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2013.09.23

糖質制限一周年。そして安値ブレイク!

今年9月15日は糖質制限開始一周年、同21日は糖質制限開始後最安値記録!ということでひとり祝っておきたい(笑)。

昨年9月15日のTBS報道特集がボクにとって福音となった。そのときの様子はブログで熱く(長く)語っている。その後は記録したい変化が起きたときにツイッターでつぶやいてきた。体重を相場に見立て売り仕掛けを展開してきた。

一年経った15日の体重は過去最高値の天井からすると11.3kg減だった。安値ブレイクした21日で11.9kg減。成功といっていいのではないだろうか。そもそも今後10年で8kg減らせればいいくらいの意識しかなかったのだ。1年前までは。それも毎年、ここから10年、ここから10年と念仏のように言うだけでダイエットする気なんてサラサラなかった。

それでも始められたのは趣味に出来たからだ。「2週間ですぐやせる?運動しなくていい?うっそつけよ!」みたいなかるーい感じで始めて、本当にやせてしまった。人間、体験ほどに信じやすいものはなく、コロっと信じて一周年だ。結果が出てよかったよ(笑)。医者の言うこと聞いてたら薬漬けのうえにカロリー制限して運動運動また運動だろ。ストレスで死んじゃうよ!だろ?糖質制限さまさまってことなんですよ。

糖質制限の書籍をいろいろ読むと、20kg減や30kg減も当たり前といった体験談が見つかるが、それは最高値が100kg越えの皆さまに多い。普通のデブはそうそう30kg減なんてできない。それでも糖質制限だけで数週間あれば5kgくらいはすぐに落ちる。

もちろん落とす必要のない体重を落とそうとする誤ったダイエット女子も日本にはかなり多く、そういう人は糖質制限することで逆に体重が増える可能性もある。ある調査によると(柴田博先生のエッセイで読んだ)、日本の若い女性には北朝鮮と同レベルの栄養失調がかなりいるという。過度なダイエットの弊害を象徴的に物語るエピソードだ。カロリー制限や栄養の偏った食事が招く悲劇だろう。

適正体重とは健康体重ともいえる。健康に生きるには個体レベルでバランスのいい値があるはずなので、なんでもかんでもダイエットというのは間違っていると断言しておきたい。糖質制限することで自分の健康体重を知るという目標も出来てくる。もはや私にとって糖質制限はダイエットではなく健康維持に欠かせない方法論となっている。

体重を落とすだけならいろんな方法があるのかもしれない。しかし健康、とくに血液のことを重視することが中年以上には重要なファクタとなる。糖質制限は糖尿病治療の方法論として研究されている食事療法の一種といえる。だからこそ血液と代謝の関係について素人でも考えるきっかけにしやすい。

●普通に献血できたのも糖質制限のおかげ

先週は超久しぶりに献血もした。たぶん10年以上ぶり。もう献血車での“作法”も忘れてる。しかし献血は手軽に血液の検査もしてくれるし人助けにもなるので糖質制限後のいいタイミングでしたいと思っていた。これも一周年記念行事なのであった。

献血カードを作る間にスポーツドリンクをガン飲みさせられる。水分をしっかりとる必要があるからだが、ここで糖質制限中だからと拒否するのは野暮なのでガンガン飲んだ。

最初の問診前に血管が出やすい腕を確認し、出やすくない方の腕で一滴だけ血をとり、血液型の検査液で血液型を検査する。0型で間違いなかった。Rh+OM型というとこまでは高校時代の生物の授業で確認済みだ。最近は授業で血液取ったりしたら問題視するバカPTAも多いと聞くが、当時の私は率先して立候補し血液の遠心分離実験台になった。

血液型以外に肝機能ALT(GPT)もその場で確認された。献血の場合この値が45以下でないと出来ないそうだ。この値は22だったので、「基準値内で問題ないですね。」と言われ、無事に献血が出来た。

終わった後はイスに座ってジュースを飲んだ。このジュースも食物繊維が多いもので23g以上の炭水化物を含んでいたが飲んだ。400gの血を取った後だし。ただお菓子は食べなかった。

この日はカメラっ子純情とゴルゴとゴルゴの後輩女子と4人で飲むことにしてたので夜は新宿御苑へ。献血後ではあったが糖質ジュースを大量に飲んでいたのが良かったのか問題なかった。

