男ひとり旅のパリガイドブック探し
10年ぶりの強烈な台風がやって来て電車が止まっている。さっき雨はやんだので駅まで行ってみたが、強風のため電車が動き始める見通しがたたないらしい。電車で寿司づめにならずに済んだのを幸いとチョコクロワッサンとリンゴと紅茶のデニッシュとカフェオレを買って一時帰宅。時間があいたのでブログを更新することにした。
風がやむまでの短時間で何を書くか考えて、とりあえずパリのガイドブックに何を選んだかを記録しておきたい。というのも、パリのガイドブックはほとんどが女性目線で書かれており、男(おっさん)一人旅向けのガイドブックは皆無といえる。ここで紹介するものもほとんどは女性目線といえるかもしれない。しかしなかにはショッピングやスイートやグルメだけじゃない、ちょっと変わった視点のガイドブックもあり、そういうものを男(おっさん)目線で読み替えていくのも一考かと。
まず一冊目は言わずと知れた『地球の歩き方 パリ&近郊の町 2013~2014』だ。とりあえず辞書みたいなものであるだけでホッとする。これで旅の外観をつかみ、ディテールを他のガイドブックで補うのが私のスタイル。
次にあげるのは『改訂版 ガイドブックにないパリ案内』(稲葉宏爾著)がよかった。まず著者が男(笑)。それに書籍のアートディレクションを長年やって来た著者だけあって造本が見事です。美しくコンパクト。写真とイラスト地図と文章のバランスがよく、それでいて型にはまってない。パリのイメージを本にしたらこうなるという見本のよう。でもタイトルは「ガイドブックにないパリ案内」なのだ。おっさん一人旅のために書かれた唯一無二のガイドブックという貫禄すら漂う。ただ、この書籍を読むと短期滞在じゃもったいなく思えてくる。
トリコロル・パリのお二人、荻野雅代さんと桜井道子さんの著書『歩いてまわる小さなパリ~日帰り旅行も!~』も無意識にパラパラ読んでることが多い。地区別の地図の切り取り方がうまい。効率的にパリを散歩するという編集方針にブレがない。ちょっとした豆知識もツボを押さえてる。完全に女性目線のガイドではあるけれどオッサンでもパリを歩きたくなる本だ。トリコロル・パリのWebサイトはスマホにもブックマークしてよく見てる。
最後に照会するのは、とのまりこさんの『1枚のユーロ紙幣で楽しむパリ』だ。とのまりこさんは何冊もパリの書物を出版されてるけれど、どれも切り口がオリジナルだと思う。そのなかでもこのガイドはタイトルからして他にないと思う。基本的には女性目線なのだけど、金銭感覚というのは知ってて損はないし、いろいろ応用が効くような気がする。
おっと、風も収まってきた。そろそろ電車、動き始めたかな。
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