google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg ひとくちメモ: 2010年2月

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2010年2月の15件の記事

2010/02/28

ひとくちメモ リハビリ中(笑)

昨日のココログフラッシュのデイリーランキングで銅メダルでした(笑)。

Daily_ranking20100227

キムヨナへの道シリーズを始めて毎日平時の倍以上に膨らみはじめてましたが、昨日のアクセス数は異常でしたね。昨日の1時間が平時の3日分くらい。まさに別次元です。

キムヨナ人気にもアンチキムヨナ人気にも、そして何より浅田真央人気にすごい勢いを感じてました。普通のひとくちメモに戻りたいような、戻りたくないような。

実は「ひとくちメモ内の人気記事ランキングをキムヨナ一色にしてやろう計画」も発動中だったのですが、それはいまのところ達成できず...。

この季節はちょうど、キムヨナのスパイラルシークエンスのように鉄壁な「卒業生、答辞」が毎年上位で、今年も6~7位に常に食い込んでました。強すぎる なんの情報もないのに()。

今年の答辞は、やっぱオリンピックネタでしょう。報われる努力、報われない努力、恩師との関係、ライバルの存在、もう答辞ネタてんこ盛りだよー。しかもタイミングも新鮮で、ここで言わずにどこで言うという感じでしょ?

私たちひとりひとり人生の金メダルを目指して挑戦してゆきます。みたいな鳥肌立ちそうなベタなこといっていい場が卒業式ってヤツです。ニッカネンにならないようにがんばりますとか言っちゃダメだけどね!

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浅田真央とキムヨナの特番2本を観てまた涙!

昨日は日本テレビの夕方とNHKの夜に特番やってましたね。どっちも興味深く観ましたので、その感想などを少しだけ。もうすぐキムヨナのエキシビションがはじまっちゃうからそのつなぎで。(と思ったら途中ではじまった しばし中断)

●日本テレビのハイライト特番から

まず、日テレちゃん。演技映像は著作権等の関係もあってか使える映像が限られるけど、それを観ている荒川静香(トリノ五輪金メダリスト)の表情とライブコメントを挟んで独自色を出されてましたね。これが良かった!

荒川静香さんはあえてどちらかといえばキムヨナ系の流れを作ってきた選手ですよね。芸術性を高めて総合点を取りに行く。当時、荒川静香の代名詞となったイナバウアーのことを「点数にならない部分もしっかり美しく滑る」とかいわれてましたが、総合点にはしっかり影響していたんだなぁということが、今年の五輪が盛り上がったことで分析番組も作られたのでよくわかりました。

荒川選手が現地ライブで観ながら出すコメントは、頭で考えるより先に口を突いて出てくるものでした。キムヨナの演技に挟まれた観戦する荒川さんの映像。その目の輝きや思わず拍手する姿、そして「おーすごい!」とか「強すぎる...」とポツリともらされた一言は、やはり芸術点アップ系選手の目線だなぁと思いました。

キムヨナの超高得点に対して荒川さんのおっしゃった、あれだけ大きなプレッシャーを背負っての完璧な演技への評価が加味された得点という感想は、不透明な部分への疑問も含みつつ、選手としての経験からそこも認めてられていいとの思いがないまぜだったように感じました。

それに比較すると浅田真央選手への目線は、おなじ「完璧」という言葉の中にも、技術中心の解説者的雰囲気や後輩日本選手への応援目線が目立ちました。このちょっとした目の輝きや感覚の違いはそのまま競技を見る目の冷静さの違いともとれ、審査員も同様の心の動きを持たなかっただろうかとも思いました。その感情のブレーキが点数に影響したようにも感じました。おそらくジャンプとジャンプのあいだにある、流れを損なわないつなぎの演技の重要さはこのあたりに大きく影響を及ぼすのではないでしょうか。

●NHKスペシャルで語られた物語に泣く

NHKの緊急特番は、先日競技開始前の浅田真央特集と被っている内容も多かったですが、競技結果も合わせて再構成されているから、関心の高まったいまタイムリーな番組でしたね。とくにキムヨナファンとすれば、ふたりにとって初五輪が終わった直後だからより感動的でした。泣けた!

