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2013.04.25

살아있는 한국어 シリーズはいい!

私は国語の定石だ最近ハングル書籍を読むのがとにかく楽しい。時間を見つけては読みたいという感じなのだけど、今日ちょうど届いたハングル学習書もあるので、その紹介とも絡めて韓国語学習の近況を綴っておきたい。

最近毎日少しずつだが楽しく読んでいるのは「나는 국어의 정석이다」という韓国語で書かれた“韓国人のための正しい国語使いこなし読本”だ。

原語の本を読むなら好きな分野の書籍を読むのがいいという。趣味は多いほうなのでいろんなことに興味はあるわけだけど、結局いま好きなことはと考えるに“韓国語そのもの”だということに気付いた。そこで韓国語で書かれた文法書とか言葉にまつわる本を探した結果、この書籍を見つけたわけだ。ちゃんと読み始めたのは今年の2月から。ゴガクル日記に書いていた。

読むといってもスラスラ読めるわけもない。毎日数パラグラフずつ。もうすぐ三か月だが、ちょうど半分の150ページくらい読み進めている。文法事項は初心者の最初の頃から一通りやってるから類推もきくし、さすがに国語を語る本だけあり文章が読みやすい!

著者に興味が出てきてちょっとだけ検索してみた。すると著者のホ・ジェヨン先生は国語(韓国語)教育を専門とする学者なのだが、日帝占領時代の国語教科書など歴史的価値のあるものを(国が助成してくれないため)私費で集めて編纂・出版してるような重要な学者だった。まさに韓国の国語教育の第一線の学者、そしてもしかしたらちょっと異端の学者という、ある意味私のもっとも好むタイプの先生だった。

出てくる例文には韓国の古典からの引用など、私にはまったく歯が立たないものもあるが、そういう部分は大胆にすっ飛ばして(笑)、読み進めている。日本語の本だって古典や漢文の引用なんて読み飛ばすだろ(笑)。

でも必ずその例文に関する解説や文法的背景説明が書かれているので、そこを読めばいい。まったく読めない韓国語の古典などが出てくると、その読めなさ加減から古典だとわかるのが逆にうれしいくらいだ。言葉に関するエッセイという感覚で読み進める。

読書はいい。2010年に韓国語を始めてほぼ1年後の2011年2月から子ども向けのキムヨナ自伝を読み始めた。そしてまた1年後の昨年2012年2月下旬に読了。そのときの達成感がいまに活きていることは間違いない。

その後、ハングルエッセイ『秘密にしていた話』(シム・ウォンソプ著)を全文ノートに写経(写ハン)しながら読み始め、これも約1年後の今年1月に読み終えた。このエッセイは対訳エッセイで、辞書なしで読める気楽さもよかったし、一編の長さもちょうどいい。自分のそのときのレベルとも合っていたように思う。初級から中級へのブリッジ的な教材だと思う。著者自身の朗読CDも聴きやすかった。続編を希望したい!

その後、対訳エッセイの気楽さが気に入って、いくつか対訳エッセイ的な書籍や小説などを読もうとしたが、『秘密にしていた話』ほどフィットするものが見つからなかった。そんななか、なぜか以前買っていた「나는 국어의 정석이다」が頭から離れず、分厚い原語本(といっても300ページくらいだが紙が厚い coldsweats01)という壁を思い切って越えて読み始めた。それが当たりだったのだ。この本は確実に最後まで読める自信がある。時間はかかるだろうが、読んでて楽しい。それが一番だ。

●살아있는 한국어 シリーズ

原書を読むのに少しずつ慣れてきて、もっと他にも韓国語で書かれた言葉についての書物を読みたいと思っていた。一方で、学習(特に語彙)という側面からは、昨年「漢字語中心主義」というキーワードにこだわり始めた。

釜山旅行のときに「한자 新千字 사전」という子ども向け漢字辞典を買ってきたが、そのとき同時に「살아있는 한국어 한자성어」という本も買っていた。その時には漢字語関連書籍を探すという明確な目的はあった。しかし書店であまり時間がとれず、「辞書と何かもう一冊買いたい!」という思いが先行したなかでパラパラ見ただけで選んだ本だった。

だからあまり気にすることなく自宅に放置していたのだが、漢字語への興味が広がるなかでちょっと読んでみるかと読み始めたら、これが大当たりの学習書だったことに気付いた。

韓国語を始めて3年も経つわけだが。言語学者の黒田龍之助先生曰く「外国語を何年やってますか?」という質問はまったく意味がない。人によって外国語にかけられる時間は違うわけで、一日数時間やっての3年も1日15分でも3年は3年なのだ。

私の3年はもちろん後者、まったく3年と言っても学生の数か月分にもならない時間しかやってない。始めてから一年は初級の学習を一通りやり、その後は毎日数十分の読書と韓国語のテレビ番組やドラマを毎日見るレベル。だが黒田先生の言葉を逆手にとって我田引水に言えば、3年もやってこの程度とか卑下する必要もないだろう。続けていることに自信を持つべきだと開き直る。

そんなレベルの私でもスラスラ読めるのが、この「살아있는 한국어 한자성어」なのだ。「한자성어」(漢字成語)とはおもに四字熟語のこと(中には四字じゃない「矛盾=모순」などもある)で、50個の漢字成語について、それを使ったイラスト入りの例文や問題が載っている。

なんといってもその例文だ。やさしい言葉ばかりでよく書けるなと思うくらい読みやすい。もちろん知らない単語も出てくるがそれも読み飛ばしやすい。そして各章のタイトルになっている漢字成語が漢字でも書かれているから、類推がきく。これが大きい。

あまりにも感動したので、同じシリーズの「속담≒ことわざ」や「관용어=慣用句」をネット書店で探した。すると楽天のハングルの森にあった。それが今日届いたのであった。この書店は国内ではかなり充実していていい。教材ページに店長さんのコメントも載っていてやる気が伝わるからおすすめ。

今日届いた2冊には、当然ながら漢字はなくハングルのみ。そういう意味では、このシリーズを始めるなら必ず漢字成語の「살아있는 한국어 한자성어」から始めるべきだと思う。これを一冊読み終えられればかなり自信がつくと思う。そして同シリーズに進めばいいと考えているところ。

寝る前に一日一編、「살아있는 한국어 한자성어」の例文を読む。50章だから真面目に毎日やれば二か月かからないわけだ。まぁそんな時間に捕らわれる必要もない。気の向くままに読み進められるということの喜びは何ものにも代えがたい。学校英語じゃまったく味わえなかった感覚だ。語学でこんな気分になるなんて人生は不思議なものだ。

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