矢沢永吉の成りあがり魂にも感化されたオイラの糖質制限ダイエット
なんだかタイミングよすぎっ!趣味で始めた糖質制限ダイエットだが、すぐに広告会社の友人ライスくん(いまとなってはこの呼称も糖質多すぎ )から、今月の雑誌「Tarzan」が糖質制限ダイエットだという連絡をもらった。
その日のうちに購入した。正直、初めて購入した。もちろん存在は知っていたが、オレなんかとは違う人種が購入する“あっち側”の雑誌というイメージだった。いくら雑誌好きなオレでも「Tarzan」を買う側の人になるとは思ってもみなかった。
でも食べず嫌いや人種差別はいけませんな。かなり真っ当で情報量の多い雑誌だった。MOOKといってもいいくらい。Tarzan購入までに少なくとも10冊程度は糖質制限本を読んでいたが、「Tarzan」だけでもかなりの情報量は得られる。もっともそれほど多くを学ばなくても出来るところも糖質制限の魅力ではあるが。
ブームということなんだろうか。2年前にK-POPファンになったときも、ちょっと後に大ブームがやって来て、なんだかブームに乗ったミーハーな人間のようなイメージが嫌だった(>自意識過剰なだけ)。
趣味で始めた今回の糖質制限も過去の経験がまずあって、ようやくその経験が「糖質制限」だったと言葉で理解できたのがいまだった。ブームに乗ってダイエットを始めるような素直な人間じゃないのだ。もっともそうやって目について言葉を手に入れたのはブームのおかげかもしれない。
数年前から糖質制限本は江部先生や釜池先生をはじめいくつも出版されていたようだ。当時は糖尿病という切り口だったからオレのアンテナにはまったくかかってこなかった。
とはいえ「ダイエット」という切り口でも基本反発してただろうから(笑)、今回のきっかけは本当に偶然だったな。「医学書を読め!」とオレを叱った産業医や、初診から「どうせ(運動も食事制限も)やらないでしょ」とクスリを出した産業医にも礼を言う。
今回、ちょうど時を同じくして「矢沢永吉・63歳のメッセージ」の再放送をNHKで見た。永ちゃんは騙されて35億円の借金を背負ってしまったとき、周囲から馬鹿にされたからこそ「絶対に借金かえしてやる!」と奮起できたという。やはり怒りのパワーというのは瞬発力になる。オレも産業医からはひと言も出てこなかった「糖質制限」とい方法論で成りあがり、溜まった体重を返してやるのだ!
趣味としての糖質制限という視点ではちょっと問題が発生している。もう読むべき本がない!まだまだ出版物は少ないな。ネットでは江部・釜池論争といった初期の論争や権威を纏ったアンチ糖質制限医師への反論などを読んでいるが、出版物で読みたいものだ。レシピ本ばっかりじゃ飽きる(笑)。
しかたがないので最近は糖尿病本にも手を出してる。糖尿病でもないのに。糖尿病本だったらかなりの書物が出ているので、「糖質制限」という視点で読めば批判的読書も可能で楽しめそうじゃないか。医学書を読めと言った産業医とも将来渡り合わなきゃなんないかもしれないし(笑)。
あとは日本動脈硬化学会の『動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2012年版』を購入しようかと迷っているところ。これは柴田博先生が今月号の雑誌「選択」の連載で紹介されていたから。6月に改正されて過去の誤りが相当改善されているそうなのだが、専門書でもあるし理解不能な可能性もあるので、かみくだいて誰かが説明してくれるのを待つかどうか悩んでいる。いっそ読みたい医学書があるからって産業医に貸してもらおうかな。持ってんだろ?
ちょっと毛色の違うところでは貝原益軒に興味がある。貝原益軒といえば「養生訓」が有名だが、健康に留まらずあらゆる“学び”という行為において、西洋近代の何でも分析していく方法論とは異なる、東洋的な万物のつながりを包括してゆく方法論が好みだ。日本の学びはもっと豊かであったことがよく分かる。『「学び」の復権――模倣と習熟』(辻本雅史著・岩波現代文庫)がとても良かった。
いっそ食品成分表でも読むかな?最新の糖質制限食情報をメインテーマにした食品成分表をどっか出してくれないかな?
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