google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg ひとくちメモ: 2014年2月

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2014年2月の12件の記事

2014/02/25

冬季オリンピック競技を音楽ジャンルに例えて暇をつぶす

ソチ冬季オリンピック、あっという間に終わってしまいました。キムヨナの現役引退という大きな節目の五輪だったため、祭りのあとの寂しさが嫌でもやってきます。手持ち無沙汰なのでなんの意味もなくオリンピック競技を音楽のジャンルに例えて妄想します。

フィギュアスケート :ポップス(メジャー感で)
スピードスケート :ロック(スピード感で)
ショートトラック :パンク(とんがってて)
アイスホッケー :ヘビメタ(激しくて)

アルペン :クラシック(なんか雄大で)
ジャンプ :演歌(なんか皆泣いてて)
クロスカントリー :カントリー(そのまんま)
フリースタイル :フリージャズ(そのまんま)
ノルディック複合 :プログレ(いろいろ大変そう)
スノーボード :ヒップホップ(ファッションが)

カーリング :アンビエント・ハウス(過激な静けさ)

ボブスレー :テクノ(なんか機械仕掛けで)
リュージュ :フュージョン(語感が似てて)

バイアスロン :現代音楽(よくわからなくて)

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2014/02/22

きむよなメモインデックス

♪キムヨナいたから僕がいた
♪こころの支えをありがとう
♪あなたの小さな裏切りを
♪憎んだけれども許したい

というわけで、キムヨナのお母さんがキムヨナより年下だった1976年の郷ひろみのナンバー「あなたがいたから僕がいた」の替え歌で始まりましたきむよなメモインデックス。小さな裏切りってメダルの色の話じゃなくて、約束のパリに彼女が来なかったこと(笑)。会いたかったなぁ。そのときの思いも懐かしみながら本日お送りするのはバンクーバーオリンピック後からソチ五輪まで書き溜めたキムヨナ関係のひとくちメモリンク集です。よろしく哀愁!(ジングル)

...僕が故・大瀧詠一風にDJをやったらこんな感じで始めるだろうなっていう妄想で書き始めたわけですが。ここからは単なるリンク集です。思えば2010年のバンクーバー五輪後にハングルの練習を始めて早4年。上達したのかな()。キムヨナから開いた韓国への興味は言葉と音楽とに広がって行き、K-POPにもどっぷり嵌ってしまいました。

さてリンク集ですが、2010年のバンクーバー五輪まではみくちメモにまとめてあるのでついでにリンクしておきます。また、その後はハングル学習の話題やK-POPの話題にキムヨナをちょいちょいからめてることもあって、そういう小ネタを入れ始めるとまとめるのが大変なので、独自に選んだキムヨナ関係のボクの記事をピックアップします。

ほとんどはヨタ記事ですけれど、それなりに真面目な論考も含む記事には をつけてみました。そこだけ拾い読みすることをお勧めします(笑)。

~2010.03.05:キムヨナへの道(みくちメモ)
2010.03.31:キムヨナへの道  序章
2010.09.05:キムヨナの誕生日です
2010.12.30:我的韓流2010
2011.03.05:ボクの韓国語学習一周年記念にキムヨナ来日(笑)
2011.03.24:いよいよ明日はキムヨナSPを見るはずだった日だ!
2011.12.29:또 2009-2010년의 김연아를 보면서 지내는 연말.
2012.02.25:キムヨナのようにを読み終えた!김연아처럼을 다 읽었다!

2013.03.19:ジャンプが邪魔だと思えたキムヨナの表現力
2013.06.12:キムヨナを応援しにパリ行き決定!
2013.07.22:スマホもキムヨナ応援モードに(笑)
2013.09.27:(無題)
2013.09.28:キムヨナの来ないパリを楽しむ10の方法(?)
2013.10.13:キムヨナゆかりの韓国・フランス・カナダで連想
2013.11.02:キムヨナ・アルバムさん、ありがとう。
2013.11.04:続・キムヨナゆかりの韓国・フランス・カナダで連想
2013.11.09:クロアチアへの抱負を語る!(キムヨナじゃなくボクが)
2013.11.23:Le voyage à Paris 14-17/11/2013
2013.11.24:フィギュアスケートと音響と編曲についての雑感
2013.12.04:韓国で見るという手があった…