浅田真央と初めて出会った頃のキムヨナの劣等感は確実にバネになっただろうし、浅田真央のジャンプの特別さを認め、違う道で五輪を目指そうと決めたブライアン・“ミスタートリプルアクセル”・オーサーコーチとの出会いも感動でした。たたき上げが好きなワタクシなので...。

番組でひとつ思ったのは、タチアナ・タラソワコーチに迷いがあったのかなということ。怪我により19歳でコーチ転向し多くのメダリストを育ててきた実績がある名コーチです。番組ではそのタラソワがスランプに苦しむ浅田に「本当にこのプログラムのままでいいの?」と聞いたというエピソードを流していました。それに対して浅田はハッキリ変えないと言ったそうです。

そのやりとりは昨年のGPロシア大会の後だったようです。確かに当時の浅田真央はまったく精彩を欠いていました。オリンピックも絶望的だと思える状態。しかしここで迷ったら終わり。浅田までがここで迷っていたら五輪にすら出場できていなかったかもしれない。前人未到の道を進むと決めていた浅田に迷いがなかったから取れた銀メダルだったように思います。

それとNHKスペシャルに映画「007」のカットが挿入されてたのも良かったなぁ。ショーン・コネリーのジェームス・ボンドを見たくなりました。キムヨナのSPにからめて「サンダーボール作戦」と「ロシアより愛をこめて」と「ドクター・ノオ」が金銀銅メダルでしょうか(笑)。どーでもいいけど「ロシアより愛をこめて」のヒロインは浅田真央のコーチと同じタチアナって名前なんですよね()。ひとくちメモでしたー(笑)。

●今後のキムヨナへの妄想、そしてひとくちメモの今後

シャイな少女キムヨナが実力をつけ自信をつけてオリンピックを目指す韓流映画つくってくんないかな。少女時代は子役でいいから、途中から本人主演で(笑)。ドキュメンタリーでもいいけど。

それと、やっぱ007の新作に登場して欲しいね。ボンドガールじゃなくてもいいから。「ワールド・イズ・ノット・イナフ」のソフィー・マルソーみたいな役とか。あえて悪い役がいいな(笑)。

全世界を回るプロフィギュアスケーターキムヨナ(実名)が実は女スパイみたいな。正確なスケーティングを見込まれたキムヨナが、あるスピードと高さで3回転ジャンプするとロケット爆弾が発射されるみたいな(笑)。なんだかオレが書くとMr.Boo!の世界になっちゃうな。

さて、エキシビションも終わりました。このキムヨナモード一色のひとくちメモをどうやって平常モードに戻すか、そっちのほうがキムヨナのダジャレより難しい

ダジャレといえば「キムヨナはキムタクか?」というのを書こうとしてやめたことを白状しときます(笑)。シャイなキムヨナが強い心臓を持てた背景には、ジャニーズばりの芸能活動もプラスに働いたんじゃないかと思ってさ。

ジャニーズの皆さんって子どものころから強力なライバル関係のなか、個人ファン獲得ランキングで日々闘いながら、大観衆の前で歌って踊って度胸つけていくわけじゃない。その頂点に立つキムタクにキムヨナを被せてみたかったんだけど。あまりに現実の演技がすばらしすぎてシラケるのでやめました(笑)。今後はやってきます。世界の妖精キムヨナに対抗できる妖精はキジムナさぁー!みたいなの。それが本来の「ひとくちメモ」ざんすっ!

追記)-----
いまアップした後読み直したらタラソワの話のところでいきなり“ですます調”じゃなくなってたので修正しました。感情って出ちゃうんだなぁ...(?)。

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2010/02/27

キムヨナの号泣をはじめて見た日

金ヨナが金ヨネ。願掛けのときから結局こんなダジャレしか思い浮かばないオレと違って、キムヨナはSPもFPも圧倒的な演技だった。しかしリンクのうえで感極まったキムヨナを見たのは初めてだ。オン・オフを完全に切り替えられるキムヨナがはじめて素の自分をスケートリンクの上で見せた。それがバンクーバーオリンピックだったと思う。

思えば今年の五輪はドラマチックな五輪だ。映画や小説の世界に、まったく異なる物語が同時進行してゆく手法がある。その物語は異なるふたつのストーリーでありながら、その通奏低音に相似形の感情の起伏だったり、ある種の倫理や論理だったり、といったものが流れる一種の群像劇だ。

例をあげると、最近では村上春樹の「1Q84」や、個人的に好きな作品では遠藤周作の「死海のほとり」など。映画やドラマでは数え切れないほどある。大人の世界のメインストーリーと子どもの世界のサブストーリーとが同時進行のような構造だ。

そんな感想を抱いたのはキムヨナと浅田真央との切磋琢磨の歴史はもちろんだが、もうひとつ、ニュース番組におけるトヨタのリコール問題と冬季五輪との交錯を見たときだった。

創業家出身の豊田社長が公聴会に呼ばれた映像と、日本が“ノーゴールド”となりそうな冬季五輪との交錯。歴史のうねりを確かに感じた。それは何かを指し示すメルクマールではなく、ただゆっくりと沈みゆく太陽を眺めている心境だった。

