いきなり第一章 孤独の章って!?河本準一式韓国語の教科書は本気モード
「河本準一式韓国語の教科書」(学研)が届きました!このひとくちメモでも定番となった感すらあるテレビ東京の「イラっとくる韓国語講座」から派生したまさかのハングルの教科書です!
驚いたのは表4(裏表紙)の広告。イラ韓といえば大韓航空さまですけれど、まさかのJAL広告 本書の内容でもさりげなく(?)JALさまを褒めちぎってます。JAL機内で出来るイラッとフレーズまで...。それもCDに音声収録!アメーバ経営で蘇ったJALさま、これからもイラ韓を応援してください!
さて教科書の本文です。イラッとくる例文ばっかりかと思っていましたが、ちゃんとした教科書でした。大場Dが最後にコメント寄せられてるんですけど、要約すると『マジメかっ!』でした(笑)。もっともハングルの初歩の初歩からなので、そこはしっかり覚えないと笑える例文も笑えないっすからね。
本当にハングルが初めてでまったく読めないところから始める人のための教科書です。トイレに貼れる反切表もついてるし。第1章(全体の前半を占めてます)は完全にハングルという文字になじむための章です。この時期はとにかく楽しくハングル文字に慣れるってのが最重要なので、その点ではまさにうってつけの教科書です。目からウロコのハングル練習帳の強力なライバル登場って感じでした。まだまだ会話以前というわけで「孤独の章」なんですね。
後半は超初級文法でした。そこにはちゃんとイラっとくるオモロイ例文が載ってて楽しいです。ボクがもっとも感銘を受けたのは、P.90のリンゴを使った会話ですね。
ボクが学校英語に違和感を覚えたのはまさに、Is this an apple?でしたから。リンゴを知らない中学生がいるものだろうかと悩みました...。せめてリンゴなんて差別化しやすい果物じゃなくて珍しい果物にして欲しかったですね(Guavaとか)。あるいは「これは栗ですか?」「いいえウニです」とかさぁ。ひねりのある教科書作って欲しいなぁとずっと思ってました。そのひとつの答え、というか不条理性がハングルの教科書によって今回指摘された快挙に拍手を送ります(笑)。
くそっ。無意味に熱くなっちゃった。学校英語は本当に苦手だったし好きになれなかったんですよねぇ。それでつい...。でもそれはこの教科書を作った河本氏も同様だったようです。「まえがき」に中学に入ってすぐ挫折したと書かれてて。
このまえがき、とってもいいですね。そもそもモチベーションを持って始める学習は楽しいものなんですよね。イラ韓が始まる直前に入院してしまったのも、なんだかハングル学習させる時間をあえて神様がくれたんじゃないかとすら思いましたね。
教科書のレベルとしては、独学とはいえすでに2年ハングルやってるボクには簡単すぎる内容なんですけど、例文の面白さや今井P(本書では今P)との掛け合い漫談(?)風の解説、コウモト 씨のちょっとしたコメントやコラムなどなど読みどころはたくさんありました。この後、公式ガイドブックも発売されますし、両方合わせて楽しみたいと思います。
●思い出のハングルノート
次長課長の河本準一氏が本気でハングルをやっていることがよくわかったのは、学習ノートを見たときでした。いろいろ学習方法を考えながら手書きしてあるノートの写真も掲載されていて、ものすごく親しみが沸きましたね。
ハングルってものすごく書きたくなるんですよね。外国語って最初はどれもそうだとは思うけど、ハングルって独特じゃないですか。人工的な文字だし非常にシステマチックなので、最初はカクカクしてて目がチカチカするような感じに見える文字ですけど、読めるようになると(誰でも数日で読めます)これがものすごく楽しくなってきます。
文字を覚えるために手書きでノートをつけ始めるのはボクもやりました。英語のアルファベットの書き取りとも漢字の書き取りとも違うこの感覚。なかなか上手く表現できないんですが、すべてが新鮮なこの感じ。それも複雑すぎなくて、書き連ねる労力がカタカナと漢字の中間くらいの按配で。
書けば書くだけ読めるようになるのもうれしいし。まったくゼロから初める言語なのに日本語との親和性が強いから、最初に読めるようになるまでのハードルがとにかく低い。そのロケットスタートの出来加減がうれしいってのもありますね。ちょっとでも興味あればすぐやってみてほしいです。
河本氏のノートを見て、ボクも自分の最初のノートをあらためて見直してみました。それがこれです。単純ミスが生々しいっすね...。
ボクが最初にノートをつけ始めたのは2年前の3月でした。語彙書き取り用とテキスト学習用の2種類を購入しました。これは書き取り用の方眼罫ノートです。小学生が使うノートだというのが、左の教科名シールでわかりますね(笑)。スーパーに売ってる方眼罫ノートで書き取りから始めました。
左上に노트(ノート)って書いてますね。この頃は、スピルバーグ監督の「カラーパープル」って映画で昔見た身近な単語から書いて覚える学習法を取り入れていたんで、トイレや洗面台、パソコンなどにその名称をハングルで書いた付箋貼りまくってました。だからノートにもそう書いていたんだと思います。
画像の下段はそのノートの初級Ⅰ終了時点のページです。ハングルを一通り書いた後は、テキストに出てくる重要単語や語句を書いてました。日本語を頭に書いて、ハングルを横に何度か反復するというスタイルで。長い句は2~3行使って反復してました。初級Ⅱの途中までは続けてましたね。
最近は書き取りやらなくなってたけど、こうして振り返ってるとなんだか書き取りノートをまた書きたくなってきました。一区切りついたらまた始めようかな。
「河本準一式韓国語の教科書」では学習開始から4ヶ月目の終わりには一人でも韓国に行くセヨ!ってことになってますが、いまだ行ったことのないワタクシ...。そこが韓流OLの皆さんと違う弱いとこなんだよな。またパスポート更新するのがめんどくさい!そんなんじゃダメってわかっちゃいるけど...。どうしても行かなきゃイラっときそうな番組を今後も期待するセヨ。
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