谷亮子柔道引退 政治で1本取ってくれ!
ここ数日、「遅すぎた金メダル!やったぜ福見友子」へのアクセスが増加してるので、なにかあったかなと思ったら、どうやら谷亮子引退のニュースがらみでのご訪問らしい。
谷亮子引退について、現在同じ-48kg級の世界ランク1位である福見友子選手がコメントをだしていた。これがまた、福見らしいいいコメントだったんで引用しておきたい。スポーツ報知から。
「谷さんの存在が自分を成長させてくれた。これからも偉大な存在であることは変わらない」「小学生の時に一緒に写真を撮ってもらったこと。そこからがスタートでした。ただ、対戦できるようになってからは雲の上の存在だった」「別の世界に行っても特別な谷さんでいてほしい」
日本中、あるいは世界においても、現在活躍中の女子柔道選手にとって谷亮子の存在はあまりにも大きかったことだろう。そのあまりの大きさが放つまぶしい光は、その裏側に大きな影も作った。その影のなかでたくましく育ったのが福見だったと思う。
世代交代というのは、どの世界でドロドロしたものがある。ビジネス界においても政界においても、いつまでも辞めない老害社長や老害政治家の話はよく聞く。スポーツは実力の世界だという建前だからまだ見えやすい面もあるが、かつての谷と福見との問題のように、「世界での実績」という現在の勝敗と無関係かつ不透明な基準が残っている柔道界でもあった。
●世襲でない政治家谷亮子を応援する
世代交代のカギを握るのが常に去り行く側、栄光の座にあった側にあるのは間違いない。去り際の清さも含めてその業績、それこそ「実績」の評価にも影響する。谷は当選した直後こそ政治家になっても「柔道で金メダルを目指す」と公言したが、ここで柔道引退という決断をしたことは評価したい。
たとえそれが小沢問題という背景や民主党支持率の低下傾向のなかでの状況判断(あるいは党からの要請)だったと深読みしたとしても、後進に道を譲り政治の世界で働くという方向性は至極真っ当で納得できる。
スポーツを通しての世界貢献はやりがいのある仕事だと思う。スポーツはいま世界言語といってもいい。もちろんスポーツも巨大ビジネスとなり、ここにも光と闇があるわけだが、清濁併せ呑みつつ公益性を最優先してブレずに前進していく意志を持った政治家を切望したい。
それが出来る、その資格があるのが谷亮子議員だ。政治の世界は世襲議員や元タレント議員も多いが、「世界での実績」は政治の世界でこそ活きるだろう。山本一太のように、「柳腰」って言葉が適切か否かみたいな議論をいまだに吹っかけるバカがいるなかで、もっと視野の広い真っ当な仕事をして欲しい。
現場で仕事をするのが政治家だ。金メダルのように分かりやすい基準がなくブレやすいのも政治だ。しかしこれからの長い政治家人生のなかで、いくつもの金メダル級の仕事が出来る世界でもあると思う。
党内事情や揚げ足取りのバカ政治家はほっといて、成し遂げるべき仕事をひとつ見つけてはひとつ解決していく、地力のある政治家を目指して欲しい。国民にほんとうに伝わるのはそういう姿勢だ。柔道では福見ばかり応援してきた私だが、世襲でない政治家谷亮子に期待したい。
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コメント
タニリョウコって父親がやくざ、兄が覚せい剤の議員なんですね。
政権交代詐欺の共犯者を暴いてみた
http://www.youtube.com/watch?v=H9-omdobTtk
投稿: くろやま | 2010/10/16 15:24
ぷぷっ。それで?
投稿: しろやま | 2010/10/16 19:35