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2014.09.27

年末のカラオケはLui-Luiに決定!『時の旅人』を聴く

太川陽介『時の旅人』を地図に乗せてみたいやはや、こんなに届くのが待ち遠しく、届いてからは歌詞カードを目で追いながらジックリ聴いたアルバムはどのくらい振りだろう。ひとくちメモ10周年の記事を紐解くに、中島みゆきさんの『常夜灯』以来、2年ぶりかもしれない。思わず古い地図帳の上にジャケットを置いて写真を撮った(笑)。

「ローカル路線バスの旅」の大ブレイク、その第18弾放映と合わせての初の著書『ルイルイ仕切り術』に、この32年ぶりのニューアルバム『時の旅人』と、まさに2014年は太川陽介当たり年だった。

その第18弾も番組ファンの記憶に残るほどの出来栄えで、太川陽介さんの気分はまさにルイルイに違いない!

そんな番組ファンの一人である私ポップンポール、ここは著書も読むしCDも聴かねばならない。そして読んで聴いた結果、30年という月日をひとり思うのであった(confident)。

30年は長いがその長さは答えを出すのに必要な長さかもしれない。ボクが中島みゆきファンとしてメディアにちょこっと呼んでもらった経緯も前に書いたけど、それもファン歴30余年のとき。30年続けていれば何らかの転機が訪れるのかもしれない。特に10代の頃から続けたいものが見つかったなら、細々とでも続けてみることを中学生には勧めたい。

●ルイルイが見せる3つの時

おそらく太川陽介さんにとって「ルイルイ」は3つの“時”を持ってる。一つ目はもちろんデビュー後3枚目のシングル曲かつ大ヒット曲、代表曲としての「Lui-Lui」。それまでフォークソング調の曲を静かに歌っていた新人歌手だったが、レッツゴーヤングから売れた狩人の「あずさ2号」に続き、番組メンバーだった太川陽介のために都倉俊一先生が作曲された楽曲だった。

この当時の都倉俊一という作曲家はあの阿久悠が絶大な信頼を置いた時代の最先端をいく感性の作家であり、和製フレンチポップのような彼にしか書けないキラキラした楽曲を次々と発表していた。

楽曲の良さもあって「Lui-Lui」は大ヒットした。アイドルとして頂点に達したと言っても過言じゃない。太川陽介といえばルイルイ。それが俳優専業になった後もずっと続いたルイルイの第2のイメージだ。いわゆる一発屋である。

『時の旅人』の歌詞カードに書かれていたのだが、太川さんが事務所のオーディションで歌ったのはさだまさしの「僕にまかせて下さい」という曲だったという。この曲はクラフトというグループのデビュー曲(1975年)だった。そしてデビューからルイルイまではこういう路線の楽曲を歌っていた。

『時の旅人』にも太川陽介さん作詞の曲が2曲入っている。「この汽車に乗れば」と「もっと君らしく」の2曲で若いころに作られた曲のように思える。なぜならまさにフォークソングそのものだからだ(coldsweats01)。いまリメイクするなら「このバスに乗れば?」とか「もっと君らしく(蛭子さん除く)」といったタイトルになるはずだ(うそ)。

つまり若き太川陽介の意識はまったくアイドル指向ではなかったのだ。それが自意識とまったく異なるLui-Luiでアイドルとしてブレイクし、そのイメージが一発屋としてつきまとっていくのだった。

「いま何やってるの」とかそういう非常な世間の声に怯え、出歩くことに臆病な時代があったという。「あー、あの、ルイルイの」とか言われたらきっとカチンと来ていたのではないだろうか。だがそういう時代が蛭子さんに負けない精神力を養い、30年の時を経て旅人として再ブレイクする下地となっているはずだ。

そしていま「Lui-Lui(2014 ver.)」を明るく歌える太川陽介の時が来た。正直、最初に2014ヴァージョンを聴いたとき「バッキングがうるさいなぁ」と感じた。YMO以降のハウスやテクノで鍛えたはずのこの耳に「打ち込み辛いな」と。

都倉俊一作編曲のオリジナルも入っていて、やっぱ70年代ポップスはホーンセクションとストリングスとエレキギターの掛け合いでなきゃと思う自分がいた。高橋達也と東京ユニオンが演奏できる構成でなきゃみたいな。

もちろんそれは郷愁かもしれない。それに逆らう必要もない。リスナーも時の旅人なんだから。だけど時間旅行は過去に行きっぱなしでないのがいい。2014ヴァージョンも何度か聴くうちに耳になじみ、オリジナルの編曲を尊重して作られているようにも思われ、なにより今の太川陽介さんの歌がとてもいいのだ。

ルイルイの3つの“時”を感じ取れるいいアルバムだ。「時の旅人」の“時”には、路線バスに乗り遅れないよう時に追われる旅人という含みを感じてしまうわけだが(笑)、もっと純粋にあの頃にタイムスリップも出来る真っ当なアルバムだった。ボーナストラックの「あなたとラブ・レイン」で香坂みゆきさんがゲスト・デュエットというのもボーナス感あり。

それにしてもルイルイ。昔の曲と新しい曲、どちらも声がいい。この声はさすがサンミュージックが逸材と認めたものだ。そして楽曲がいい。この都倉メロディだからこそ32年の時を超えられたんだと思う。

昨年の年末は布施明の「積木の部屋」をカラオケ曲のレパートリーに入れたボクだが、今年は「Lui-Lui」に決定!とはいえこの曲は結構難しい。AメロとA'メロ(Bメロ?)との処理が違う。特にサビ前のA'(B)のメロディラインがヒトクセあり。丁寧に歌いたいところだ。そしてサビだが、めっちゃ気持ちよく歌った後の最後の「ルイルイ!」がなかなか叫べない。いい音程が取れない。

新旧両方聴いて知ったのだが、旧ヴァージョンの曲の最後には「ルイルイ!」と叫んでなかった。てっきり最後は「ルイルイ!」と叫ぶものとばかり思っていた。2014ヴァージョンは叫んでいる。だから叫んで締めたい人、カラオケは2014ヴァージョンで。ひとくちメモでした~(笑)。

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