2014.01.01:2014年の始まり
2014.01.05:キムヨナチーム2014年始動の巻
2014.01.12:愛しさとせつなさと向田邦子と~キムヨナの“アディオス・ノニーノ”
2014.01.21:キムヨナよりピアソラに詳しくなっていく(笑)
2014.01.25:ひとくち・アルバム ~ヨナとの遭遇~
2014.01.27:浅田真央の確かな成長を見た
2014.02.02:Numberにヨナを探す
2014.02.15:キムヨナは中島みゆきである(笑)
2014.02.16:リプニツカヤは木村健吾か?
2014.02.18:浅田真央がマック赤坂に!
2014.02.21:アディオス・キムヨナ!ありがとう、キムヨナ
2014.02.22:最後に例えるならキムヨナは…

こんなところでしょうか。これらの記事のおかげで、キムヨナアルバムさんはじめ何人かのキムヨナファンとささやかなネット交流も出来ましたし、韓流ファンとの交流も出来ました。キムヨナは現役引退をして新しい人生を歩み始めますけれど、ぼくのハングル練習は続きますし韓国旅行もまた行きたいので日韓は仲良くしてください。

それでは今日はこの辺で。エンディングの曲は郷ひろみのナンバーから「How many いい顔」です。各自で聴いてください(笑)。さようなら。

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最後に例えるならキムヨナは…

おどろくべきことに、結果を見るとリプニツカヤはまさに木村健吾だったし、浅田真央のショートの結果はマック赤坂に限りなく近かった

そのこころはあえて言わないけど、いやはや俺は預言者になれるね(笑)。マック赤坂こそ、今度は浅田真央にあやかって次の選挙で大きな花を咲かせてほしいものだ。

さて、キムヨナは中島みゆきであるとも言ったけど、これはちょっと主観が強すぎた。恋は盲目ってことだ。

リプニツカヤが木村健吾なら、キムヨナはブルーザー・ブロディじゃないだろうか。インテリジェンス・モンスター。ヒールだが強すぎる。ブッチャーでもタイガージェットシンでもいいんだけど、ようは強いヒールだった(日本では)。ぼくはブロディも大好きだったから。

一部の自称浅田真央ファンがあれだけ心血注いでキムヨナの演技を事細かく分析してはシコシコ発表するんだよ。俺なんかよりよっぽどキムヨナの演技を見てる時間は長いんじゃない?偏見に凝り固まってるだけで単純にありがたいことじゃないですか。ヒールは嫌がられてこそヒールなんだよなぁ。

これほどのヒールはなかなかいないよ。ヒールがいてこそベイビーフェイスが映えるんだ。そう考えると浅田真央がテリーファンクに思えてくる(笑)。浅田がテリーなら、キムヨナはやっぱブッチャーかなぁ。ソトニコワは(日本では)地味に勝ち上がってきたニックボックウィンクルってところか?ディック・マードックでもいいけど。古いねどうも!

しみじみしてても仕方がないんで、ヨタ中のヨタ記事を書いてみた。

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2014/02/21

アディオス・キムヨナ!ありがとう、キムヨナ

「キムヨナファンが戦ってきたもの」というヨタ記事を書こうかと思っていたけど、ヨタ記事にもならない誤謬に満ちた偏見記事とレベルが一緒になるのは嫌だからやめとく。ラストダンスできっちり踊りきった浅田真央にも失礼だし。浅田真央が本当に戦ってきたものは自称ファンによる偏見に満ちた分析と贔屓の引き倒し。ファンを自称する人々の盲信的な祭り上げとの戦いだ。

否応なくビッグビジネスの渦中にいる浅田真央は不純な期待につぶされそうになるのを必死に振り払って自分自身のために踊ろうとしてきたと思う。ソチ五輪で見せた大失敗ショートと大成功フリー。良くも悪くも両方そろって浅田真央の集大成だったように思う。三振かホームランか、それが浅田真央の魅力だったのかもしれない。

一部の自称浅田真央ファンが自己催眠にかかったかのように日々繰り返す悪口雑言罵詈讒謗。キムヨナファン(とくに日本人の)はずっと傷つきながら耐えてきたが、それも昨日で終了だ。それらと同じレベルに陥ることなく、キムヨナの練習や演技のように淡々と、最初にキムヨナに惚れたときの直観を信じて応援してきた。常にクリーンヒットを打てるイチローのようなキムヨナが好きだった。

そしてソチ五輪。本来ならバンクーバー五輪で終わっていたはずのキムヨナのオリンピック物語にとってはカーテンコールのような舞台だったと思う。4年後韓国で開催される冬季五輪に向けて後輩2人にソチの枠を用意し、場数を踏ませるために五輪に戻ってきた。キムヨナのモチベーションは興行師のそれとも指摘したが、韓国フィギュア界の未来を背負った大会だった。

