ボクの韓国語学習一周年記念にキムヨナ来日(笑)
キムヨナの金メダルを記念してはじめた韓国語。メールをチェックすると正式に通信講座をはじめたのは2010年2月25日(木)からだった。もう一周年を一週間すぎたけど、ここまで何をやってきたかの記録を残しておこう。
●きっかけは007
ブログでハングルについて書いた最初はたぶん、その4ヶ月ほど前の「ハングルで自分の名前が書けない」という記事だろう。
2009年10月17日のグランプリ開幕戦(フランス大会)でのキムヨナのSP(007)を観たのがすべての始まりだった。私はフィギュアスケートの細かい得点がどうのこうのという話なんてまったく知らず、ただひたすらキムヨナの音楽に完璧にシンクロナイズしていたダンスパフォーマンスの虜となってしまったのだった。もう一回観ときますか(笑)。
そして「とりあえず読めさえすればキムヨナの記事や発言などをネットで読めるじゃないか」という動機と、日本語と95%も文法が似てるらしいぞというお手軽さからハングルをはじめた。キムヨナ熱のドサクサにまぎれて覚えちゃおうということだった。
ハングルの入門編はとにかくやさしい(笑)。ひらがなをそのままハングルにおきかえるだけなら、たぶん小学生でもすぐに出来る。暗号遊びをしても面白い。渋谷を428と数字で書くのと変わらない。시부야と読みをそのまま置き換えるだけだからあらゆる日本語がハングルで表記できる。
しかし外国語として学ぶとなると体系的にやったほうがいいと思って通信講座をはじめた。
●初級講座前半(5ヶ月)
書店でテキスト選びをして、ロングセラーのテキストを購入したらインターネットで通信講座もやっていた。ハングル講座4回が無料だったのでそれを観て、なかなかいい感じの授業だったので思い切って初級講座を申し込んだ。締め切りのない仕事は出来ないのと自腹でないと本気にならないという自己分析の結果だ(笑)。
5ヶ月で全20課。一ヶ月4課だ。ほぼ一週間で1課であり時間的にはキッチリやらないと終われない。ただ最初のほうは簡単なので、できるだけ最初はどんどん進んで終わりのほうに時間的な余裕を残したいと思っていた。これは結果的に正解だったと思う。ここが自分で時間を選べる通信講座のメリットでもあった。
最初のほうは本当に簡単で楽勝ペースだったが、「数字」が出てきてひとつの壁にぶちあたった。数字の勉強ってのはあまり面白くない。また数字で書いてあれば読めなくても見ればわかるし、数字を書いても通じるし、ぶっちゃけ英語でも通じる(笑)。
そうやって言い訳を考えはじめるとモチベーションというものは急速にしぼんでいく。だから基本的にはすっ飛ばすことにした。まったくやらないということではなく、どうせ数字はいつでも出てくるんだから、必要に迫られたときでいいやくらいの感じ。ただこのあたりで習ったよなということは覚えておく。
後半16~20課あたりは覚える文法も増えるし、覚えてない単語も増えているので()、難しさを感じた。しかし学習ペースはつかめてきているので、あまり気にせずに進んだ。毎日ハングルに触れることのほうを重視していたように思う。
●テキストを3度やるために
テキストは3回くらい復習すべきだという話を聞いたことがある。しかしなかなか同じようにやるのは面倒だ。数字の学習のような面倒くささがある。そこで3回やるとしてもやり方を変えてやることにした。
1回目はノーマルに講座を聞いて進める。
2回目は写経をする。テキスト丸写しだ。
3回目は重要語彙の書き取りをする。
それぞれ1回目はテキストに書き込み、2回目は東大生ノートを使い、3回目は方眼ノートを使っている。これらを時間差でやれば3回はテキストに目を通さなきゃなんない。一度に全部やろうとすればできるだろうけどあえてやんない。ズラしてやることが目的だから。
これらを一度にやっちゃうと短期記憶領域にストックされてすぐ忘れる。スパイラルに定着をはかるのがテキスト3回の極意だと思うから、あえて時期をずらすことに意義があると思うんだ。
●初級講座後半(6ヶ月)
初夏になっていた。初級前半が終わった時点で一回インターバルを置こうと考えていた。でもこの夏はK-POPのアイドルグループ4minuteにはまってしまい、ますますハングル熱が強くなっていた。それで8月は旅行や帰省で出来ないので費用がもったいないから、夏休み明けの9月から後半を受講しはじめた。
授業の形式は前半と同じなので戸惑いはなかった。ただし覚えるべき文法事項は格段に増えてきた。過去・現在・未来の連体形からはじまって疑問・平叙・勧誘の間接話法まで。語彙もますます増えて行き、授業速度も上がる。
