーチェさんには初回からお誘いいただいていたんですが時間が取れず。さいたま市在住の私なので十条だったら終了までに間に合うかもと出かけました。

入口では(いつものことですがcoldsweats01)、「ポップンポールです」と名乗るのが恥ずかしかった。年を取るほどに恥ずかしくなっていく…。名前変えようかな(いまさら!)。受付の女性スタッフさんに「つぶやくビーチェさんはどちらに?」と聞くと「あそこで話してる人ですよ」と教えてもらいました。ようやく会えました。

シネカフェ・ソトさんは上映会のできるカフェ(お酒もあり)でとても雰囲気のいい空間でした。そこでbiceの映像を見て音楽を聴いてゆったり過ごす静かなイベントでした。といってbiceを偲ぶといった湿っぽい雰囲気ではありません。ファンの方がギターでbiceの曲を歌われたり、独りドリンクを傾けながらbiceの記事や写真を読んだり眺めたり、思い思いに過ごす会でした。でも久しぶりにbiceの歌う姿を見てしまうと、グッとこみ上げてくるものはありましたね。

今回は初の試みで主催者さんともうひとりのファンの方で映像を見ながらのトークもあり、アニメの「けいおん!」の音楽からbiceファンになった新しいファンにも嬉しい宴だったと思います。初めて参加という人も多かったみたいでした。

Bice_with_text20150422個人的にはbiceが中学生時代に使っていた社会科の教科書がツボでしたsign01 裏にナカジマユウコと名前も書かれていて、なかはマーカーでまっかっか。biceは真面目な中学生だったようです。直筆で書かれたウラル山脈の文字がかわいい(笑)。

こういうイベントを開催するのはとても大変なことだと思います。biceが好きじゃなきゃ出来ないけど、好きだからって誰にでも出来るわけじゃないよね。biceが亡くなってからもこうしてbiceの音楽を愛する人がいるだけで嬉しいです。主催者のつぶやくビーチェさんの熱い想いを手伝ってるスタッフの皆さんもどうもありがとう。

biceの初ライブの頃はまだブログという言葉も日本に上陸しておらずホームページにbiceライブについて書いていました。そこにもリンクしてみます。新しいbiceファンの方の参考になれば。

下記画像は2002年当時にbiceのCDジャケットを使って作ったコラージュです。初ライブの記念に。bice boxというタイトルなんですが、最近制作されると噂されていたbiceのCD BOXを予感していたわけではありません(BOX化して欲しいなぁ)。

2002-03年当時、biceのホームページにBBSがあり、そこで何人かのbiceファンの方と話したりしました。もう名前も憶えていないけれど、下の画像ファイルを私が誤って消失してしまったときに、そのなかのお一人が保存しててくれて助かった思い出もあります。

当時のファンの皆さんも新しい音楽ファンにも、ピアニシモでブリティッシュでオリジナルなbiceのウィスパーボイスをもっともっと聴いて欲しいと思います。

S_bice_art

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