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2010.10.10

日本への興味が薄れてる

日本のドラマが大好きだったけれど、韓国のドラマを見始めて急速に日本のドラマへの興味が薄れてる。せっかくのブルーレイディスクもブルーレイにコピーできないCATVの韓国番組ばかり溜まってて、DVDディスクを大量発注せざるを得ない...。

まぁ、もともと熱しやすく冷めやすい性質なので、これもまた一過性なのかもしれないが(catface)。

もしかすると作り手との世代間ギャップが開いてきて共感できなくなってきてるのかも。現場の監督とかプロデューサなどには同世代が多いだろうけど、想定視聴者の枠からこっちが外れ始めてるのかもしれない。韓国ドラマは外国製というクッションがあるし韓国への興味も手伝って世代を気にせず見られるのかも。

13年前にビバヒルファンの集いをボクんちでやったんだけど、先日、そのときのビバヒルファンの人ともそんな話題になった。いまビバヒル(ビバリーヒルズ高校白書・青春白書)をみても、それほど面白くないのだ。外国ドラマであっても、そういう要素はある。飽きっぽいだけだって言ってるようなもんだが。

ドラマだけなら、いまの自分が楽しめる対象で存分に楽しめばいい。しかし「日本に興味がない」となると、生活全般に関わってくる。

もともとボクはスノッブ野郎なので、衰退していくものに興味がない。これは意識して嫌うわけでは決してなく、ただただ興味も一緒に衰退していくだけなのでどうしようもない。それを今回のように意識したというのは、まだ興味を持っていたいという願望の現われで救いがあるほうだと思う。

こうして書いておかないと、日本の政治にも文化にも経済活動にもぜんぜん興味関心が沸かなくなりそうで怖い。しょせん日本を捨てては(あるいは日本に捨てられては)生きられない日本中毒患者なのだから。

●日本の歴史を観光目線で学びなおす

そこで韓国とも親和性のある日本を探すと、古代へ行ってしまうわけだ。聖徳太子は実在しなかったんだって(『天孫降臨の夢 藤原不比等のプロジェクト』より)!へぇー。そんな興味だ(笑)。陰陽師とか陰陽五行説なども韓国と親和性の高い日本だ。

そんな古代~中世の日本と現代をつなぐキーワードを探す。そのひとつは“観光”か。パワースポットなんていう切り口が最近ブームだが別にスピリチュアルを持ち込まなくてもいいと思う。今月の雑誌『選択』10月号の巻頭インタビューで東洋文化研究家(日本学)のアレックス・カー氏も「古来日本は観光の国だった」と興味深い発言をされている。

アレックス・カー氏は35年間日本に住んでいた日本マニアだったが、2000年代早々にバンコクへ引っ越したらしい。すでに日本には彼の求める美がなくなってしまったから。彼は日本を旅して四国の祖谷(いや)に住み着いたほどの日本(という島の美を追求する)マニアだった。

ボクも祖谷渓に行ったことがある。ちょうどカー氏が日本に見切りをつけた頃だ。それでもまだ日本という群島奥地の美しさを残す場所だった。旅の途中にここを見つけて住み着こうという発想(覚悟)はすごい。日本人では平家の落ち武者くらいだろう(笑)。そんな人が見限った現代日本。経済発展と引き換えに失った価値が、日本再生のキーワードを「観光」としてみたとき、停滞からの脱却のまさに鍵になるかもしれない。

ボクやカー氏以外にも「日本への興味が薄れている」人々は少なからずいそうだ。外国から見た日本への興味も相対的に薄れているようだ。日本という島国の価値を忘れた日本人にも責任はある。鎖国する意志があるなら別だが、経済発展のためという大義名分のもと行なわれてきた国土破壊が頓挫しそうな今こそ日本再生の機運を高めるチャンスかもしれない。もっともいまだに経済でしか価値を測れない人が圧倒的に多いので困難ではある。

ボクは山口県人であり秋芳洞などの観光地とアジアからの観光誘致には興味がある。守り育てるという観光立国のあり方もあっていいと思う。山口県のなかの秋吉台ではなく、アジアのなかの秋吉台という視点。地理的な連続を意識した観光のあり方。ドラマのロケ地観光なども再発見と連続性という意味では悪くない。共感の和が守り育てる観光につながる。それがグローカル(グローバル+ローカル)の生き方かもしれない。韓国語の学習が役立つ日が来るかな?

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