そんな大きな物語を一方で感じながら、最高のアスリートと最高のダンサーとの夢の競演を感動とともに見た。この時間を共有できた喜び(FPは録画だったけど )。

キムヨナのコーチ、ブライアン・オーサー(カナダ人)は現役時代、“ブライアン対決”と呼ばれたカルガリー五輪(1988年)で銀メダルに泣いた。彼はミスタートリプルアクセルと呼ばれていた。ジャンプに重点を置く選手だった。

そんな故郷カナダで開催された今期オリンピック。オーサーコーチは最初にして最高の弟子キムヨナを連れて戻ってきた。トリプルアクセルを封印し、勝てるプログラムを伝授して。そして念願の金メダル。

現役時代に技術指向だったコーチと組んで、圧倒的な表現力のキムヨナが挑んだ初五輪。対戦相手もまさに別次元のワザが復活した浅田真央。舞台は整った。そこでふたつの物語が記憶に残る最高の舞台を創りあげた。

ふたりの初五輪は終わった。いや、まだ終わっていない。明日はエキシビションがある(朝9:00テレ東)。キムヨナはポップなナンバー「ドント・ストップ・ミュージック」を封印し()、メダリストにふさわしい格調高い楽曲として「タイスの瞑想曲」を披露するらしい(中央日報)。

NHKスペシャルまた今夜NHKでは急遽このふたりの特番「浅田真央 キム・ヨナ “史上最高の闘い”」を組む。これも見逃せない(見逃したらNHKオンデマンドで見られるかも)。

この先、キムヨナはプロ転向するのだろうか。個人的にはこのまま続けて欲しい。プロ転向すると日本でのメディア露出は減りそうだから()。しかし大きな目標を達成したいま、プレッシャーから解き放たれてさらなる芸術性を高めたいという思いもあるかもしれない。そんな日も念頭にいれつつ、韓国語講座の費用を支払った私であった(笑)。アーヤーオーヨーからのスタートだ!

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2010/02/24

キムヨナへの道リターンズ 五輪SPを終えて

バンクーバー五輪の女子フィギュアショートプログラム。順番で浅田真央とキムヨナが連続していたのを観終わった。直後の感想を書いておきたい。フリーはライブで見れないから()。

浅田真央とキムヨナの得点差が5点もあったが、得点についてはあえて書かない。個人的には浅田真央の演技のほうに感動した。ここ1年で最高だったと思った。表情もはっきり違った。不調の浅田しか見てこなかった昨年だったので余計そう思った。やはりタダモノではないな。

キムヨナの演技はまったく不安感がなかったけれども、苦手といわれたトリプルフリップはたぶん2拍遅れていた。音楽のフックの位置と踏み切りのタイミングを、ジャストで飛んだGPシリーズフランス大会と比較すると。緊張していたように見えた。浅田真央がつくった会場の空気の影響もあったのだろうか。

しかしこの遅れが尾を引かなかったのは特筆に価するかも。リズム命のキムヨナには少しのズレが命取りになる。そこだけが死角だと書いてきたが、今回のズレはキッチリ2拍のズレで、リズムにほとんど影響がなかったのではないかと思った。そのすぐあと、ピストルを下に撃つギミックがまったくズレなかったことで、あぁ大丈夫だと安心した。あの空気のなかで最後まで崩れない堂々の演技。さすがに心臓強いな。

感動の浅田真央と安定のキムヨナ。やはりこの二人はライバル視して観たほうが楽しいんだな()。それも前向きな視点で。バッシング合戦は暗いけど、感動合戦はあっていい。そんな演技だった。

と、バッシング批判のあとで恐縮だが、ひと言文句いっていいだろうか。キムヨナ007がさぁ、最後にハートを打ち抜くことはみんな知ってるんだから、カメラ寄れよ なに、引きで撮ってんだよ。ヘタクソなカメラマンだな。オリンピックだぞ。

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中島みゆき誕生日オフ会

昨日は昨年クリスマスに引き続き、中島みゆきナイト第3極の皆さんとオフ会。今回新たに強力な(?)2名をお招きして盛り上がりました。カトちゃんが参加できず男性は私とたまごさんの二人だけ。女性陣の圧倒的なパワーの前に静かにしてました()。このパワーはやはりルーツが“出待ち”仲間だからなのかハンパねぇっす!

Missmbirthday_223お店は新宿のフォンベトさん。たまごさんご推薦のベトナム料理のお店です。入り口がちょっとわかりにくいのですが、本場のベトナム料理はとってもヘルシーで美味しかったです。通常1皿3本の生春巻を人数に合わせて調整してくれたりフロアのベトナム人のお兄さんも親切でいいお店でしたよ。

二次会はカラオケ。その部屋番号をみて、スジガネ入りのみゆきファンであるぐっちさんが「あら、キリのいい部屋番号!」とおっしゃった番号は223。

2月23日中島みゆきさんの誕生日オフ会にふさわしい番号だったのでした。そのご発言にまったく自然に「ほんとだぁ」とうなずく我々でした(笑)。思わず写真を撮りました。買ったばかりのサムスンケータイはお絵かきケータイなので、ちょっとデコレーションして皆さんにメールしました。

カラオケはもちろん中島みゆき縛りです(笑)。個人的にはジュリー縛り以来6年ぶりのアーティスト名縛り!