今シーズンたった3度の大会出場。A級大会としては初演ともいえたソチ五輪。ショートの6分間練習では自分の理想とあまりにかい離した状態への不安と不満が画面に映し出された。しかし演技に入れば完全にコントロールされたメンタルで「悲しみのクラウン」を踊りきった。後ろに手を結んで回転し始めたときの“溜め”にキムヨナらしい表現の真骨頂を見た。ミスのない納得の演技だった。ここまで信じて応援してきたことを誇りに思えた。

そしてフリーのリンクに立ったキムヨナは、アディオス・ノニーノを自分自身の物語最終章としてしっかりと完結させた。最終滑走者で4年間のカーテンコールにしっかりと応えた。ダンスビートの申し子キムヨナは最後まで音楽に溶け込んでいた。アディオス・ノニーノを踊り終えた瞬間、優しい顔つきに戻った。ずっとこんな優しい表情で踊ってこれたらどれだけ幸せだっただろうと思う。だがパイオニアであることに常に自覚的だった。

バンクーバー五輪で踊り終えたときの達成感の涙。ソチ五輪で踊り終えたときの達成感の笑顔。2度の五輪ともに踊り終えた瞬間は置かれている環境そのままの感情を少しだけ見せたキムヨナだった。フリーを踊り終えた帰り際、投げ入れられたシロクマのぬいぐるみにヘッドロックをしておどけながらコーチのもとに戻ってきたが、コーチとハグした瞬間は少し泣き顔になった。せつない演技をミスなく終えた安堵感とラストダンスへの一抹の寂しさがあった。

結果はロシアの新鋭ソトニコワに次ぐ銀メダル。得点発表のキス&クライに涙はなかった。ただただ優しげな笑顔だけが印象的だった。「アディオス・キムヨナ!ありがとう、キムヨナ」と悔いなく言える納得の銀メダルだった。

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2014/02/18

浅田真央がマック赤坂に!

女子フィギュアスケーターを誰かに例えるこのシリーズ。自分でもまさかの人選にびっくりだ。スマイル!

それはソチ五輪女子フィギュアスケートSPの滑走順が決まった瞬間に思いついた。浅田真央が30人中30番目、スポーツ新聞は大トリだとはしゃいでいる。ラストダンスにふさわしい大トリだと本人が開き直れば最高の舞台だろう。鉄の心臓が必要だ。

鉄の心臓といえばマック赤坂じゃないか。惨敗してしまったが、先日の都知事選ではご本人が「これまでの集大成」だと言う一世一代の政見放送を行った。その放送順はNHK版では全16人の候補者の16番目、大トリだった。もう一度見ておこう。

せっかくだから東京オリンピックに向けた民放版のおもてなしヴァージョンも見ておこう。フィギュアに例えるならこちらはフリープログラムだ(笑)。長さは同じだが。金メダル(当選)を願って青い衣装を着ている(注:女子フィギュアには都市伝説があり、トリノ五輪からバンクーバー五輪まで金メダリストは皆青い衣装で金を取った)

政見放送だけでなく、街頭演説でも同じことを貫徹しているマック赤坂。その意志の強さと、馬鹿にされてもけなされてもこのスタイルを貫く姿勢は鉄の心臓でなければ出来ないことだ。

私も最初はキワモノだとしか思わなかったが、『映画「立候補」』というドキュメンタリー映画がそんなマック赤坂の生き様を捉えていて、泡沫候補と言われる候補者への意識が変わった。ドキュメンタリー映画としては異例の7か月ロングランも達成した映画で、これを見ると民主主義への想像力がアップすること必至だ。必見の映画のひとつといえる。

なにはともあれ、そんなマック赤坂の鉄の心臓とスマイル(注:マックさんはスマイルセラピーを広めるためにスマイル党を結成して選挙している。)の精神を浅田真央にも伝えたい。とにかくスマイルで自分自身に集中することだ。
そして浅田真央からマッオ浅田に変身しよう!

キムヨナはノープレッシャーで17番目というぬるい順番。これでミスったら怒っちゃうよキムヨナちゃん!

いろんなネットユーザーの皆さん、怒らないでね...。ボクあたまおかしいんで!

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2014/02/16

リプニツカヤは木村健吾か?