この時点ではテキストの文章ならばだいたい聞き取れるけれど、初めて聞くハングルはほとんど聞き取れないというレベルだ。頭が知らない単語に引きずられて文全体を聞き逃すという感じ。それでも最初から比べたらずいぶん進歩したようにも思う。
完全理解から程遠くてもどんどん進むのは悪くないと思い始めたのも後半に入ってからだった。文法に関しては、進んでいるうちに前半で難しいと思っていたことがやさしく思えてくる。やはり一度やった経験というのはど忘れしてても、そこでもう一回復習すれば定着が進むようだ。
ちょうど砂時計の砂のように、時間は上へ上へと進んでいくけど、下にはちゃんと経験という名の砂が堆積していて、流れ去ってはいないのだ。そう思うことにした。ただし語彙はその砂に埋もれてるから、たまにかき混ぜないといけない(笑)。
●単語は単語帳で覚えないことにした
単語帳が必要なのは、この時期からなんじゃないか?最初から単語帳で覚えようとしてもムリがある。それは数字の勉強と同じで続かない。それよりも基本単語(特に動詞)は文のなかで使ったほうが確実に覚えられる。その動詞を覚えるための文のなかに、覚えにくい名詞・副詞・形容詞をどんどん入れながら作文するというのが良い方法じゃないかと思った。
そのヒントが何度も書くが千野栄一先生の「外国語上達法」で読んだ、ブラジミール・トグネル先生の英作文授業だったのだ。この方法はまったく正しい。千野先生もトグネル先生も師匠と呼びたい!
最初に基本語彙を覚えるべきとひとくちで言っても、そこで単語帳を必死に覚えようとするのは間違ってると思う。人それぞれだけども。最初はその基本単語を使って文を書いたり読んだりして「ことば」として覚えるほうが断然面白いし長続きする。初級前半での単語帳はモチベーションをさげる効果しかなかった。
テキストは重要語彙を覚えるためにも作られてるからやはり基本だ。短文練習も出来るし。そうやってやった上でまとめとして単語帳でプチテストしてみるのがいいような気がする。すると知ってる単語はより定着するし、知らない単語に気付くこともできる。だからテキストの3回目に語彙の書き取りを持ってきてみたの。「ことば」は部分じゃなく全体から入るほうが自然だと思って。
●今後の予定
知らない単語が出てきたら聞き取りが止まるのも治らない。自分で書くハングルの綴りにも自信が持てない。ぶっちゃけしゃべれない。という状態なので、聞く・書く・話すが苦手だ。じゃあ読めるのかと問われれば、読めません()。とはいえキムヨナの自伝を読むのが目標だから、読むに重点的に取り組もうと思う。
というわけでキムヨナ自伝(子ども用)の精読を始めた。今月は4年ぶりのフィギュアスケート世界選手権が日本で開催される。キムヨナも出場することが正式に発表された。チケットもなんとか入手できた。自伝精読にうってつけのタイミングだ。
昨年の世界選手権のキムヨナは完全に抜け殻だった。オリンピックが終わって別人のように滑れなくなっていた。しかし今回、その世界選手権で1年ぶりの復活!ブランクが不安材料ではあるが、サプライズ好きのキムヨナだけに期待も高まる。007の時だって個人的には最初にお披露目したフランス大会がいまでもベストだと思ってる。もっともボクの基準は音楽とのシンクロ度とつなぎ動作の華麗さなどで、公式ポイントは関係ない。
自伝を少しずつ読んで、そのあらすじをゴガクルの日記に残すことにした。ゴガクルのサイトもユーザー数が増えているようだ。コメント機能もついて外国語をやっている人ばかりなので励みになる。似たような疑問や悩みを持つユーザーもいるし、レベルも様々。まだ他の方が書いた長めのハングルを読む余裕はないわけだが、作文の練習にもなるし日記は続けたい。
中級講座の受講にも進もうとは思ってる。だけど中級からは授業の説明もハングル主体になりそうだから、もう少し基礎を固めてからにしたい。具体的には3回目のテキストが終了しないと初級は終わらないわけだから。砂時計をひっくり返すのはそれからだ。
※キムヨナのDVDは韓国版も持ってるけど買うことにした。アマゾンのレビューを見ると罵詈雑言ばかりで笑えるけど気持ち悪い。キムヨナを貶めるのは、貶めることでしか応援されない他の選手に対しても失礼な話だ。日本人の民度の低下はいまにはじまったことじゃないけど加速してる。国の衰退と比例してるのかも...。こりゃ多国籍企業が日本人学生の採用をしなくなるのも無理ないわ。悲しいね。ま、最強の悪役がいるほうが観てて楽しいけどね。それも物語だから。大いにバッシングされちゃおう!
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