でも4世代にわたってトップランナーのみゆきさん。ここで世代の差がでちゃうのよねぇー。ボクは「かもめはかもめ」「流浪(さすらい)の詩」「永遠の嘘をついてくれ」「波の上」の4曲を歌いました。

第3極オフ会のいいところはみゆき論を語らずにみゆきさんを語れるところかな。親戚のオバちゃん(いや姉さん?)の話をしてる感じなんですわ(笑)。徹夜明けだったり、遠方からだったり、成田空港から直行してもらったり、ご参集いただきました皆さまどうもありがとう!こういう会の幹事だったらWelcomeです(笑)。

前回の反省を活かして()、今回は私も終電を2本乗り継いで1:30頃には帰宅できました。ここからはキムヨナモードです!たまごさん、お土産のキムヨナカレンダーどうもありがとう!男性陣はプチ・キムヨナオフ会でもありました()。

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2010/02/21

キムヨナへの道終章 浅田真央特番で007の秘密を知る

NHKで放映された浅田真央の特番「金メダルへの闘い」を観た。キム・ヨナ情報も入るかもと思いながら観ていたら、007の秘密についていくつか重要な証言が出てきた。録画しとけばよかったなぁ。

キム・ヨナはフィギュアスケートを始めた頃、ミシェル・クワンにあこがれてマネして遊んでいたという(これは中央日報の記事で読んでいた)。そのキムヨナのアイドル(偶像)だったミシェル・クワンの映像も番組でながれた。確かに似てる!スパイラル・シークエンスの姿は瓜二つといってもいい。

表現力で総合点を高めるカタリナ・ビット、ミシェル・クワンらの流れと、ジャンプ中心で技術力をアピールする伊藤みどりらの2つの大きな流れがあり、浅田真央はそれらをアウフヘーベン(止揚)するかのような高度かつリスキーな表現を目指しているという。ものすごい高い目標設定であり、その悲壮感とラフマニノフの「鐘」とは確かにマッチする。

キムヨナのアプローチはそれと比較するとかなりポップだ。007を選んだのも、キムヨナが登場するまでに他の選手がクラシックで踊ってきたところに、アクション映画のテーマは確実にインパクトがあるからとコーチのブライアン・オーサーは語った。

さらにショートプログラムにおける007の楽曲の組み立ての秘密も語った。ここがもっとも興味深かった。導入部は007とわからない静かなスタート。しかしその静けさを打ち破るような連続3回転ジャンプ!そして残り45秒のところまでじらしておいてジェームス・ボンドのメインテーマ。観客はここで大喝采となる計算だ。オレもまんまとはまった()。ジャンプに目が行きがちな素人のオレすらもステップに釘付けにした。

さらに残り30秒のところで、ギミック的な指パッチンが入る。ここはオレも書いてきた「休符」だ。このギミックについても、観客や審査員にバッチリ印象を残しつつ、疲れが出る後半のステップに向けて体勢を整える役目があるとキムヨナ自身が語った。まさにブレイクポイントなのだが、ここが楽曲のリズムとズレてしまうとまったく台無しになるリスクもある。体勢を整えるとキムヨナは簡単にいうが、休符を休符として踊れるリズム感が天性のものだから言えるように思う。

そのような秒単位の音楽設計があり、そのブレイクポイントにキッチリ身体を順応できる身体能力の高さがキムヨナの魅力だ。それはスピードに乗ったままジャンプできる安定感にも通じる。ひと言でいえば突出したリズム感。これが強さじゃないだろうか。

浅田真央とは確かにタイプが異なる。しかしどちらもかつての演技力か技術力かという派閥争いよりも一段レベルが高いように思う。高度かつリスキーな挑戦という意味では、お互いにヴァリエーションルートから同じ高みを目指しているともいえまいか。この二人の目指す高みに比べれば、バンクーバー冬季五輪さえもまだ道の途中かもしれない。

キムヨナのオリンピック演技開始まで逸る気持ちを抑えるために、なんとか時間をつぶせたこの連載「キムヨナへの道」シリーズ(笑)。これでいったん終章としたい。演技は日本時間で24日から。キムヨナ007がもどってくる。さしずめ、For Your Eyes Only といった気分だ。

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2010/02/19

キムヨナへの道外伝 中央日報も欠かせない

キムヨナ自伝のこと書いた後なので、その続報。というより中央日報の過去の記事だけど。韓国でバカ売れって話。版元の中央出版社は日本の出版社とも交渉にはいっているとか。実現して欲しいものだ。

