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2014.10.13

『至誠通天 薬害と命懸けで戦う』を読んで納得の心

著者の福田実氏3冊目の著書が『至誠通天―薬害と命懸けで戦う』(花伝社発行)だ。まずはオビを引用しておきたい。

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たった一人で戦い続けた
薬害裁判、15年の軌跡
国、病院に勝ち、残る
製薬会社にも必ず勝つ
戦いは最終局面へ

 気軽に処方されるありふれた薬が
 引き起こした、誰の人生にも起こ
 り得る悲劇。非情な運命に立ち向
 かい、絶望的に困難な薬害訴訟を
 たった一人で戦い続け、勝利を手
 にしてきた男、福田実のすべて。

戦い続けるすべての人におくる、
熱い男の生き様とメッセージ
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福田実氏は会社の健康診断の結果(コレステロールが高い)から、医者に高脂血症治療薬ベザトール(キッセイ薬品)とスタチン剤のメバロチン(三共製薬、現在は第一三共)を処方され、忠実に飲み続けて身体がボロボロになり、その怒りと家族への思いから国・病院・製薬会社を相手取り訴訟を起こした。

1998年に薬害で倒れ、以来2014年までに国訴訟で勝訴、病院とは和解、製薬会社には敗訴(再審請求)という状況にある。現在進行形で戦い続けている。この著書やHPではその戦いの日々が綴られている。

福田氏はもともと優秀なビジネスマンだった。薬害に倒れてもその戦い方は緻密で、出来ることはすべてやる強力な意思を持っている。しかし相手は国や病院(医師)などの公的機関と、もはやそれ以上の権力をもつと言っても過言でない製薬会社だ。

薬害事件はほぼ泣き寝入りするしかない日本という国で、協力医も弁護士もない状態から戦い始めた。そこに少しずつ支援者が現れ、ようやく国訴訟には勝訴した。だがまだまだ製薬会社との戦いが続いている。福田実氏のように戦える個人は少ないだろう。だが彼の判例が今後多くの薬害裁判で弱い立場に置かれる人々にとって福音になるかもしれない。

●健康診断後のクスリに気をつけろ!

メバロチン(プラバスタチン)についてはコレステロールにまつわるメモのところで書いたとおり、強欲資本主義のもとで作られた薬だ。だからこそメタボ検診という罠を仕掛け、病人(という思い込み)を大量に作り出してはホイホイ処方されたわけだ。製薬会社は笑いが止まらないことだろう。

医療費増大でアップアップの国もそこには手をつけず(あるいは共犯のため)、病人と判定した民からむしり取ろうとしているのが今の日本だ。

私もリピトール(アトルバスタチン)をホイホイ処方されたことがある。数回だけ飲んだが、その恐ろしい副作用の説明がまったくない処方に疑問を抱き調べた結果、これがとんでもない薬だとわかって服用をやめた。その後、糖質制限と出会って薬害のリスクがない生活を手に入れたが、そのまま行ってたら筋肉が溶け福田実氏のような状態にされていた可能性もあるのだ。

日本でスタチン剤は手軽に処方される薬だが、そんな国は珍しい。慎重投与(原則禁忌)がグローバルスタンダードとなってきている。しかし福田氏のいう「鎖国隠蔽」な状態にある日本は、悪い意味でのガラパゴス状態だ。

おそらくその元凶のひとつが健康診断、とくにメタボリックシンドロームにあるのは間違いない。メタボ予備軍などといってレッテルを貼り薬を飲ませる。その結果、薬害訴訟が起きてもノイローゼといって片付けられ製薬会社も医者も国も知らん顔。ノイローゼで筋肉が溶けるというのがこの国の医者の常識のようだ。

血中コレステロールを減少させる薬なんていうと、なにか血中でコレステロールを見つけては駆逐していくような印象をうけるがそうではない。肝臓の機能を低減させてコレステロールの製造を止めるのだ。コレステロールは細胞を作る必須の材料なので、この製造を止めたら身体はもたない。筋肉が溶けたり、脳神経細胞に異常をきたすのは当然だ。細胞の壁(柱と言ってもいい)が弱くなり、その人の細胞は柱のない家のように崩れる。

日本のコレステロール値の基準は世界でも類を見ない程に異常だ。ようやく最近になって日本の情報鎖国状態も徐々に化けの皮が剥がれつつある。福田実氏の著書やすべての情報を公開しての戦いも一役買っていると思う。しかし暴走を始めている日本の強欲コレステロール市場にドラスティックな変化は難しい。こちらが新しい海外の知識を武器にゲリラ戦を挑むしかない現状といえる。

日本の医療は学会という権威を後ろ盾にガラパゴス化を進めている。それらが情報隠蔽のシステムとして機能し、古い教科書の権威にしがみつく。医者にかかるときに、その医者が製薬会社とズブズブかどうかまで調べるのは難しい。だがその医者がどんな学会に所属し、どんな名誉教授(福田実流に言えば迷世教授)の流れを汲んでいるかくらいは調べられるかもしれない。私の場合はもし日本動脈硬化学会に所属してる医者に出会ったらホイホイ薬を出される前にスタスタ逃げ出すことにしている。そして処方された薬は最初だけ買い、副作用の情報がどこまで書かれているかを自分で調べる。

大学病院にかかるときはモルモットになる覚悟で行くことだ。そしてそこは一度入ると抜けられないヤクザな世界だ。行くも地獄、行かぬも地獄の健康市場に生きる現代日本の民草。そんな人に糖質制限はおすすめ。薬を飲まなくて済む。ただそんなことすらしなくても、そもそもメタボ基準値のウソを知れば、国際基準では正常人の日本人のほうが多いはずだ。クスリを飲んで重篤な病気にならないよう注意するほうがよっぽど健康的だろう。

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