この女子フィギュアスケート選手を誰かに例えるシリーズはいつまで続くのだろうか。それはオレのさじ加減ひとつである。

ユリア・リプニツカヤはすでに団体戦で金メダルを取っているし、個人戦へのプレッシャーはずいぶんやわらいでいるとも思うがどうだろう。

浅田真央とキムヨナのライバル対決は、もちろん前回オリンピックでのトップ同士による名勝負数え唄という位置づけだった。浅田真央を藤波辰巳(現辰爾)、キムヨナを長州力という位置づけで捉えればわかりやすい。

しかしそこにリプニツカヤという別の強い選手が割って入ってきたかたちだ。選手の格からいえば木村健吾に匹敵するのだが、その例えには無理がある。木村健吾はヒーローになるには地味すぎた。リプニツカヤには華がある。まるで初代タイガーマスクのように。だがタイガーは名勝負数え唄とは次元が違う。難しい局面になってきた(笑)。

リプニツカヤは木村健吾ではない。だがジュニアヘビー級でもない。だとしたら誰に例えるべきだろうか。外国人選手で藤波・長州に絡んできた強豪がいただろうか?思いつかない。そもそも外国人選手を揃えられないからこの二人で戦っていたのだ。

個人的にはリプニツカヤのイメージは前田日明だ。武者修行から帰国していきなり強かった。空気を読まずにぶんぶん足を振り上げて蹴りを入れる。格の違いなどまったく気にしないケンカ野郎だ。

だがそうなると長州・藤波とはほぼ絡まない。うーむ悩む。そもそも名勝負数え唄の例えに無理があるのか?(どう見てもあるでしょ)

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2014/02/15

キムヨナは中島みゆきである(笑)

ムリがあるのは承知してる。それがタイトルの(笑)に見え隠れしてる。しかし今言っとかないと永遠にこの妄想は日の目を見ない。キムヨナはあと数日で現役引退してしまうのだ。だからあえて言う。キムヨナは中島みゆきであると。でヒマなのでね。

「中島みゆきは楊貴妃である」というほうがまだ説得力がありそうだ。しかしキムヨナと中島みゆきをファン目線で重ね合わせヨタ記事に仕立てる酔狂人はボクしかいないだろ(?)。

以前、キムヨナはブルース・リーであると書いた。書いたもん勝ちで。その記事の最後に暗示のようにキムヨナと中島みゆきの共通点(そして向田邦子との共通点)も示唆した。だからといって中島さんがブルース・リーであるとまでは言わないから安心してくれ。

すでに破たんしそうだが話を進めよう。まず最初に言えるのは姿勢がいい女性であるということだ。姿勢の良さというのは単に背筋がピンと伸びているというだけではない。立ち姿、舞台(リンク)での仕草、そして演技に入ったときのスイッチの切り替えなど、総合的に姿勢がいいというところ。

作品へののめり込み方といったほうがいいかもしれない。それは次の共通点である音楽への没入感につながる。中島さんは曲そのものが自作だがキムヨナはダンスでありもちろん違うわけだが、こと音楽を表現することに高度に自覚的である部分が似ている。

外部要因では、常にトップを取り続けている。中島さんは世代を超えてオリコンチャート1位の楽曲を40年に渡って出している。キムヨナはまだ20歳だけど常にトップレベルをキープしてきた。ボクにとって孤高の存在という意味でこれも共通点としたい。

もうひとつの外部要因はライバルの存在だ。本人がどう思うかはこの際置いといて、世間的にはキムヨナには浅田真央というライバルが存在する。では中島みゆきには?そう、ユーミンこと松任谷由実という大きなライバルが存在した。

単にそれだけならユーミンがキムヨナでもいいわけだが、光と影、陰と陽、朝と夜、そういう二項対立でどちらがどちらに当てはまるかと考えると、浅田・松任谷組が光であり陽であり朝のイメージを持ち、キムヨナ・中島組は影であり陰であり夜のイメージではないだろうか。白と黒でもいい。キムヨナは黒い衣装がよく似合う。中島さんも魔女と呼ばれ黒いイメージだ。

暗いとか凄みが怖いとか負のパワーのイメージやそういう理由でのバッシングの洗礼を受けたというところも似ている。世間てのは勝手なものなのだ。しかしそういった偏見にもめげないメンタルの強さにも共通点を感じる。そして結果を出す実力を持ってる。強い女性なのだ。ただキムヨナはほとんどミスをしないけど中島さんはよく歌詞を忘れる(笑)。