朝鮮日報よりも中央日報のほうがキムヨナの記事が深い。とりあえず両方チェックすることに。もっともコメント欄はバッシングばっかりでうんざりなので読まない。負のスパイラルに引きずり込まれる。バッシング体質な人の負のオーラには近づく意味がない。そういう人に近づくとツキが落ちるから気をつけたい。

さて、中央日報の記事によると今回の自伝を元に子供向けの童話も発売されるらしい。これさぁ、韓国語のテキストとして日本語対訳版を出版という線もありえるんじゃないのー。童話も出たら買っちゃう。韓国語学習書もたくさん出してる某語学系出版社とかどーですか(笑)。

キムヨナ007で本格的にはじまったボクのキムヨナへの道。昔から人を中心にそのジャンルに入っていくというパターンが多い。キムヨナ007(特にGPフランス大会)はそんなボクの琴線に触れた圧倒的なものだった。

スピードスケートの強い韓国で生まれて、ハイティーンにしてフィギュアスケーター世界一になったキムヨナ。その物語を欲している自分に気付く。フィギュア大国日本で強くなるのとは違う物語があるのではないかと。親子鷹みたいな(笑)。

またまたたとえ話で恐縮だけど、浜崎あゆみは個人名じゃないという業界の常識がある。チーム浜崎であると。キムヨナもおそらくそうだ。チーム・キムヨナ。そのチームに集う面々にも興味がある。フィギュア不毛地帯だった韓国出身のクィーンとその仲間たちという物語。育った背景にはオリンピックで金メダルを逃したオーサーコーチの物語も重なる。

しかし日本語の情報は少ない。圧倒的に。キムヨナは時間ができれば「日本語を学びたい」とも発言してるようだ。ちょっとそれるけど、この記事の日本語はちょっとこなれてないというか、ニュアンスが違う感じもする。もうすこし柔らかい日本語訳に頭のなかで意訳しつつ読んだ。キムヨナが日本語でいろいろ語ってくれるのを待つか、オレが韓国語を読めるようになるか、どっちが早いだろう((((^_^;)

オリンピックについては、あたりまえのように「キムヨナが金メダル」という報道が多い。しかし実績だけで計れないのが大舞台の常だ。あたりまえといわれれば言われるほど不安は募る。だからあたりまえとは思わない。ショートプログラムばかり注目してきたけれど、オリンピックの舞台ではすばらしいフリープログラムも期待したい。

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2010/02/18

続キムヨナへの道 自伝購入

Book_yuna_kim001

前回の記事では映画「ムーラン・ルージュ」を観て、2007年ショートプログラムでキムヨナが踊ったロクサーヌのタンゴを聴いたが、昨日はオリンピック前に照準をあわせて発注していたキムヨナの自伝本も届いたそのオビの全貌(笑)が上記画像だ(クリックで拡大)。

タイトルは「韓国スターエッセー キム・ヨナの7分ドラマ:二十歳のキム・ヨナ、その情熱と挑戦の記録」というそうだ。買っといて“というそうだ”もないと思われるだろうが、タイトルが読めない(笑)。ハングルで書かれてるんで。タイトルだけじゃなくて本文も全部ハングルだから。それも手書き風フォントだと数字の「7」が子音の「フ(k)」に見えたり...。キムヨナへの道は遠いなぁ。ハングル独学への道か?

でもタイトルの下にハングルで書かれた「クル キムヨナ」だけ読めた。「文 キムヨナ」だ。それだけでもうれしい。

さらに、内容は韓国の書籍にしては(?)結構写真が多くてそれもうれしい。オーサーコーチの本やキムヨナのお母さんが書いた本は写真が少なかった。権利関係もあるのだろうが、さすが自伝だけのことはある。

さらにさらに、その写真がいい写真ばかり。日本にいるとキムヨナへの悪意ある写真が目に付いて困る()。表情豊かなキムヨナだから、悪意を持ってよくない一瞬の表情を撮られやすいというのもあるのだろう。全編好意的な写真ばかりの本書は心のオアシスだ

ついでに付録で付いてきたポストカードも12枚と大盤振る舞い!今回はピントも合ってる写真ばかりで良かった。この付録はずっと付き続けるのかどうかは不明です。

それにしても、このボリュームを読みこなすには、4年後のオリンピックまででもムリだな(笑)。せめてオビの内容くらいは意味が取れるようがんばってみたい。だが、ここで紹介するとは断じて約束できない(

それより、どこの出版社でもいいから翻訳本だせーーーー!

