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8 posts from December 2012

2012.12.29

来年は何しよっかな(笑)

最近はブログを書いたりTwitterにつぶやいたりすることも少なくなり、物欲もめっきりなくなり、淡々と過ごす日々となっている。

一ヶ月くらい続けていたひとくち小説☆☆☆シリーズもそこそこ楽しいのだが、こういうものは連続して書くとどんどんつまらなくなるので、また少し時間を置くつもり。職業作家じゃないからお気楽に。心理面の揺らぎに忠実であろうと思ったりして。

心理的な変化なのか最近読み始めた書籍といえば、『あるヨギの自叙伝』(森北出版)だ。500ページ以上ある重たい本で、ヨガの聖者パラマハンサ・ヨガナンダ師の自叙伝だ。私はまったくスピリチュアルな人間ではないのだが、ある相場心理系の本に出ていて興味がわいた。ちょうどヨガに再挑戦しようと思っていたところなので(笑)。

再挑戦といっても、前回はサーフィンの達人ジェリー・ロペスにはまり、彼がヨガを取り入れていることに影響されて、彼と同じ色のヨガマットを買ったところで挫折(笑)。ヨガのヨの字も実践していない。そのときもサーフィンの極意が相場心理に応用できそうだったから。

今回再開しようと思ったのは糖質制限ダイエットを趣味ではじめてから、逆説的に筋肉トレーニングの必要性を悟ったというのがまずひとつ。まったく運動しなくても8~6kg程度が数週間で落ちたのだが、ここから先は多少筋肉を使うことで代謝を高めてみるかという感じ。

ヨガナンダ師の本だけでなく、菅野美穂さんのインドヨガDVDも購入した。菅ちゃんはこのDVD時点で1年ちょっとの間ヨガを実践していた時期だそうだが、かなり柔軟だしレベルが高そう。さすが女優だ。単純に紀行DVDとして楽しんだ(happy02)。

●相場への強い回帰熱

それらの取組みも結局は相場環境が整いつつあることの前兆かもしれない。あべ政権が誕生して、その経済政策が成功しても失敗しても流動的な相場環境になるような気がする。それとリンクするかのように自分の意識がまた強く相場に向きはじめた。その前兆がヨガへの興味なんじゃないか(笑)。

2008年のリーマンショックには少なからず影響を受けた。そのころのボクは相場の世界に入って数年しか経っておらず、その間の相場といえばアホでも儲かるいい時代だった。リスク管理という言葉は完璧に理解していたつもりだったが、実際のリーマンショックを目の当たりにしてこのままの方法じゃ確実に大失敗をすると確信した。

そこから5年になる。2012年は林輝太郎先生が亡くなり、マット今井師匠が衆議院議員で2度目の比例当選(今回は維新の会で)し、私設師匠軍団、相場戦隊ゴレンジャーの面々にも悲喜こもごもの変化があった年だ。

このお二人は何にも知らなかったボクにとって、もっとも重要な最初心者の時期に心構えを植えつけてもらえたことでいくら感謝してもしきれない思いがある。もっともだからといって日本維新の会の政策に乗れるかといわれればそんなことはないのだが(笑)、めざす政治が違っても個人的にはマット今井さんに頑張って欲しいと思ってる。

●リスク管理元年のつもりで

来年からは原資を3倍に増額したいと思う。それとともにレバレッジは2~10倍レベルに抑えた売買を中心に据えるつもり。あらゆるポジションは自分自身の取れる最大リスク(建玉数)で決まる。すべてのポジションはそこから逆算することでしか決まらないともいえる。その計算方法に穴があったことに気づいたのがようやく2012年だった。

これまた相場戦隊ゴレンジャーのひとり、アレキサンダー・エルダー博士の新著『利食いと損切りのテクニック』日本語版が発売されたのも今年のトピックだ。エルダー博士といえば『投資苑』だが、私自身は今年、『利食いと損切りのテクニック』と『投資苑2 トレーディングルームにようこそ』をあわせて読み直してみることでリスク管理方法のひらめきがあった。

『利食いと損切りのテクニック』という本は非常に実践的だ。いわゆるチャートの読み方とか極意とか、そういうクソみたいな本はたくさんあるけれど、エルダー博士のような実践者にしか書けない本というのはなかなかない。おそらくいま初心者向けの相場読本を3冊あげろといわれば、一冊はいろいろあってもあとの2冊にはエルダー博士のこの2冊を入れたい。