さらにギャハハ笑いも共通点かもしれない。キムヨナの笑顔は日本では報道されないが、かなりのゲラだ(笑)。中島みゆきさんも負けてない。ラジオパーソナリティのときのギャハハ笑いをボクは以前「けたたましい」と表現してしまった!大笑いできる女性はいいね。

そして深夜3時の女だ。中島さんは月イチの生放送、キムヨナはソチ五輪の演技が(たぶん)3時前後。ここまで来るとかなり苦しい共通点ではあるが。

だがもっとも重要な共通点はキムヨナも中島みゆきも私のハートを捉えて離さないカリスマを持っているということに尽きる。そういう直感をボクは信じる。

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2014/02/14

パリの散歩道が頭から離れない(笑)

まさか21世紀にバリバリの80年代洋楽ロック「パリの散歩道」(ゲイリー・ムーア)がヒット曲になるなんて誰が予想しただろうか!?

もちろんこれはソチ五輪フィギュアスケート男子ショートで世界新記録をたたき出した羽生結弦の使用曲だからという理由だ。

日本人選手なのでニュースでもバンバン流れているが、この曲は耳にねっとりとこびりつく。そんな粘っこいエレキギターのバラードだ。フィギュアにそれほど興味がない人もこの曲だけは耳に残っているのではないだろうか。

こんな曲をティーンエイジャーに躍らせたのは誰か。コーチのブライアン・オーサーだろう。4年前にキムヨナに007を躍らせて金メダルに導いたコーチだ。キムヨナと別れた後、羽生のコーチとなり、オリンピックにこんな楽曲を持ってくるアイデアはすごすぎる。

昨年パリでのグランプリシリーズでもこの曲で踊る羽生選手を見た(私にとってもまさにパリの散歩道だった)。そのときも感じたのは「いかにも古臭い曲」だった。しかし羽生結弦のキビキビした演技と相まって、まるでコマーシャルソングのように耳に残ってしまうんだから、楽曲の力というのは厳然と存在するのだと思う。

審査員席に向かって不知火型土俵入り風(笑)にアピールするときの羽生選手の“ドヤ顔”は、まさにパリの散歩道の真骨頂だ。この調子で金メダルまで突っ走ってもらいたい。

女子スキージャンプの高梨沙羅選手は第4位で残念だった。誰もがメダルは当確だと思っていたが、本人の重圧は相当なものだったように思う。私も「パリの散歩道」の大ヒット以上に驚いた。

しかしまだ若い高梨沙羅はきっと立ち直れると思う。この挫折は将来にとって大きな財産になると思う。4年後は韓国で冬季五輪だし、時差ボケなしで応援したい!

そして女子フィギュアまであと一週間を切った!

15歳のユリア・リプニツカヤが団体戦で圧倒的な存在感を示した。9月生まれの浅田真央とキムヨナは15歳のときのオリンピックには出場できなかったが、6月生まれのリプニツカヤは15歳で自国開催のソチ五輪に出場し、五輪初種目の団体戦で金メダルまで取ってしまった。この引きの強さ!

運の良し悪しは結果論でしかないが、リプニツカヤの強烈な余韻を打ち壊せるのはキムヨナのノーミス演技しかない。ひとつひとつの技術の美しさと音楽の理解度、そして世間的にはほとんど初演のようなプログラムのサプライズ効果で2連覇を達成してほしい。笑顔でアディオス・キムヨナと言いたい。

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2014/02/09

冬季五輪開幕!

ソチオリンピックが開幕した。ウインタースポーツは自分自身がやらないためキムヨナのいる女子フィギュアスケート以外はあまり関心がなかったが、週末は記録的な大雪で外出もあきらめたため、角野友基のスノーボードや上村愛子のモーグルなどちょいちょい見てた。

ちゃんとみると面白い。採点に芸術点的な要素が入る競技が多い冬季五輪の種目だけど、上手い選手(競技する姿が美しい選手)は直感的にわかる。技術に裏付けられた職人的な美しさは見ていて清々しい。

スノーボードはまだ40年くらいの歴史しかない新しいスポーツだが、そのファッションのチャラさも含めて遊びの文化だけで形成されているのがいい。スキーは雪国の生活とか日常の足から発展している真面目なイメージがあるが、スノーボードは100%遊びの匂いしかしない(笑)。モーグルもスキーではあるが遊びの匂いが充満してる。