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2010/02/17

キムヨナへの道(笑)映画「ムーラン・ルージュ」

キムヨナのオリンピック演技まであと一週間と迫ってまいりました。待ち遠しいので過去の楽曲を聴いたり映像を見たりして過ごしております。願掛けのためにキムヨナでダジャレを考えたりもしてますが(なんでやねん)、なかなか浮かびません(なんでやねん)。

そんな日々のなかで拾い物だったのが、映画「ムーラン・ルージュ」です。ハリウッド系のミュージカルという大作感ムンムンな映画。そういう映画からは結構遠ざかっていたのですが、キムヨナが2007年に使っていた「エル・タンゴ・ド・ロクサーヌ」はこの映画からということで、早速見てみたらこれがなかなか面白かったです。

特に私の場合、中島みゆきのファンでもあります。だからなに?って感じですが、この「ムーラン・ルージュ」の描いているテーマのなかに、みゆきさんの「夜会」に通じるものを見てしまったのでした。

そんでそういう感想がないかググってみたら、中島みゆき研究所の掲示板に「ムーラン・ルージュ」のニコール・キッドマンが中島みゆきに似ているというご発言を発見!

御意!ボクもそう思った瞬間がありました。まぁ常に似ているわけではないのですが、この映画と「夜会」とが頭の中で交錯しはじめたときに、ニコール・キッドマンを正面から捉えたカットが、まさに夜会のなかの中島みゆきさんに見えたわけです。

この映画と「夜会」との共通テーマは「永遠の愛、そして永遠に交わらない愛の悲劇」といいましょうか。ロミオとジュリエットを撮ったバズ・ラーマン監督による、もうひとつの「二隻の舟」と申しましょうか。永遠のテーマであります。

さらにこの映画が型破りなミュージカルであるということ。前半のジェットコースタームービーのような怒涛の音楽はまさにハリウッド。楽曲もミュージカルアレンジのポップナンバー目白押し!しかしポイント、ポイントに誰もがよく知るスローバラード。この緩急が音楽映画の醍醐味ですねぇ。

既成のポップスをミュージカル音楽に仕立てて安くならないとこはさすがです。振り返って中島みゆきさんの「夜会」を思うと、こっちはこっちで全部中島みゆきという一人のアーティストのなかから生まれた楽曲だけで構成されてるんだからすごい。中島みゆきはチャップリンか!?

あとニコール・キッドマンとダブル主演のユアン・マクレガー。ボクは「トレインスポッティング」の彼を見たときに、あのシベリアンハスキーみたいな目の色がちょっと苦手だったのですが(ドラッグまみれ映画の影響もあったかと思いますが ^_^;)、ホラー映画「28日後...」で見直しました。この映画でもいい味でてましたね。

ロクサーヌのタンゴは映画の中盤で出てきます。緊張感のある映像と楽曲がマッチしてました。でもこのシーンだけみてフィギュア・スケートは想像しなかっただろうな。キムヨナさまさま。高橋大輔選手のCDにも入っていたので、フィギュアの世界では一般的な楽曲なんでしょうか?話それるけど、キムヨナも演技に使った尺の楽曲集を出してくれないかな。

とまぁ、こんな感じでキムヨナ登場を心待ちにしながら、嗜好の枝葉をいろんな方面に張り巡らせている昨今でございます。それがひとくちメモ的生き方です(笑)。連想ゲームみたいなもんです。好きなものや人どうしを関連付けるのは楽しい。脳のシナプスが強化されて記憶に残りやすくなるような気がしてます。気がするだけですが。そのゆるさもひとくちメモらしさなので。

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2010/02/14

「ひとくちメモ」のキム・ヨナ記事インデックス

キムヨナの記事が溜まってきたのでせっかくだからインデックスを作りました。アメブロの「みくちメモ」で()。読み逃しはこちらでチェック!

「ひとくちメモ」のキム・ヨナ(Yu-na Kim 金姸兒 김연아)記事Index


このパターンが定着しそうだな。「中島みゆきナイト外伝」もよろしく。あ、中島みゆきナイトは好評だそうで、2月15日(月)23:35からBS-Hiでまたまた再放送するそうです。一夜・二夜一挙放送!こっちもよろしく。キムヨナ・ナイトやりません?日韓Live中継で(笑)。ムリかぁ...。

そのうちチャットモンチーのインデックスとか出来そう。個人的にもそうやって興味の対象をインデックス化するとその変遷がよくわかっていいかも。ドラマ評インデックスとか?それは、かったるい(笑)。

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2010/02/13

アポロ13号ラヴェル大佐のいま

たまたまテレビのチャンネルを回していたら(っていまどき回すチャンネルはないか?)、スター・チャンネルHDの無料放送時間で、トム・ハンクスの映画「アポロ13」をやっていた。DVDも持っているんだけど、ついつい全部観てしまった。

