沖縄県内移転のうた
沖縄の詩人山之口貘さんの詩にもゆかりのある故高田渡(パウロ高田)に「値上げ」という歌がある。その替え歌。
県内移転は考えない
県内移転は考えぬ
当然県内はありえない
極力県内はおさえたい
今のところ
県内はみおくりたい
すぐに県内は認めない
国内があるとしても
沖縄じゃない
なるべく沖縄はさけたい
県内移転しかないという
声もあるが
沖縄にするかどうかは
検討中である
県内移転もさけられないかも
知れないが
まだまだ県外を捨ててない
移転の時期は考えたい
県内を認めたわけではない
沖縄県内にはしたくない
県内には消極的であるが
県内移転もやむを得ぬ
沖縄県内もやむを得ぬ
県内移転やむを得ぬ
県内移転にふみきろう
元歌の「値上げ」はこちら。
高田渡のユーモアには常に毒と地を生きる民の目線がある。「値上げ」は笑って聴ける。「値上げ」の歌詞は政府の発言の推移を新聞から抜き出して並べただけのものだと生前の高田渡は言っていた。いまそれとまったく同じことが沖縄県の米軍基地移転問題で起きている。
もし県内移転に決定するならば、衆参同時選挙をするべきだ。沖縄県内移転に決めた政党に入れる票は持ってない。赤旗でもサンケイでもいいから、民主党鳩山首相の発言を時系列にならべて特集を組んで欲しい。ほとんど具体的な発言はないが「国外、県外」とだけはハッキリ発言している。
「いのち」を連呼した施政方針演説はなんだったのか。口だけなら何でも言える。それが民主党の真のマニュフェストだったのではないか。失望はしない。嫌悪する。
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