google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg 福見が勝った!友子が泣いた!柔道グランドスラム: ひとくちメモ

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2010/12/12

福見が勝った!友子が泣いた!柔道グランドスラム

福見友子選手12月11日(土)は朝から出掛けるにはうれしいポカポカと暖かい日だった。そしてこの私の誕生日2日前というタイミングで福見友子選手が優勝してくれたのは、とてもうれしいプレゼントになった。グランドスラム東京が嘉納治五郎杯と呼ばれていた最後の大会(2008年)を含め3連覇だ。

柔道グランドスラム東京2010を観戦しに朝から東京体育館へ。アリーナ席2列目で福見友子選手(世界ランク1位)を応援した。世界選手権のときは昼から行って福見は2位に終わったので、願掛け好きな私は今回初戦から観戦。といっても福見は1回戦シード枠なので多少余裕があった。

試合概要については了徳寺学園柔道部のブログ記事にリンクしとこう。この日、了徳寺学園柔道部は福見&西田ダブル優勝で快進撃だった。

私はまったく部外者なのだけど福見ファンなのでよく記事を読んでる。だから福見が柔道ほどボウリングが得意じゃない事も知ってる()。ボウリングがスランプのとき素振りをしてしまう生真面目な福見選手が好きです!私も素振りしちゃいます。右効きで球が右に流れるのはレーン対して手が開いてるからじゃないかな。親指が正面向きすぎてるというか。ハウスボールだとそうなりがちなんですよ。握手するように手を固定してスッと差し出すように球を手放すといいですよ。そのとき小指は薬指にくっつけとくのもポイントです!

●ポーカーフェイス福見の眼にも涙!

感情をあまり表に出さない柔道家の福見だが、この金メダル後のインタビューでは涙を見せた。それは今年が苦難の年だったことを物語っていたように思う。

福見の柔道人生は谷亮子という大きすぎる壁を見上げるところから始まり、チャレンジャーとしての長い長い苦難の道が福見を強くしたことは前に触れた

しかし今年は世界1位として追われる立場で迎えた1年だった。さらに昨年の覇者として出場した世界柔道では浅見に負け銀メダル、アジア大会でも疑惑の旗判定で銀メダル、そんなモヤモヤっとした状態で今年最後の国際大会グランドスラムを迎えた。この大会もディフェンディングチャンピオンとして迎えた福見友子。有終の美を飾りたいと決意して出場した。結果優勝を果たしモヤモヤは涙とともに流した。いい年が迎えられそうだ。

私は帰宅してこの日の試合を録画で見たが、せっかくのインタビューが流れてないじゃないか。別のニュースでは流したのかもしれないが試合中継の枠内で流して欲しかったな。しかたがないから会場で撮った動画をアップしとくよ。

●福見以外にも注目!

柔道グランドスラム東京表彰式にて時期的にクリスマス間近で外国人選手はサイクルの谷間になるとはいえ、グランドスラムは世界ランキングポイントの比重が高い国際大会だ(金300p/銀180p/銅120p)。それにしても今大会、とにかく日本勢が強すぎた。右の写真は国旗掲揚のときに激写した日の丸4つ。金銀銅すべて日本てこと。そればかりか決勝戦の日本人対決が大変多かった。

こうなると日本人が同一階級1名しか出られないオリンピックより、数名出られる世界選手権やグランドスラム、あるいは日本人選手ばかりの全日本選手権のほうがレベルが上なんじゃないかとすら思えてしまう。実際はそうであっても、やはり五輪の1名枠を目指すというモチベーションは高いだろうな。

それにオリンピックの世界ランキングポイントは全大会でもっとも高い(金600p/銀360p/銅240p)。参加することに意義がある所以だ。そこで強豪と戦うことが最高なのではなく、年間を通しての鍛錬と勝利の積み重ねの先に存在する大会がオリンピックなのだ。ポイント制導入で昔よりそれが明確になった。ヤラワちゃんが引退する所以だ。だからこそ透明な選考基準でお願いしたい。

西田優香選手(世界ランク2位)の決勝戦の相手は注目の16歳山本杏(あんず)。黒帯になったばかりだが今大会では初戦で世界ランク3位のKUZYUTINA,Natalia選手(RUS)に一本勝ちし、その後全部一本勝ちで勝ち上がってきた。最後は西田が僅差で優勝したが、次々とこういう選手が出てくるのはやはり“日本のお家芸”だからだろうか。

外国人選手では-52kg級で3位になったGOMEZ,Laura選手(ESP)が良かった。表彰式を待っている間、準決勝や決勝で破れた選手たちに声をかけて挨拶してた。こういう礼儀正しい子は柔道に向いてる(笑)。

男子で目に付いたのは、MOGUSHKOV,Musa選手(RUS)。世界ランク5位と強いけど、とにかく技が汚い()。ズルいって意味じゃなくて美しくない。私の左隣に座ってた男は、どの試合も30秒に一回くらい舌打ちしてて、本当に耳障りなヤツだったが、この選手に対する舌打ちだけは納得した。特に世界ランク1位で同様の汚さで負けてないHASHBAATAR,Tsagaanbaatar選手(MGL)との準決勝は汚い試合選手権だった。

こういう汚い柔道を相手に美しく勝つことが日本柔道の使命だ。嘉納治五郎先生に恥ずかしくない柔道をめざしたい。石原ひとみも言ってるように「強いだけじゃダメ、強いだけじゃ」。

女子-48kg級表彰式

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