異変に気付いたのは帰宅後だった。すんなり献血できたわけだが、ALTが基準値以内というのが解せない(笑)。ALTはいわゆる脂肪肝などで高くなる数値だ。献血の基準値45は割と甘い。健康診断などでは上限30、甘くて38くらいだと思う。

太ってなくてもALTが基準値外で献血できない人も結構いるようだ。それが基準値以内だったので、「これまでそうだったかな?」と疑問に思い過去の健康診断結果を見直してみた。

4年前までの結果が見つかったのだが、2009年以降一度も正常値だったことがない。2009年はALTが111だった!その後はさすがに健康診断前だけ飯抜きしたりしていたのだが、それでも平均で68くらい、要精密検査レベルだった。

それが約10か月後には22になっていたのだ。脂肪肝でなくなったわけだ。完全に糖質制限の成果だろう。これがもし精密検査を信じて医者にかかっていたら薬を飲まされるだけだったはずだ。薬を飲むと数値が改善しても献血は受けられない。この差はとても大きく感じた。

数値の改善と体内環境の改善とは似て非なるものだ。でもいい数値は欲しい(笑)。だからといって薬でごまかしたくはないし無用な運動もしたくない。そんな欲張りで怠惰な私には糖質制限以外の選択肢はなかったと思う。普通の生活をして普通の健康を手に入れる。一番真っ当な生活態度だと思った。

ただ現代社会は普通の食事、つまり現代の日常的運動量に合った適度な糖質量の食事がしずらくなっている。運動量の多かった明治時代あたりまでと同じ量の米飯(とくに白米)を食べることが糖質過多になってしまうのは、現代の調味料や調理法(レシピ)が現代の運動量に対して基本的に糖質過多だからともいえる。そこで一番手っ取り早く糖質接種を減らす方法が「主食抜き」だったのだと思う。

そう考えるとカロリー制限をして毎日日常生活以上の運動をするのは理にかなっている。ただその運動量と運動時間を、摂取する糖質量に合わせて調節し常に維持しないと、摂取する糖質量が多いため健康を害するリスクが高い。途中でキツイ運動をやめ、「せめてカロリーだけでも少な目に」という判断がもっとも危険だと思う。運動をやめたらカロリーよりも糖質量を下げなければダメだ。

カロリー計算をしながら糖質量と運動量とのバランスも満たす計算もして、日々それだけの運動量をこなし続けるなんてのは普通の生活者には出来ないだろう。入院でもすれば別だろうが。また、そこまで健康に関して計算できる人なら糖質制限の理屈なんてあっという間に理解できると思う。

●カロリー制限の考察を趣味に加える

最近、どうしてカロリー制限がこんなに幅を効かせてしまったのかに興味の対象が移り始めている。それでちゃんと学ぼうと思って書物を探すのだが、糖質制限と同レベルにカロリー制限を解説した実践的な理論の書物がほとんど見当たらないのだ。もはやカロリー制限は自明のことになっていて、医者も栄養士も古い知識をそのまま何の疑いもなくただ継承してきているだけじゃないかと疑いたくなる。

物理法則や数学においては古い知識でも非常に厳密な証明がなされて初めて正しさが認められる。「正しさ」とはそういうものだ。しかし自然科学やその一分野としての医学は、物理や数学ほどピュアで単純な学問ではなく、複雑系の学問といえる。数学における証明というレベルでの答えはまず見つからない。だが確実に進歩する余地はあり、そのためにデータをそろえたり仮説を実験しては事実に対応して「確からしさ」を確認していくわけだ。であるならば、まず事実に謙虚になる姿勢が必要であり、常に古い知識に縛られるべきではない。

そんなときに読んだブルーバックスの『栄養学を拓いた巨人たち』は面白かった。栄養学という新しい学問はまさに既得権益や医学的権威との闘争の歴史といえそうだ。感染症と思われていたビタミン欠乏症の発見に至る戦いや日本陸軍の脚気への取り組みで軍医の権威だった森林太郎(森鴎外)の頑迷さがいかに多くの陸軍兵士を殺して来たかなど、読み物としても興味深かった。

