愛と反省のラジオ収録してきました
六本木から帰ってきた。あれでよかったんだろうか...。なんだか適当なバカ話をやって帰ってきたような気が...。でもテレビより緊張した。
J-WAVEの「東京REMIX族」という山田五郎さんとしょこたんの番組の収録に出演させてもらった。毎週様々な“道を極めた”ゲストを迎えて三人で“○○の極み”というトークをする1コーナーだった。作家さんが年末のうたバナーをご覧になっていてお声をかけてもらえたみたいなのだが、これまでと違って中島みゆきさん以外の歌詞分析も披露した。
パーソナリティのお二人もそうとう妄想スキルに年季が入っているのと、こちらは非常にパーソナルなこだわりを披露してるだけなので、なんだかああいえばこういう的な“抗辯の極み”のような妄想話に終始してしまった(笑)。
ボクの場合、純粋に作品をいわば構造的に切り取っていきながら独自のフィルターで意味世界を脱構築するというポストモダンな妄想派なので(笑)、そうそう共感を得られるシロモノではないと思う。詞を素直に受け止めたい人にはまったく理解不能だったりもするだろうし...。
白いものを赤や黄色に見せる、いわば詐欺師のようなものだ。実はその試みそのものが中島みゆきさんの歌詞分析には欠かせない資質でもあると思っているのだが、詞の味わい方からはもっとも遠い試みをあえてやってるようなところもある。根がシュルレアリストですから。
「地上の星」が稀有だったのは、それでもメディアにうまくはまったということなんだなぁと思った。「地上の星」の納得加減を他のあらゆる歌詞でできるはずはないが、極めると言えるにはこの方法論の先になにがあるのかをおぼろげにでも提示できなきゃダメだよね。まだまだ未熟なボクでした。
これで例えばボクが芸人だったり音楽家だったりそういうバックボーンを持っていればまた違ったかもしれないが。ポジティブに捉えれば夢のようなひととき(笑)、第三者的にはなにがなんだかわからないといったトークになってしまったかもしれない。誰こいつ、何言ってんの?みたいな。めんごでやんす。
でも収録しちゃったしこれはこれでいいのだ!こんなバカ話だったら誰でも出来るかもしれないけど、本当の匠が登場される日もあるんだろうけど、しかし枯れ木も山の賑わいと言うではないか。この場合の「枯れ木」は紅葉なんだろうか(とか、そういうトークに終始しちゃってマス)。
話している時間ずっと、これで大丈夫か、破綻してないか(笑)と探り探りトークしてて、パーソナリティのお二人に助けられつつ(突っ込まれつつ)、作家さんの笑い声やスタッフさんの笑い顔が励みになりましたよ。
でもみゆきさんのところだけはトーンが違ってるので、それなりに伝わってたらうれしい。これだったらテーマを中島みゆきさん限定でも良かったのかなとか、欲張りすぎたかなとかいろいろ反省。
イメージは伊奈かっぺいさんが語るさだまさしさんのステージだったんだけどな(笑)。面白い話、感動させる話、面白い話、感動させる話、という流れで。面白い話のはずが共感できない話になっていたらキツス!
五郎さんとしょこたん、感想は「なんなんだコリャ?」だったと思う。大好きなパーソナリティのお二人の番組だったから受けたとこもあるので、お二人が呆れ果ててないことを願いつつ帰宅したのであった()。せめてキモス生物の末席くらいに連なれてればと。放送は...お蔵入りにならなきゃそのうち報告します。
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