ケンちゃん!いいのかそれで?「さくら心中」
いやはや、まさか二連荘で書きたくなろうとは我ながらビックリだ(笑)。「さくら心中」がいま熱い!熱すぎる!
記憶喪失のヒロト(桜子の心中相手)の記憶が戻ったとか、そんなヒロトと桜子の逢瀬をまた目撃してしまった桜子の義兄の苦悶とか、心配のボルテージを徐々にあげながら演じている石野陽子とか(なんでここだけ女優名やねん!)、エロおやじ特有の嗅覚でヒロトと桜子との絆の強さに身震いするほどの興奮を覚えている桜子の現在の夫・櫛山のじいさんとか、そういう並み居る強敵を抑えて、いまオレの“さくら妄想”第一位に君臨するのは、東京でスレた大学生になっちゃったケンちゃんだ!
いい!ケンちゃんいい!あんなにいい子だったケンちゃんが、いかにもアバズレっぽい女子大生風のガールフレンドといちゃついてる画はすばらしい!ケンちゃんが子ども時代ってほんの一ヶ月前だったから(笑)、記憶も鮮明で、この堕落加減がたまらないなぁ。
あの家庭に育って好青年じゃ世間がゆるさないよねっ。こりゃ高利貸しを継ぐ日も近いかな。ケンちゃんにはもっともっと堕落して欲しい。いっそケンちゃんが地獄に堕ちて欲しい。
そして陸男さん。字が間違ってました、陸雄さんです。いまはまだ貧乏な田舎育ちで純粋さが消えませんが、悪い友達(ケンちゃん)とケンちゃんのエロじいさんがパトロンなんだから、純粋でいられるわけがない!小説の題材に囲まれて生活している陸雄さんもきっとこの後事件を起こすに決まってる!
もうオトナのグロさとか、当たり前すぎてさ(笑)。これからは堕落の低年齢化が大切ではないだろうか諸君!そこにさくらがどう絡んでくるのか。そして桜子の元夫と愛人の子はもう出てこないのか?そんなバイプレイヤーに興味津々な今日この頃です...。
昨日、笛木優子ファンのI嬢にさくら心中の件でいろいろ報告していて思いついたのだが、このドラマでもっとも正常なのは実はエロじじいの櫛山唯幸(神保悟志)なのではないだろうか!?
終始一貫してエロい。ただエロい。もう下半身のことしか頭にない。昔西武の東尾はエロと野球しか頭にないと言われたが、櫛山のじいさんもエロとカネしか頭にない。似ている。
しかしこれだけ人格が変わり立場が変わりしているせわしない若い者どもと異なり、超然とただエロいじいさんは神々しくさえある。真正面からのドアップなんて、モーゼの十戒を思わせる(笑)。
色と欲という人類の根源的な苦悩を体現しているのが櫛山のじいさんなのだ。だからこそヒロトと桜子の心中未遂にとてつもなく興奮してしまうのだ。櫛山の負のパワーがあるからこそ、桜子が純愛に見えてしまうのだ。それほど純愛でもないのに。エロじじいなしに成立しない純愛がそこにあるのだ。
そして心中とは何かと考える。かつてシェイクスピアのハムレットの「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」というセリフを「生から死へ、もしくは存在から無へ」と訳したのはヴォルテールだった。櫛山からの逃避。それは人類の業からの逃避であり、無へ帰ろうとする行為なのではないか。だからなんだ?いや、ただ言ってみたかっただけ。
うーん、ケンちゃんのスレっぷりにオレが興奮してしまった。陸雄くんとケンちゃん中心にこのドラマが進行することはないと思うが、そのあたりもズブズブに描ききって欲しい。
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コメント
今日の次回予告は期待大でした!
もちろんケンちゃん的に(笑)
ケンちゃんが陸雄さんを殴ってたぞ。
そして唯一のまともなじいさんがどうなってしまうのか!?
週末だけに新たな展開がっ!?
投稿: ポップンポール | 2011/03/03 21:16