エルダー線がボクのワタル線のヒントだったように、リスク管理の2%ルールと6%ルールは誰にとっても参考になるはず。ただしそんなエルダー博士の著作においてすら、リスク管理・資金管理の核心の部分はやはり書いてないように思う。そこは自分で行間から読み取り、実際に計算方法を作り出す以外にないのだろう。

ワタル線は今後も使っていく。というよりもっと積極的に活用したい。ワタル線の弱点は一般指標ではないために自分でプログラムを組まなきゃならないし、さらに4本値も自分で入れなきゃならないし、簡単に週足・月足に切り替えられないことだったが、その制約がMT4によってかなり改善された。モバイル端末にワタル線を実装したMT4を入れておけばとりあえずどこにいても分析可能となった(MT4で売買するわけじゃない)。

相場日誌もクラウド化を検討中。クラウド化してチャート画像もメモできれば最高だ。そういうハード、ソフト面での進化も相場への取組みに影響し始めている。もちろん非公開だ。

相場ブログだけはもーーーこりごりだ(笑)。なんの得もない。逆にリズムを崩す。ばかばかしさの極みだった。語る責任のあるプロディーラやストラテジストなら仕方なくレポートを書くだろうが、ムリやり言葉にして自分自身もその言葉に引きずられてしまうと無意味だ。

さらにいえばリスク管理しか眼中にないのに書くことがなにもない。指標なんてどれでもいいし、どんな指標も大なり小なり似たようなものだ。上がるか下がるか横ばいかしかないんだから見ればわかる(笑)。それについてごちゃごちゃ言ってる時間があれば、もっと別のことに時間を使うべきだろう。課題はそこにない。

金儲けにはあまり興味がない。ただ相場に勝つ独自のシステムと心理状態を見つけたい欲求が高い。だからヨガなのかもしれない(笑)。

●韓国語も糖質制限も引き続き파이팅!

もうひとつの趣味である韓国語も続けていくつもり。基本的には長文読解と写経、漢字語の書き取りなどが中心になるとおもう。また韓国に旅行に行きたい。女子会ちっくな韓流会も継続してやっていきたい。来年の目標として彼女たちと韓国で韓流会が出来るとベストだなぁ。

糖質制限ダイエットではリバウンドの可能性はかなり少ない。ただ体質的に初期にはコレステロール上昇が見られたのでこれがどう落ち着くかを献血などを利用しながら観察したい。そこでネックになるのが産業医だ。産業医は反コレステロール派なので、私とはまったく見解が違う。かならずスタチンを飲まそうとする。その方針に逆らえないのがこちらの立場の弱さだ。

しかし高コレステロールがそもそも身体に悪いというわけでない(400を超えたら別だけど)。逆に低コレステロールは死亡率を上げる。だから抗コレステロール薬だけは絶対に飲みたくない。そのためには私の方法論を認めてくれる別の主治医を見つけて所見を書いてもらう必要があるのだが、そういう医者を近所で探すことの難しさを痛感している。

●反コレステロール・マフィアとの戦いへ

真っ向から意見対立しているコレステロール論争を棚上げして不満足かつ危険な投薬を受け入れることは避けたいが、そのためには自分で医者を探さなきゃならない。

抗コレステロール薬連合軍に立ち向かうレジスタンスの気分だ。それをストレスなく進めなければならない。ストレスのほうがコレステロールよりも梗塞には悪影響だからだ。

タバコも吸わない、酒も少ししか飲まない(γ-GTPは37)、糖質制限で脂肪も燃やし始めた、しかしコレステロール値は多少変動し、半年から1年で元に戻るはずで、それをいまは観察する時期。ただそれだけのことだ。しかし糖質制限2ヶ月目のコレステロール値で投薬をはじめられたらたまらない。

せめてあと3~9ヶ月の猶予があればコレステロール値も戻っている可能性が高いのだが単年度で判断するのが産業医の立場らしい。そこでつかまったら抗コレステロール薬を処方され介入されてしまう。それが始まったら逃げられないのだ。病人にされてしまう。それが巨大製薬業界が作り上げた利権構造の本質だ。

反コレステロール派による解説本も購入してみた。そこで説明されている内容の根拠らしきものはフラミンガム研究だけだった(その本がそうなのであって通常はもっとメタ分析ちっくな数字がたくさん出てくるのかもしれない)。フラミンガム研究への批判は常に黙殺されてきているという書籍も読んだ。説得力があるのは批判本だったわけだ。

