我れ米の飯を絶つ!ただし一週間夕飯だけ(笑)
今週は夕飯で一度も米の飯を食べなかったので、いま久々にご飯を炊いている。健康診断という名の試合の日が近づいているので(笑)。昨日食べたのは創作料理“おからピビンバ”。ご飯のかわりにおから(うの花)を使うだけ。ご飯がなくても美味しいことがわかった(笑)。
米を食べないかわりに久々に獣肉をかなり食べた。魚食系男子でも獣を食べるには米を減らすのが手っ取り早い。鶏も豚も牛もみんな食べた。体重への影響は皆無だった。というか下がった。
米を止めたのには2人の影響がある。ひとりは今年没後20周年の竹中労氏。東南アジア取材に行く前に一ヶ月米を絶ち10kg減量したとか。もっとも行った先で下痢の連続でさらに10kg落ちたそうだが。
私はいわゆるトップ屋稼業的な人が好きだ。梶山季之、竹中労、佐野眞一、西岡研介...。もっと古くは宮武外骨も好きで、一歩間違えばその世界に入っていたかもしれない。大好きだけど間違わないと入れない稼業、それがトップ屋だ(ちがうか?)。
某出版社を受験したときに、グループディスカッションのような面接があり、そこであろうことか竹中労を竹内均(地球物理学者)と間違えて発言してしまった。
幸い誰も(たぶん面接官も)気付かず自分で最初に気付いたので手を上げて「先ほどの竹内均は竹中労の間違いでした」と訂正した。それが奏功したのかその面接では司会に立候補した男と私だけが最終面接まで行った。竹中労の思い出(笑)。
ちなみに最終面接では「尊敬する人は?」に某ミュージシャンをあげて落ちた。あまりの凡庸さにあきれられたのかもしれないが、こちらはその質問の凡庸さに意表を衝かれたのだ...。
凡庸さには凡庸さで。それがニックボックウィンクル(元プロレスAWA世界王者)から学んだ処世術なので仕方がない。いまとなっては落ちて正解だったと胸をなでおろしている写真週刊誌も出してた某出版社であった。
もうお一人は柴田博博士。現代日本人のダイエット志向に警鐘を鳴らす医者で、いまのメタボシンドロームの危うさを指摘し続けている。
いまの縦割り医学会やダイエットマスコミは、体格の異なる日本人に中途半端な欧米基準を当てはめたりしてしまい、下手すると栄養失調で逆に寿命を縮める健康法が跋扈しているという。
思い当たるフシが次々に出てきて、これはちゃんとご意見を拝聴しようと思えた。栄養学的な視点と、日々の生活重視の視点がいい。フードファディズム(食材を勧善懲悪的に決め付けて妄信するような食への偏見)を批判し、健康な食事14か条を提唱されている。
納得しなきゃ実践できない私なので、ただただ薬を出すだけの医者よりもよっぽど信頼できる。
竹中労と柴田博。社会の常識を非常識だと暴くところは似ている。もっとも健康という面では竹中労はまったく気にもかけない取材の鬼だったが。私はそのあいだを生きたいものだ。中庸を凡庸に(笑)。
| 固定リンク | 0
コメント