何度観ても感動するなぁ。大気圏突入で無線が途切れる4分間の長いこと。そしてキャプテン・ラヴェルの声が聞こえたときの管制ルームの歓喜!これほど多くの示唆を与えてくれる歴史的事実とその物語はめったにない。例えば数学や科学がこれほど危機管理に重要な仕事をしている現場ってそうそう見れないだろう。

軌道計算だけではない。コーヒーメーカーで使うレベルの電力消費量数アンペアを節約する方法や手順を考えたり、二酸化炭素濃度が上がりすぎるのを止める装置を機内にある道具だけで工作したり、さらに月の石が持ち帰れなかった分軽くなり軌道に影響するため機体重量を重くする必要が出たり、次から次に難問が示現する。それを完璧なシミュレーションによって裏づけながら未知の危機に対処してゆく。

「偉大なる失敗」といわれたアポロ13計画は、未来の子どもたちにも伝えていくべき人類の英知なのではないだろうか!?

そんな思いで、いまアポロ13号に関わった人々はどうしているんだろうと思ってググったら、たまたまニュースが見つかった。日本では「ひとくちメモ」以外ではたぶん報道されてないんじゃないかな?

Apollo 13 hero honored in Chicago

WLS TV というテレビ局のシカゴローカルニュースで、つい先日(2月11日)のニュースだ。アポロ13号のジェームズ・ラヴェル大佐が、リンカーン・リーダーシップ賞とやらを受賞したらしい。リンカーン大統領図書館にちなむ財団が授与しているようだ。

シカゴのローカルニュースなので、この賞がどんな賞なのかわからないが、地元の名士みたいな感覚なんじゃないかと思う。まさかスターチャンネルがこのニュースをうけて今日映画を放送したのだろうか???

キャプテン・ラヴェルだけの偉業ではもちろんない。しかし実在の宇宙飛行士を知ることがアポロ13号の「偉大なる失敗」を知るきっかけにはなると思う。そこから得られる「論理的に考える力の尊さ」こそが大切だと思う。

アポロ13号の偉大なる失敗は1970年4月11日から17日の6日間の出来事だった。

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冬季五輪開幕!キムヨナの歩みを再確認しとく

今日は旧正月(春節)です。あけましておめでとうございます!あけたのはバンクーバーオリンピック。キムヨナは19日ごろにバンクーバー入りとか。闇チケットすら流通困難なほどのフィギュア人気で、闇チケットが42万円という情報も。朝鮮日報日本語版毎日読んでます(笑)。

先週、J-SPORTSで世界フィギュアスケート選手権2007と2008の再放送があったのでキムヨナのとこだけ録画して観ました。オリンピック前にここまでの道のりをトレースして、私なりのキムヨナ物語を盛り上げていきたいと思ったわけです。

2009年グランプリシリーズフランス大会でのキムヨナSP(007)を見たときにすべてが変わったのです。それほど圧倒的な演技でした。起承転結でいえば「転」がキムヨナ007でした。「結」はもちろんオリンピックですが、まずは「起承」を振り返っておきたい。

●007へ到達するまでの2つの楽曲

フィギュアスケートには疎い私ですので、技術云々よりも音楽とダンスとを中心に観てしまいます。もしかすると、そういう見方しか出来ないからこそ、キムヨナという稀代のダンサーに惹かれたのかもしれないと思います。

2007年当時、ヨナはまだ17歳。初の世界選手権出場。コーチがブライアン・オーサーに変わったばかりの年でした。オーサーにとってもコーチ転向後、初の教え子がキムヨナでした。

2007年のヨナは、顔立ちもまだあどけない。しかしその演技には、2009年キムヨナ007につながるポイントがいくつもありました。

音楽について言えば、2007年SPは映画『ムーラン・ルージュ』から「エル・タンゴ・ド・ロクサーヌ」です。タンゴ独特の力強いリズムはキムヨナにとって踊りやすかったのではないでしょうか。キムヨナはリズム命ですから!

ついでに2008年SPの楽曲も先に見ておくと、曲はヨハン・シュトラウス2世のオペレッタ「こうもり(Die Fledermaus)」より。有名な楽曲で、誰でも思わず踊りたくなるような楽しい曲でした。この曲でも最初のジャンプ2連発のところが「チュルルルルー」と舞い上がるようなフックになっていて、こういう部分とジャンプとが一致すると気持ちがいい!このときのキムヨナはその後のジャンプで転倒してしまったのですが、007につながる楽曲だったように思います。

唐突ですが山下達郎はヴォーカリストとしてすばらしい才能を持ってます。達郎自身は自分の声質や音域を熟知しているので、バックのサウンドはそれを最大限活かしつつ、不足する音域や音質を補うものに設計しています。だからこそバランスよく厚みのあるサウンドとヴォーカルが一体となった音楽に仕上がるわけです。

