« 糖質制限24時 | Main | 確かにディープピープルな仲宗根梨乃! »

2012.10.22

東京全力少女を全力で視聴してみたい(笑)

ここ二年くらいは韓流ドラマばかり見ていたが、徐々に日本ドラマにも回帰し始めている。しかし一度韓流ドラマを通ってきた私のドラマ魂には、熱き韓流ドラマの血が流れているような気がする(笑)。

特に意識して日本ドラマ回帰をしたいとか韓流ドラマと比較したいという欲望はなく、たまたま観たいドラマや役者がいれば時間の許す限り観たいと思う。今回は単純に中島みゆきが主題歌を歌うし第一話にもゲスト出演するということで観始めた。

もっとも武井咲主演というところにも惹かれた。そういえば「Wの悲劇」も観ていた。視聴率的には苦戦といわれるこの二つの主演ドラマだが、個人的には高評価だ。視聴率がまったくあてにならないことはこの20年間で重々承知している。

武井咲は正統派のように見えながら結構冒険してると思う。これは本人の希望なのかスタッフの戦略なのかわからないけれども、今後のビジョンを模索する(そこそこ売り手市場な現在の)なかで、意欲作に飛び込んでると思う。視聴率がついてくるかどうかも目先の利益には大切なのかもしれないが、もっと長い目で育てたい逸材であることは間違いない。CMタレント的な消費のされ方でなく、映画やドラマ中心にしっかり育って欲しい気がする。

東京全力少女」を第2回まで見た印象は、なんだか出し惜しみしない脚本だなってことだ。台本も全力っていうか(笑)。もっと引き伸ばせば延ばせそうなエピソードもどんどん解決していく。

そもそも四国から東京に飛び出してきた少女(武井咲)の目的は、かつて自分を捨てたお父さん探しなんだが、大東京に着いた初回でお父さん見つかっちゃうし。初回から目的達成!ストーリーにとってそこは取っ掛かりにすぎなかった。

全力少女はただ全力であるだけで、それ以上でもそれ以下でもない。お父さんを取り巻く3人の女たちの思惑とか、どんどん類型にはめ込みつつ、どんどん覆したりして。全力少女が行動すればとりあえず物事があれよあれよと進んでいく。もっともほとんどは全力少女の妄想世界なわけだが。

その割に食べ忘れた夕飯を思い出し、夜中の3時までかけてうどんを打ち始めたりする。時間の観念も薄い。ただひたすら全力なだけなのだ。しかしこの全力だけという感じはまだまだ見えにくい。今後どんな風に“全力”に磨きがかかっていくのかまったく想像できない。

また物語とは異次元にありそうな「玉川家」の人々。こういう横展開は私の大好物だ。メインストーリと絡んでくる空間なのかどうか。全力とは無縁なゆるい感じ。しかし何かがありそうな多国籍な空間。

捨てた父と娘の関係、再婚する母と娘の関係、下町風なのに多国籍な人々との関係。ただのドタバタのようでありながらストーリーの柱が見つかるのか、ずっとこのままただただ全力なだけなのか。

全力とは例えば若さ(青春)のメタファなのか。時間観念が薄く、ただひたすらに走り続けるだけの少女。閉塞したこの時代背景のなかで全力であることの意味をこの少女の姿に見つけるべきなのか。そういう見方が正しいのかどうかすら不明だ(笑)。もしかしたら武井咲の全力少女な感じをただ楽しめばいいのかもしれない。

ただ、こんなストーリーのありそうでなさそうな展開は嫌いじゃない。韓流ドラマは全力だけどガチガチの愛憎劇だったし、日本のドラマは流れるようなストーリーだけど淡白でパンチが足りない。展開の見えない日常が全力で描けるのか。伴一彦の全力脚本を全力視聴してみる。

|

« 糖質制限24時 | Main | 確かにディープピープルな仲宗根梨乃! »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1103/55944084

Listed below are links to weblogs that reference 東京全力少女を全力で視聴してみたい(笑):

« 糖質制限24時 | Main | 確かにディープピープルな仲宗根梨乃! »