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2010.03.31

キムヨナへの道 序章

昨日の夜はほとんど眠れなかった。右足付け根が痛くて。今朝外科に行ったところ変形性股関節症との診断で、慢性化しないよう注意を受け、痛み止めの薬とシップ薬をもらって帰る。昼食後、薬が効いて痛さが退いたので爆睡していた。後厄の年らしい日常だ。

痛いのはオレの右足だけじゃない。キムヨナの今期最後の世界選手権もイタかった。キムヨナ007がまさかのSP7位。総合で銀メダルに輝いたが、完全に集中力を欠いた演技だった。

3フリップまでは良かったが、その後のスピンやスパイラルに抜けがあった。これまでのキムヨナからは考えられない凡ミス。さらに指パッチンのちょっと前のステップでも、パっと見では分かりにくいが足がもつれていたし、その後の駆け足も歩数が少なかった。そして最後のキメでは回転数を1回増やして帳尻を合わせた。

普通の選手に戻っていたキムヨナ。まるでシンデレラの魔法が解けてしまったかのようだ。しかしその痛々しいキムヨナの演技を観ていて様々な想いが脳裏を駆け巡った。いかに五輪までの集中力の持続がハードだったかを、環境も整わない幼少時代から普通の選手がどれほど困難な道を歩んできたのかを、もう今期のようなプレッシャーのなかで踊ることは出来ないだろうことを。

今期が終了して、キムヨナ007の最高傑作はGPフランス大会だったといまでも思う。それは007のお披露目の大会だった。そのとき魔法にかかったのはボクのほうだった。とくに3フリップと楽曲とのシンクロのタイミングに身を乗り出したものだった。

そしてバンクーバーオリンピック。3フリップのタイミングがずれていたと思っていたが、世界選手権のタイミングも同じだったため、ここはタイミングをきっちり2拍ずらして再構成したのだと思う。キムヨナは個々のアイテムの微調整でここまで来た選手。最後まで微調整した結果がこの3フリップのタイミングなのだろう。キムヨナ物語が完結した大会だった。この大会でキムヨナが見せた涙はシンデレラの魔法を解く鍵だったのかもしれない。

しかし世界選手権でのミスばかりのキムヨナ007も印象に残った。目標を達成し充実しきった今期の締めくくりとしてはまったく失敗だったけれども、この世界選手権の失敗は素にもどったシンデレラの姿と映った。これがなかったらキムヨナは強い選手という印象しか残らなかっただろう。強さはキムヨナの光の部分でしかない。影の努力と精神力の持続のすさまじさは、目標達成後の気が抜けたあの姿にいっそう濃く見えた気がする。

キムヨナは今年20歳。人生はこれからだ。第二の人生というにはあまりにも早すぎる。キムヨナの道ははじまったばかりだ。だからこの記事のタイトルも序章とした。オリンピックはキムヨナの人生にとって、いわばキムヨナ007における最初の連続ジャンプにあたる。これからがいっそう楽しみだ。太ったっていいじゃないか(笑)。ただできれば情報が日本にも流れてくるような仕事をして欲しい。

キムヨナ自伝を韓国の小学生向けに再構成した書籍「キム・ヨナのように 世界を胸に抱えた子供たちの夢」(全文韓国語です)が3月30日に発売された。とりあえず2冊注文した。1冊は保存用、1冊は韓国語学習用に書き込みするため(笑)。

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