日本のコホート研究では久山町研究が有名だった。これも大成功という学会もあれば、糖尿病予防食で逆に糖尿病が増えてしまい大失敗だったという医師もいる。そもそもコレステロールを下げる目的はコレステロールで血管が詰まるからというのだが、それが事実なのかが非常に疑わしい。

LDLコレステロール複合体は血管の疾患を補修に向かう消防車のようなものだ。しかしそれが力及ばず動脈硬化になったとする。患部には大量のLDLコレステロール複合体が残っている。だから悪玉だという。しかし火事場で消火活動をしたが力及ばず全焼した家屋には消火剤が大量に残っているものだ。この消火剤が火事の原因だといっているようにしか聞こえない。それもLDLコレステロール複合体以外の要素が原因だと判明してしまったらLDLコレステロール複合体が少なくなればなるほど抵抗力が弱くなる。それでいいのだろうか。

もちろん素人判断でしかない(ただし根拠は抵コレステロール薬開発のような利益相反のない真逆の実験結果を紹介している医学者の著書群)。鼻で笑ってもらって結構。家族性高コレステロール血症(400以上)にスタチンが効くというなら有益でもあるだろう。だがコレステロールとその薬に関する様々な因果関係はとにかく胡散臭い。エンロンや原発推進と同じ巨大資本(製薬業界)の胡散臭さだ。それが嫌いなだけかもしれない。嘘とプロパガンダを背景とした投薬治療で治りたくもないし、もし学説が覆された日には目も当てられない(事実、抗コレステロール薬開発の失敗の歴史はその繰り返しだった)。

個人的にも、一回目に何の説明もなくフェノフィブラートを処方した産業医(米国心臓学会にも所属)だ。それを拒否したら次はストロングスタチンの処方だった。これも説明なしだ。コレステロールを下げる薬としか言わない。最悪は筋肉が溶けるんだぞ(横紋筋融解症)。その時点で信頼関係は失われている。それでも産業医に従わなきゃならないという構造が日本社会には完成されている怖さ。それに直面しないためにも健康でなきゃならない2013年になるな。

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2012.12.22

美で満たされた時間

 永遠に続くと思えたシェヘラザードの魅惑の夜話も千の夜でおしまい。たった2年と9ヶ月の夢物語。計算ずくのお芝居。一夜で終わるはずの命を千夜に延ばし命賭けでシェヘラザードが得たものは1001夜目からの日常だった。1001夜目には隠されていた事実が手品のように登場し、夢物語よりもすばらしい現実をシェヘラザードは手に入れる。みごとな幕引き。1001夜目から続く日常のために紡がれたシェヘラザードの魅惑の物語は、迷うことなく権力へと向かうシェヘラザードの強力なプロパガンダ。周到に準備された権力闘争の一局面。そしてシェヘラザードとその一族は勝利する。
 1001夜目からのシェヘラザードに必要なのは唯一現実としての権力。その権力のためにシェヘラザードはもう一度物語を紡ぎだす。今度は一人の王のためでなく大衆へ向けて。誰もがそのプロパガンダの虜になる。物語に大衆が酔っているあいだシェヘラザードは安泰。最初の千夜一夜物語は千夜で使命を果たした。でも二度目の千夜一夜物語が永遠に続くことをシェヘラザードは知っている。大衆は心地いい物語を伝達したがるもの。虚構の物語だけが現実の権力を約束してくれることを知っている。今日もまた大衆は苦しい現実から逃避したがりシェヘラザードのもとに集まる。するとシェヘラザードはまたひとつ魅惑の物語を紡いでくれる。

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2012.12.15

韓で満たされた時間

テレビ東京の「イラっとくる韓国語講座」がついにあと2回で最終回を迎えるそうだ。でもここはあえて終了といわずに「修了」と言ってあげたい。

最近のイラっとカードの長文化には結構イラっと来つつも(笑)、そこそこついていけてるコウモト 씨とワタクシ!視聴率ゼロから始まって、ソウル、プサン、チェジュ、テグと主だった韓国の都市をブラブラ歩き回っての最終回、やり切った感はあるような気がする。

出来ることなら今後はたまに特番でやって欲しいとも思うけど、韓流ブームの一翼を担った個性的な番組として私のこころのテレビ史に残る名作だったと記録しておこう。スゴハッショッスムニダ(수고하셨습니다)!

●ノリは女子会の第二回韓流会で肉食男子化!

