日帰りじゃもったいないぞ野々村君!城崎温泉
野々村兵庫県議の号泣会見、日が経っても、いや日を追うごとにその一挙手一投足が面白くなっていく。最初に見たときはあまりのことに驚いたが、その後ニュースで繰り返されるごとに笑ってしまう。こちらが冷静になればなるほど面白い。見るほどにおもしろくなっていく。こんな上質のお笑いVTRはそうそうない。彼自身のモットーだった「この世の中を変えてやる。うえーーーーん!」という夢が少し実現できたかもしれない(笑)。どう変わったかは置いといて。
今年は不思議な人々の会見目白押しの年になった。佐村河内守、小保方晴子、野々村竜太郎が3大会見だろう。彼らは皆、その(広い意味での)奇行によって世界的に有名になった。日本は表層的には彼らに代表される国になってしまった。安倍政権が危機感を募らせるのもわかる(ウソ)。もちろん安倍の極右&嘘つきイメージもトンデモ・ジャパンの最右翼だ。
野々村議員に話を戻すと、昔は芸能人から政治家になる人が多かった。いかにも政治家向きだったが政治には行かず引退された上岡龍太郎さんは「芸能人なんて底辺の仕事だが、その芸能人が転職できる政治家はもっとレベルが低い」といったようなことを言われていた。もちろん上岡流の悪態だが、いまや政治家から芸能人を超えるお笑い芸が飛び出す世の中。芸能人と政治家との逆転現象が起き始めてるかもしれない。危機感を持つべきは芸能界だ。
さて、野々村議員が日帰り出張を繰り返していたと噂の城崎温泉(きのさきおんせん)。ホームページへのアクセスが倍増しているという。どんな温泉なのかという純粋な興味からならいいことだ。城崎温泉は期待を裏切らない温泉街だから。
ボクも2006年にその城崎システムの素晴らしさについて「城崎にて。自立した温泉郷」という記事を書いてる。その後、再訪したのだが、チケットシステムがさらに効率化されていた。進化している温泉郷でもあるのだ。私は2回しか行ったことがないが、野々村議員よりも本質を見てきた自負はある(笑)。野々村県議はカラ出張だったのではないかとの疑惑もあるが、本当に全部日帰りだとしたらそれこそもったいない!泊まってこいよといいたい(笑)。
家族連れでぜひ訪れてほしい温泉郷だ。そのときはホテルなどに泊まらず旅館がいい。これは絶対だ。城崎温泉でホテルに泊まるというのはアウェイそのものと言える。遠方から大量に客を運ぶツアーにはホテルは確かに便利だが、それでは城崎温泉の本質に触れることは出来ない。そこにある文化に触れたことにならないと思う。
また中学生以上のお子様だったらこの機会に志賀直哉の『城の崎にて』を読んでみるというきっかけにしてほしい。野々村議員のような大人にならないために。
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