google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg ヒッチコック映画三昧の夏 2014: ひとくちメモ

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2014/08/20

ヒッチコック映画三昧の夏 2014

夏休みもそろそろ終盤に差し掛かっている。久しぶりに「ひとくちメモ」の更新頻度か上がっている。ブログも書きグセをつけていないと続かないので貴重な夏休みだった。いくらあってもいい(笑)。

さて、ヒッチコック映画だ。「ヒッチコック サスペンス傑作集」というDVD10枚組は非常にいいラインナップだった。1938年から1951年までのヒッチコック映画から10本選んでいるのだがお買い得。もう10枚くっつけて20枚組での発売もされているが、別々に買ったほうが安い場合もあり要注意だ。個人的には初期のヒッチコック映画はこの10本程度で、あとは珠玉のカラー作品とヒッチコック劇場を見れば必要充分だと思う。

このセットは赤羽で買った。クーポン券マニアのK口さんにデパートのクーポン券をもらって買ったのでさらに安かった。いい買い物だった。おそらく見たことがある作品6本、未鑑賞作品4本だった。

せっかくなので未鑑賞作品を中心に今日までに6本みた。見た順は「海外特派員」(1940年)、「見知らぬ乗客」(1951年)、「疑惑の影」(1942年)、「バルカン超特急」(1938年)、「汚名」(1946年)、「断崖」(1941年)だ。後半の3本のうち「汚名」以外は見たことがあったと思うが、シーン以外忘れていた部分も多く楽しめた。

このうち鑑賞済みで再度見たのは「バルカン超特急」と「断崖」。その他の既鑑賞4作品は、「レベッカ」(1940年)、「逃走迷路」(1942年)、「ロープ」(1948年)、「白い恐怖」(1945年)だ。4つとも名作なので再度見たいと思う。全10作品中「ロープ」だけがカラー映画だ。

「バルカン超特急」は見たことなかったかと思っていたが、ところどころ見たことがあるシーンがあった。この映画全体がトリックのような作風はヒッチコックらしさを堪能できる。80年近く前の映画とは思えない(画質は時代相応だが…)。

未鑑賞作品のなかでは「海外特派員」が特に面白かった。これを最初に見たのはいい選択だった。

ヒッチコックのサスペンス映画では巨大建造物が臨場感を生み出す映画も多い。「海外特派員」でも風車のシーンはいかにもヒッチコックだと思わせられる。「逃走迷路」の自由の女神像も有名なシーンだろう。こういう「オレの構図」を持っている監督ってのはまさに職人だ。

自宅にもどったら、未鑑賞の映画「ヒッチコック」を観る予定。これも赤羽で同時に買ったが実家ではブルーレイが見れないかもと思って持ってこなかったのだった。ヒッチコック自身をネタにした映画なので、ヒッチコック映画を知らない世代には、ヒッチコックとはこんな監督だったという予習にこちらを先に観るという手もある。

日本人としては、この10枚組DVD収録映画が公開されたのが第二次世界大戦前後の時期であることに複雑な気持ちにもなった。

敗戦濃厚な日本や地上戦の沖縄が八方塞の戦火のなかで地獄の様相だった頃、欧米ではこれほどの娯楽映画が次々に公開され人気を博していたのだ。この豊かさの差にあらためて唖然とした夏でもあった。

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