さて昨日は韓流여자 のお二人と女子会だった。オレが混ざって女子会ってのも変だが、ノリは女子会としかいいようのない楽しい韓流会だった。U-KISSファンのKさんと超新星ファンのMさんと4minuteファンのオレで始まったこの女子会は今回が二度目。5時間半ものあいだおしゃべりしながらひたすら肉を食っていた(笑)。

この日に向けて韓国料理を絶っていたワタクシ。生マッコリや百歳酒を飲みながら、次から次に肉を喰らった!なかでもコチュジャン生豚バラ肉をお店の方に焼いてもらったのが絶品だった。あの甘辛さは絶妙だな。糖質制限をしばし忘れる美味さだった(笑)。

女性陣が好んで飲んでいたトウモロコシ鬚茶で少しハングルの学習もしたclip このお茶の名前はハングルで書くと 옥수수수염차 となる。수 が3つ入ってるのがなんか面白いので、店員さんになんて読むのか聞いてみた。連音化もない単純な言葉だけど、どこまでがトウモロコシかが気になって。するとトウモロコシは 옥수수 だとわかった。수염 は鬚(ヒゲ)、차 は茶ということで、3つの単語を覚えたわけだ(차 はさすがにわかってたけどcoldsweats01)。

トウモロコシは糖質制限ng食なので、韓国旅行でも使う機会があるかもしれない(笑)。저는 옥수수를 못 먹어요.(私はトウモロコシを食べられないです。)みたいな。もっとも 왜요? (なぜですか?)と聞かれたら応えようもないのだが…。

あっという間の5時間半。オレとMさんは終電にギリギリで滑り込み帰宅できた。朝早くから仕事で疲れてたのに、お疲れ様でした。どうもありがとー!おかげさまで完全にストレス発散できましたよ。

12月頭は新宿三丁目からさいたま市まで失意の深夜の徒歩帰宅5時間を経験した(そのときの中島みゆき第三極会そのものは超うれしかったんですよ。ただ私の事情とタイミングが合い過ぎてて…)。だが昨日の楽しい韓流会の5時間半がそれを帳消しにするほどの満たされた時間だったような気がします。人生苦あれば韓ありダネ!

今後もずっと続けたい。オレも 여자들 に負けないようディープな韓国芸能情報を今後も仕入れていかねば(ってケーブルテレビで芸能ワイド番組を見るだけですが)。そしていつの日か韓国でこの女子会を開催したいものだ。その前に山口県旅行もいいと思うんだけどもwink

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2012.12.10

金で満たされた空間

 私はね、給与所得者にカテゴライズされるけれど実は会社の代表よりも収益が多いの。でもね、会社では秘密にしてる。いろいろ面倒でしょ。会社なんて嫉妬の坩堝なんだから。会社に出勤する一番の理由はね、健康のため。毎日ジョギングするのは億劫だけど通勤だったら続けられるかなと思って。ふふっ、ジョークよ。本当の理由は人間観察ね。小さな世界で権力闘争するおじさんたちを観察するの。少しのお金のために媚びへつらって小さなプライドで張り合うの。お金なんてリスクが具現化したものよ。でも彼らはそれを知らないの。どこまでもお金を追いかける。
 精神の奴隷になるリスクをお金で買ってるともいえるわ。面白いでしょ。そうやって買い取ったストレスをどこかで捌かなきゃならなくて、でもそのストレスが捌ける市場は限られてる。そこでしか通用しない権力を持ったとたん精神の奴隷は必ず傲慢になっていくわ。醜ければ醜いほど、ああ人間ってどこまで醜悪になれるのかしらってゾクゾクしちゃう。お金を追う人は本当の富を知らないわ。お金だけ追いかけて富を知らないから小さな権力とプライドに支配されてるの。そして他人もお金で支配できると思ってる。それがとっても魅力的なの。じゃれあってる愛玩動物みたいね。

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2012.12.08

アクセス解析で待たされた時間

ココログの一部使用者はいまアクセス解析がまったく機能してなくて怒っている。オレもそのひとり。もう三日間誰もアクセスしてくれてないのかと思った(笑)。ぱったりアクセスが止まることの恐怖は止まってみなきゃわからない。世間から拒絶されたような気分になる。傷心真っ最中のオレを読者まで見放したのかよぉー!と叫びたくなる(うそ)。

別にアクセスを稼げばどうこうという物販ブログでもなく、特に最近はひとくち小説☆☆☆カテゴリがマイブームなのでドラマ評やバラエティ評ほどにアクセス数は伸びない。ただその伸びない感じすら見えないのがフラストレーションの極みだ。伸びないなかで訪問してくれるコアな読者が大切だと思うし。ひとくち小説☆☆☆はひとくちメモにおける「夜会」なのだ(笑)。