糖質制限食という方法論もまたそのような医学的権威との闘争の歴史の線上にあるビビットな課題だと思う。いまはまだ自分自身で考えて実践し効果をあげている人にしか理解できない方法論かもしれないが、黙っていても医者から糖質制限を勧められる世の中が来るまで待っていられない。何十年も先に結果がでたとして、自分自身の健康とは無関係だ。やるにしろやらないにしろ自分で考えるしかない。そのための参考書がこれだけあるのは幸運だと思う。フードファディズムによるダイエットブームとの根本的な違いをよく知る必要がある。

新しい知見に対して複数のアプローチがあるのは科学も医学も同じだと思う。その過程の確からしさをエビデンスレベルで確認していくことも大切だろう。その過程で物理や化学の成果を取り入れるのも必要だろう。それが製薬というアプローチでもいいし、食事療法でもいい。ただ、自分の健康と密接に関わる課題だけに、納得のいく説明はして欲しい。私の場合は産業医が説明を放棄し「医学書を読んでください」と放り出してくれたことで医学書を読むきっかけが出来た。彼らが読んできたものとは異なる医学書だとは思うが。

「医者の言うとおりやってりゃ間違いない」というほどに医学は科学的な確からしさを備えていない。さらに最近では裏に巨大利権が渦巻くとウワサの医学会だ。そういう世界は必ず腐敗する。それは仕方がない。腐敗した医療にもいいところはある。カネさえあれば最高の医療が受けられる。だがどうだろう。腐敗した医療はカネを生む治療法を選択し勝ちだ。のんびり糖質制限させるより、高額な薬を投与し外科手術もして延命につぐ延命をしたほうが医者にとって美味しい医療だ。カネがあっても適切な治療をされるかどうかわからない。それが現代社会である。

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Comments

最安値&フォアグラ脱出
おめでとうございます。

1kg/月は脳みそに飢餓感を感じさせない、なかなかいいペースですよね(^^)

僕も油断してたら太っちゃっていて去年4月に腹回り86cmでアウト!を食らい、それから夕飯時の糖質を減らす、例えば米飯を摂らないorえらく減らすのプチ糖質制限での体重管理を始めてそろそろ1年半になります。
始めて半年で、5kgダウン。そこから増えないように1年経過、上手くいってます。

でもまあ、僕の場合は手っ取り早くカロリー減らすのは米飯減らせば良いじゃんと思いつきでやってみたら、実は糖質制限ダイエットだったってことなのですが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」、糖尿病治療のための医者の指導の上でもない限り、極端な糖質制限はどうかなぁとは思います。

おいしいものをあれこれいろいろ適量食べる。これが一番楽しいです。

Posted by: くっきも | 2013.10.12 at 23:14

どうもありがとうございます。糖質制限をすると最初の数週間から数か月で一気に落ちますよね。その実感がモチベーションにつながる好循環になりました。もはや何か特別なことをしてる意識はないですね。逆に夜にいわゆる主食を摂るときのほうが特殊な感覚を持ってしまいます。

私もプチ糖質制限レベルだからご飯やパンやパスタなどなんでも食べますよ。ただ夜食べないだけ。それで充分ですね。でもそういう生活をしていると特に食べたくなることもないのでほとんど朝昼は意識していないです。

極端な糖質制限がどれくらいのレベルなのかは人それぞれでしょうね。それは極端なカロリー制限にも言えますし、極端な運動にも言えます。私の場合はほとんどの日本人が極端に糖質過多な生活をしていて危険だなぁという風に見えています。これだけ健康ブームなのに糖尿病患者は増える一方ですからね。しかも軽度の糖尿病と診断されてから何か始める(走ったりする)人がとても多いのがちょっと残念です。

個人的には極端に糖質過多な生活をしている人よりは糖質ゼロをストイックに実践してる人のほうに共感を覚えてしまいます。私にはどちらも出来ないですけれど...。

糖尿病になってからでは進行を抑えることしか出来ないため、治療となったら医師の指導が不可欠でしょうね。そうならないためのプチ糖質制限を早いうちから実践していくという感覚がストレスもなくいいんじゃないでしょうかね。

もっともほとんどの糖尿病専門医が糖質の比率を60%摂らせる過糖質なカロリー制限を推薦するそうなので、どんな医師を信用するかも人それぞれのリスク管理になってくるんだろうと思います。

ただ、どんな医師のどんな治療でも、きちんと説明してくれることが重要だと思いますね。信頼感はそこから生まれるものですね。

Posted by: ポップンポール | 2013.10.13 at 01:24

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