google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg ドラマ「光と影」に嵌る: ひとくちメモ

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2013/02/02

ドラマ「光と影」に嵌る

今春は日本のドラマも面白いが、韓流ドラマもやっぱり面白い。「光と影」は火曜から土曜の早朝4:00にアンコール放送が始まったので録画し始めた。

通常放送のときも興味津々だったのだが、そのときは他の番組と時間がかぶってW録画でも対応できなかったのだ。とくにこのドラマは時代劇でもないのに64話もあるので(笑)、アンコール放送で毎週5話を一気に見れるのはうれしい。

MBC創立50周年記念ドラマだけあって気合が入っている。昭和が好きな日本人の私だが、韓国の70年代が舞台というところも興味深い。ファッションも町並みもまさに“あの時代”感がビシバシ出ている。音楽もテケテケサウンドやエレキがばんばん盛り込まれ、アストロノウツのサーフィンサウンドで踊るディスコシーンなども共通項を感じる。

違いもある。あの時代のショービズ界裏事情的な側面もあるドラマだが、日本とのもっとも大きな違いはベトナム戦争だ。新人歌手に慰問団に行けばレコードデビューさせてやるとか、ベトナム戦争帰りの青年とか、ベトナム戦争がもっと身近にある。

ドラマそのものはとても明るくカラッとしたドラマだ。それにもっとも貢献しているのは主演のアン・ジェウクだろう。すばらしい!のひとことに尽きる。こんなはまり役はそうそうない。着ている服がサイケすぎる(笑)。

アン・ジェウク演じるカン・ギテは地方の大金持ちのぼんぼんでキーセン(芸妓)遊び三昧のドラ息子なのだが、喧嘩にめっぽう強い。強すぎる。スタローンやシュワルツェネッガー級に強い(笑)。

喧嘩だけは無敵に強いが金持ちのぼんぼんなんて設定、そこだけ聞いたら本当に嫌味なやつだ。ジャイアンとスネ夫を足して2で割ったような設定だけど、これがどうして根が純粋で正直でほんといいやつ!曲がったことが大嫌いなのだ。

金持ちのぼんぼんにこの実直さを組み合わせた人物像が主演になってしまうなんて新しい!ドラマの舞台はレトロな70年代だけどとても新鮮な感じがした。

もちろんなんの苦労もないドラ息子ではドラマにならないので、そこは韓流ドラマの真骨頂、詐欺に引っかかったり、悪徳政治家と全面対決に追い込まれたり、裏切りや復讐があったり、逆境の連続を乗り越えて生きていくのだ。プロットはまさに時代劇だが、それを70年代のショービジネスの世界で描くところが昭和の芸能好きマインドにグッと来た。

ヒロインのナム・サンミもはまり役だ。ドラマ「美しき人生」で初めて見たときも地味でツンツンした感じがよかったけれど、基本的に70年代顔なので(主観だけど)、まさにこの時代の若い女性歌手っぽさが漂っている。

韓国社会はいろんな矛盾を抱えつつも今もっとも輝いている時代だと思うが、それだけに大衆がさまざまな過去を振り返る余裕が出てきたのだろうか。私の大好きな音楽番組「不朽の名曲2」もレトロな韓国歌謡を現代の(歌唱力に定評のある)アイドル歌手やミュージカル歌手らが歌い人気だ。

あえて「不朽の名曲2」を出してきたのは、このなかでカン・ミンギョン(タビチ)が歌って盛り上がった「水車人生」って大衆歌が、「光と影」のなかにも出てきたから。こうして韓国の大衆文化の歴史に触れることもできるところもこのドラマに嵌る大きな原因だった。まだ始まったばかりだが、すでに全話保存決定!

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