ストリートを再現したスノーボードスロープスタイルの遊び心。巨大なマトリョーシカの頭をチョンと小突いて点数がつくなんて昔のオリンピックなら「不謹慎な!」と言われかねない。あるいは技の名前にヘリコプターとつけてNHKアナウンサーにしゃべらせるモーグル(笑)。そういう競技で、一昔前なら真面目一辺倒というイメージだった日本人選手が活躍する時代は素晴らしい。スポーツには争いより遊びのイメージで臨むほうが好きだ。

これらの競技やフィギュアスケートは、他の選手と戦ってはいるけれど格闘技や多くの球技のように直接対決ではなく自分自身との戦いだ。夏のスポーツだとゴルフや水泳、陸上のようなイメージで、自分自身が自分自身の向上によってスキルアップしていく。その評価を並べてみたときにたまたま順位がついてしまうわけだ。

さらに夏の競技との大きな違いは芸術点(飛形点や演技構成点など)があるところ。基準があいまいなだけに賛否両論あるだろうが、美しさや物語を評価するのは遊び心とつながっているように思って嫌いじゃない。夏の競技もそういうのを入れると面白いかもしれない。速度は世界新記録だけど走る姿の醜さで減点されて世界新ならず、とか?非難轟々だろうな(

それだけにウインタースポーツの観客は勝ち負けにこだわると本質を見失う。ましてやほかの選手を貶めたり、政治的なバイアスを持つと目が曇る。点数よりも選手個人の技術の向上や美しさをしっかり見る方が何倍も感動できる。ミッツ・マングローブがフィギュア男子の羽生結弦の好不調を細かい振付の違いで見分けたエピソードを正月の「スポーツ居酒屋 語り亭」で見たが、まさに観客のお手本だ(笑)。そういう迫り方をしたうえで得点に一喜一憂するのは“祭り”としてはアリだと思う。

●団体戦で予行演習!

フィギュアスケートは早くも団体戦が始まっている。韓国はキムヨナだけしかオリンピック級の選手がいないので団体戦には出られないが、日本はアイスダンスやペアの選手もいてくれて団体戦に出場できた。フィギュアで団体戦というのは初めてだが、裾野を広げるにはよい取組だと思う。そのうち韓国からもK-POPアイドルのように歌って踊れるダンサーが出てくるともっと面白くなると思う。キムヨナが引退したらアイスダンスやってくんないかな(笑)。

女子ショートに出た浅田真央はいつも以上に緊張していたようだ。団体戦だから他の選手への気遣いも必要なので笑顔を作っていたが、自分自身に責任を持てばいいときより重い責任感を感じていたのかもしれない。そしてトリプルアクセルで失敗した。

ダブルアクセルと判定されたうえでミスジャンプの判定。ダブルパンチでの減点は痛い。もしトリプルアクセルにこだわらなければもっと得点は伸びただろう。そこが浅田真央の魅力でもあり応用力のなさでもある。これが団体戦でなければこだわりは魅力だが、団体戦は手堅い演技で得点を取りに行くといった戦略思考も必要だったかもしれない。どちらが正解ということでもないけれど。しかし終わったことは忘れて、これが予行演習のような効果を出し、個人のときに成功すればいいと思った。

予行演習をしていたのは選手だけじゃない。日本では真夜中の饗宴となるソチ五輪のフィギュアスケート。どんなもんか夜中に起きて団体戦を見ていたわけだが、とてもじゃないが翌日に影響必至だ。もうオレも若くないしな()。やはり全部録画するしかない。そのためにはHDDに空きスペースを作らねばならない。週末を有効に活用し、HDDスペース獲得作戦を決行する!

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2014/02/02

サラ沙羅対決も面白そう

ソチ五輪でもっとも注目度の高い日本人選手は高梨沙羅のようだ。圧倒的な強さもさることながら、スキージャンプの常識を打ち破る体格で圧倒的に強いところがいい。またインタビューの受け答えの初々しさと論理的なところもいい。

女子スキーは初めてのオリンピック競技で、男子に遅れること90年だとか。その記念大会にメダル候補として小さな巨人高梨沙羅が出場するというめぐりあわせも物語を感じさせるに充分だ。

その高梨沙羅のライバルは、サラ・ヘンドリクソンというアメリカの選手。第一人者といってもいいかもしれない。怪我からの回復が心配されるけれど、NHKのインタビューでは「13年間の選手人生で体が技術は覚えている」と自信をのぞかせていた。

ソチのジャンプ台はアールがゆるやかな新型ジャンプ台で、高梨のように小さい選手は助走のときに受ける遠心力(ジー)がぼやけてしまいタイミングがとりにくいそうだ。

高梨沙羅は以前、タイミングをとる呪文を唱えていると言っていた。「私のジャンプ、見てください!」と心のなかで唱えてちょうどいいタイミングで飛び立っていたという。

まるでゴルフ漫画『あした天気になあれ』の「チャー・シュー・メン!」のようだったので印象に残っていたのだが、このタイミングではなくなるということなんだろうか?

