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2012.01.01

福島第一原発の底を見せるのが最優先の年明け

「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」というのは一休さんの言葉ですが、正月にはだいたいこの言葉を思い出します。

というのも子供の頃アニメの一休さんを見ていて、こうふれ回る一休さんに人々が石を投げつけている情景があり、そのあまりの理不尽な大衆の行動に衝撃をうけたから。

いつもとんちで大人気の一休さんなのに、たかだか正月の気分を害したくらいで石を投げつけるという大衆の心変わりの怖さがトラウマのようになってしまったのでした。

実際の一休和尚は拾った頭蓋骨を杖にくくりつけて正月に家々を回ったそうですから、偏屈なおっさん以外の何者でもありません。さすが顔が忌野清志郎に似てるだけのことはあります。

そんなボクだから、コイズミ政権の時代の年賀状に「あけましたがおめでたいですか?」と書いたことがあります。何がめでたいのかよってスタンスだったんですけれど、10年近く経ったいま、それ以上に深刻な日本の現状があります。

まぁあそこで壊れたんだからこうなるのも時間の問題だったとも言えるのですが、民主党のモラルハザードは“想定外”でした。いやある程度は想定していたけど、ここまで変節してしまうとは。

民主党政権ってのは恐ろしいです。いや政党政治が崩壊した日本に新しい秩序を見出せない現実が恐ろしいのです。

日本をモラルハザードさせたコイズミ政権でさえ底でなかった日本。いまだ民衆は底なし沼を必死にもがいていて、財界・政界・官界は既得権益を守るために必死で蜘蛛の糸を登っています。

底なし沼に消えそうな人々はとりあえず消えてくれって言ってるかのような民主党政権。野田のいうドジョウ内閣とは、沼に埋もれて息絶えるドジョウや権力者にペロッと食べられてしまうドジョウが支える政権という意味だったみたいです。

そんな日本ではありますが、いまや全世界的に負のスパイラルにはいってしまい出口が見えません。こういうときはやはり違う視点で世の中を変えていく必要があるでしょう。

これまで正しいと思われた行いやルールをすべて疑っていく。登山のルールと潜水のルールは違うんだと認識する。それがてんでばらばらではダメだから、そこにオピニオンリーダーが現れるかどうかですね。

大概こういうときに現れるリーダーは強権的なんですけれど、そうじゃない視点が出てきたら救われるかも。もっとも私はネガティブな人間なので救われないほうに一票いれてしまいますが。崩壊現象ってのはなかなか止まらないものですから。それでも生きていかざるを得ない。こんな時代には文学や思想が育ちます。そっちを期待したい。

具体的なことは何も書けません。八方塞というのが限界です。せめて物理現象くらいは本当のことを伝える政治を取り戻したい。

ロボットでも何でもつかって福島第一原発の中に入る努力をしろ。トライしないでなんで冷温停止状態なんていえるのか。ラジコンカメラでも何でもいい。HALLUC II を政府が買い上げたっていい。とにかく格納容器の底を見せることが今年前半のもっとも単純かつインパクトのある政治課題だと思う。それなしに新年は明けないかもしれない。

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