また「積木くずし」のようにアクセス数の急激な伸びによって成海璃子が演じたドラマ「積木くずし最終章」の存在を知り予約録画できたこともある。興味のあることを書いておくと読者がフォローすべき情報へのアクセスを喚起してくれるのだ。

アクセス解析停止中のログは回復されるのだろうか。初日は運営会社が気づいてもいなかったくらいだから期待はできない。なんだか品質落ちてるよなぁ。

最近、中央道の笹子トンネルが崩落したり、家電企業群が低迷したり、トヨタが迷走したり、戦後積み上げてきた日本という張り子細工の国家がポキポキ折れはじめている。大震災もあったし、近隣諸国との小競り合い(通称“石原不況”)などが同時に起きているためわかりにくいが、この劣化はそれらがなくても示現したものだとオレは思う。

今回のアクセス解析停止なんて些細なトラブルも、そんな文脈にある小さなコップのなかの出来事に思える。一億総懺悔、一億総白痴化、ときて今度は一億総劣化の時代が訪れるのか。まぁ、子どもも生まれないから一億未満の劣化集団だが。ヘンテコなマッチョ首相のもとで暴走しないことだけを願う。

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2012.12.06

愛で満たされた時間

 眠い目をこすりながら裏山に登って初日の出を拝もうと夢中になったのはいくつの頃だっただろう。毎日同じように昇る朝日も、いまを逃すともう二度と出会えないような気持ちで必死だった。何年ものあいだ子どもっぽい情熱だと思っていたが、そのときその瞬間の太陽はそのときその瞬間だからこそ出会えたのだといまは思う。そんな情熱も陽が昇ってしまえば3時間後の太陽のことは忘れる。ましてや大晦日の夕暮れには少しの情熱すらも湧かない。情熱とはなんて薄情なんだろう。だが昇り続ける朝日があればいつまでも情熱は輝き続けるだろうか。太陽を同じスピードで追いかければいつまでも輝きは失せないだろうか。太陽に追いつけば失うことのない輝きを手に出来るだろうか。ふぅ。ばかげた妄想よりも子どものきまぐれな情熱のほうが常に正しい。一瞬一瞬を生きる本能のほうが常に正しい。そんなに太陽を追いかけずとも暮れ行くのが太陽のほうではないことを知ってしまったいまだから、昨日とは違うこの一瞬の情熱に生きてみる。そうすれば太陽も昨日とは異なる輝きできっとまた輝き始める。

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2012.12.02

嘘で満たされた空間

 寒空には雲ひとつなく月明かりを頼りに何度も何度も何度も手紙の文字を読み返す。手紙に書かれた文字、文節、文脈、すべてが嘘なのだろうと思う。ひとつの嘘がそのひとつ前の文節にフィードバックされ、また別の嘘で書き換えられる。あらゆる文脈が美しくさえ思われる嘘で再構築されながら、たったひとつの真実に収斂されていく。そのひとつの真実を伝えるために美しい嘘で満たされた手紙の文字が月明かりに滲んでいる。どこまで遡れば嘘が嘘でなくなるのだろう。出会ったことが嘘だったのか。存在したことが嘘だったのか。嘘で書き換えられる過去はあってもこの嘘を覆す未来は決してない。それが唯一の真実。そう確信したとき永遠の嘘を書き綴った返事を書いた。その返事に真実はひとつもなくただあらゆる美しい嘘とひとつの真実を受け入れるという嘘だけを綴って。

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2012.12.01

無で満たされた時間

 実体のあるものしか信じない。過去も未来も信じない。冴子の心は無機物のなかに閉じ込められた時間のように硬く閉ざされたまま、冴子の身体は冴子の反射神経に操られてこの瞬間を生きる。それすらも気づかないうちに掌から零れ落ちてしまう。だがいまこの瞬間を生きる冴子の身体に冴子は満たされている。
 冴子の皮膚は何かを待ち続ける。それがたとえ薔薇の棘であったとしても。冴子の末梢神経の先の先から冴子の身体に響く刺激が、閉ざされた冴子の心に届く。次の瞬間には消えてしまうその刺激のなかに、いつか冴子の心を解放する刺激が含まれていたとしても、冴子の心には解放されるべき過去や未来がない。冴子はそれを知っている。悲観することはない。絶望へ通じる因果すら冴子は信じないのだから。冴子から分離した心と身体と神経とがそれぞれにいまこの瞬間を生きている。

無で満たされた空間 の続編ではありません。

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