100分の1秒のタイミングの差を体で覚えるのは大変なことだろう。また、スキージャンプは当日の自然環境にも大きく影響される。それでも高梨沙羅の安定感は揺るがない。魔物が棲むというオリンピックの舞台だが高梨沙羅には世界初の女子スキージャンプ女王になってほしい。

●キムヨナに似ている高梨沙羅

高梨沙羅は大舞台でプレッシャーの対処方法をキムヨナの講演から学んだと語ったことがある。なんでも素直に受け入れる姿勢が、その後のテレマーク姿勢の克服にも見て取れる。

サラ沙羅対決と真央ヨナ対決を無理やりだぶらせてみてしまうわけだが、どちらがどちらかと考えると、サラ・ヘンドリクソンが浅田真央で高梨沙羅はキムヨナと言えるだろう。もちろん超個人的な思い込みでしかないが、ライバル対決なんだからそういう見方をしたほうが面白い。

サラ・ヘンドリクソンはアメリカの女子スキー界のスターであり、常に日の当たる場所を歩いてきた。高梨沙羅は体格に恵まれず、テレマーク姿勢もできなかった。しかしその短所といわれた体格を技術でカヴァする論理的な取り組みを実践する。そして審査員から求められているテレマーク姿勢も科学的な取り組みで克服していく。

前を歩くスター選手に対して自分自身の短所・長所を客観的に見つめ勝つための取り組みを論理的・科学的に分析しながら実践して勝てるようになっていく。その過程がとてもキムヨナに似ていた。ジャンプの力のベクトルが高跳びでなく幅跳びという面でもキムヨナ的だ(笑)。

日本は札幌オリンピックのころからスキージャンプは盛んといえるだろうが、まだまだマイナースポーツだと思う。女子スキーを公式種目にしたのは米国の力が大きいように思うし、サラ・ヘンドリクソンという強いスター選手がいたことが、ここ数年の高梨沙羅をより強くしたと思う。

たまたま日本に住んでいるから高梨沙羅の特集番組も見ることが出来るしメディアに同調して応援できるわけだが、もし高梨沙羅が日本人じゃなかったとしても、ここまでの物語を知ったらきっと応援したくなったと思う。キムヨナがそうであったように。

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Numberにヨナを探す

さぁ運命の2月がやってまいりました。ソチ五輪開催間近です。ソッチには行かないよ!マジか?そんなダジャレも寒い2月です。

雑誌Numberを久しぶりに買いました。Numberはスポーツのなかに潜む物語の魅力を引き出す“文芸誌”です。スポーツが文学になることを証明してきたロングセラーの雑誌です。

今回の特集は「浅田真央ラストダンス」でしたが、キムヨナファンの私はそこにキムヨナを探すために購入しました。物語としてのスポーツにライバル関係は不可欠ですし、今号のなかでジョニー・ウィアーが言っているように「同じ選手2人がライバルとして2回の五輪で優勝を競うのはすごく珍しいことで、貴重な機会」なわけです。

もちろんこのふたりだけではなく、ほかにも有望な選手はたくさんいるでしょう。しかしそれを公平に扱うのは物語としては邪道ですし稚拙です。長州vs藤波で盛り上がってるのに木村健吾がいるだろう、というのと同じです(笑)。もちろん木村健吾はいてもいい。物語に深みを与えるようなやり方で入ってくる選手の登場は期待したいところです。

しかし現状では、やはりここは前回メダリスト2名の対決図式を素直に受け入れ、ライバルをライバルとして位置付けるのが楽しいです。

Numberは文芸春秋社の雑誌ですからキムヨナ特集を望むことはできませんが、浅田真央を特集するということは、裏返せばキムヨナを読み取ることもできる、そう思ったわけです。そう思わずには日本のメディアからキムヨナの物語を得ることはできません。スポーツに国境はないと思いますが、厳然と存在するのが国家対抗の五輪なのでしょう。時勢もおかしな極東アジアですし...。

●キムヨナファン目線で楽しめた記事

ふたりのライバル関係を正面から取り上げた記事はタチアナ・フレイド氏の書いた「マオとヨナの最終章」でした。ジュニア時代の天真爛漫なマオと消極的で内気なヨナの姿から、二人の成長過程における課題への取り組みについて主観的にまとめています。「マオとヨナのラストダンス」という作品に向けたライナーノーツという趣きで、類似記事が皆無のなかキムヨナファンとしても面白く読みました。

それ以上にキムヨナの存在感を感じたのは野口美惠氏の「涙のバンクーバーから最高のソチへ」というメイン記事でした。バンクーバー後、佐藤信夫コーチと浅田真央の4年間の道のりを取材して書かれた記事です。

キムヨナはほんの少ししか出てこないのですが、先日ひとくちメモに書いた浅田真央の「気づき」について、それを裏付けてくれるかのような非常に参考になる記事でした。

頑固で自分流にこだわり続ける完璧主義者浅田真央。私は元来そういうストイックかつオリジナルな個性が大好きです。しかしフィギュアスケートに関してはキムヨナに一目ぼれしたところが個人的なスタート地点であり、キムヨナはその期待を裏切らない圧倒的に美しく強いダンサーでした。

チーム・キムヨナが最大限に意識して取り組んできたと思われるのはフィギュアスケートに必須のダンスによるコミュニケーションでした。大衆性もありサプライズもありの現代的なわかりやすさはK-POPの隆盛とオーバーラップして時代の空気を形成していったと思いますが、その基礎基本にはフィギュアスケートの歴史に忠実なスケーティング技術があり、その基礎基本を“美しい”と考える審査員も多いように思います。そもそもが減点法で成り立っていた歴史があるわけです。

タチアナ・フレイドの記事で「ヨナはすべてにおいて論理的に物事に対応していた」という証言もあり、基礎基本の上に音楽的構成を構築していく取り組み、そして得点の分析ができるスタッフの存在がキムヨナを欧米で通用する選手にしていったように思います。

●基礎基本+αという勝利の方程式

そもそもフィギュア不毛の国韓国で育ったキムヨナには基礎基本に忠実なスケーティングから始める以外に方法論がなかったのかもしれません。外国で暮らすのは当時の日本人とは比較にならないほど特殊な環境でもあったでしょうし、内気で笑えない少女だったキムヨナが淡々と仕事のようにスケートに打ち込んでいたというのはわかる気がします。明るく面倒見のいい振付師のデヴィッド・ウィルソンに出会っていなかったらキムヨナがこれほど成長できたかどうかわかりません。

論理的な構築力(哲学)は欧米的な考え方といえます。韓国フィギュア界のパイオニアであるキムヨナは欧米のコーチや振付師のもとで素直に異文化コミュニケーションのための論理的な取り組みを実践し成果を出したわけです。

そんな通好みのスケーティング技術を求めたい審判団からのコミュニケーション渇望が一方にあり、その取り組みが浅田真央には若干不足していたのかもしれません。キムヨナと異なり有能な先輩の多くいる日本で育った浅田は、彼らと差別化できる独自のスケーティング技術で誰にもできない大技を持って成長してきました。しかしそこにこだわりすぎたことで基礎基本という地味なコミュニケーション能力が不足していた。それをこの4年間で佐藤コーチが徹底的に壊してきたようです。

荒川静香さんの新書に、選手がコーチを変更するときには自分にいま必要なものを知り、それを与えてくれるコーチのもとへ行くといったことが書いてありました。まさに浅田真央には佐藤信夫コーチの一貫した哲学が必要だったのだと思います。そのために我流のスケーティングを捨てる覚悟を持ったのだと思います。

今年の浅田真央は基礎基本に忠実なスケーティング技術のうえにトリプルアクセルと鬼気迫る華麗なステップを乗せてきます。キムヨナは基礎基本に忠実なスケーティング技術のうえに盤石のトリプル+トリプルと圧倒的な音楽へのシンクロ力を乗せてきます。美しさで4年前に引けを取らない素晴らしいライバル競演になると思います。

見た目の美しさではグレイシー・ゴールドもアシュリー・ワグナーも負けてません(笑)。個人的にはアシュリー・ワグナーのナチュラルメイクなときが好きです...。ワグナーはリンクでは化粧が濃すぎる!もっとナチュラルなほうがいい。

おっと、木村健吾を語り始めてしまいそうだ。それはフィギュア専門サイトにお任せして、キムヨナvs浅田真央という奇跡の時間を待ちましょう。

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2014/02/01

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