キムヨナのダンスを見ていると、ヤマタツの音楽設計と同じ職人気質を感じます。音楽がわかりやすく、ダンスも音楽にフィットしてわかりやすい。オリンピックイヤーに照準を合わせ、007の楽曲とキムヨナとのコラボレーションを発見して、しっかり構築してきたチーム・キムヨナの意気込みを感じます。それは過去のキムヨナの踊ってきた楽曲から自然に導き出されたアイデアではないかと思えるのです。

●キムヨナの表現力に関する一考察

2008年の大会の中継で解説者の村主千香さんがなかなか興味深い発言をされています。キムヨナがかわいらしいステップを踏んでいるとき、アナウンサーが思わず「音楽にノッっているといいましょうか...」と言ったのをうけ、「彼女のすばらしいところは、最初から最後まで役にはまっているというか、普段の自分の“素”が出ないところ」と発言されています。

この解説には納得しましたね。前に私もキムヨナ007について「完全に音楽の世界に入って別人のようだ」と書いたことがありますが、まさに「入ってる」わけですね。それは逆に言えば、入れる楽曲を選んでいるということかもしれません。

それと千変万化な表情の変化は、2007年当時から見て取れます。もっともまだまだ硬いですが(笑)。表情の変化も楽曲の変化とリンクしています。回転する前と後とで陰と陽が逆転してたり。キャットウォークのような動きのときの目つきや口元、スパイラルシークエンスの空を見上げる表情などなど。フィギュアスケートは手足だけじゃなく頭部も顔も動作の一部であり、表情も含めた動く部分はフル活用して音楽とシンクロしようとしているかのようです。

既に我々は2009年のキムヨナ007を知っているわけで、いかにこの2年間で成長しているかもよくわかりました。2007年当時ですら非常に高い得点を得ていたわけですが、いまのキムヨナを知ってしまった目には今の更なる高得点が「なるほど!」と思えます。

●極私的なキムヨナ応援グッズ(笑)!

キムヨナ応援グッズ1月末に携帯電話を買ったんですけど、サムスンモバイルの940scにしました。色はもちろんゴールド(笑)。1月末までに買うとサムスンのメッセージ印字キャンペーンがあったのです。全角10文字×2行という厳しい制約のなか私が印字した文字は、

Pop Dancer
YuNaKim007

です(笑)。キムヨナはポップスの申し子であるという持論と、キムヨナ007の衝撃に出会った年である喜びを込めました()。このキャンペーンの電池カヴァはさっき届いたんだよ!開会式見ながらこれ書いてるときに。幸先いいなぁ。

携帯電話の前にソニーのウォークマン(スピーカ付き)もゴールドを買ってたので、勝手にコラボ。日本も韓国もゴールドです まぁメダルにこだわるよりも、すばらしい演技を期待したいものです。SPだけでなくFPも含めた総合力で、キムヨナのエキシビジョンが観られるよう祈ってます!

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2010/02/11

チャットモンチーのエフェクター

チャットモンチーのことを何度か書いてるけど、ご訪問される検索キーワードに「チャットモンチー エフェクター」とか「橋本絵莉子 エフェクター」というのが結構あるので、このDVD+BOOKを紹介しておこうと思いまして。

FUZZ: THE SOUND THAT REVOLUTIONIZED THE WORLD(ファズ:世界を変えた音)」というマニアックなDVDです。DVD自体は洋モノ(字幕つき)で、アメリカンなミュージシャンや技術者や楽器商のインタビュー(だけ)で構成されたドキュメンタリーです。日本人アーティストは一人も出てきません。

だから映像のほうは楽器ファン、なかでもエレキギターやベースの歪み系エフェクターに興味がある者にとっては結構面白いですが、チャットモンチーの音楽を聴くのが好きというファンには退屈かもしれません。バンド組んでてエフェクターの研究をしたいとか、歴史を知りたいとか、そういう興味にはまるDVDだと思います。

しかし付属BOOKのほうには興味深い写真が載ってます。それがチャットモンチー橋本絵莉子の足許に置かれているエフェクターボックス!絵莉子ちゃんだけじゃなくて鈴木茂のエフェクターボックスもあったのが個人的には「おぉ!」って感じでした。いい企画やなぁ。

ボクもライブに行くとセッティングされた楽器に目がいってしまう性質なので、こういう職人技写真は好物です(写真家・鈴木親=すずきちかし)。

チャットモンチーのエフェクターに興味を持つのは、おそらくコピーバンドや楽曲コピーで同じ音を出したいという欲求に駆られてのことだと思います。ボクも昔そうだったから。ボクはYMOになりたかったけど、さすがにプロフェット5を買うお金も使いこなす技術もありませんでした()。

エフェクターの配線や順番やパラメータの設定は企業秘密というかミュージシャンの積年の研究成果だと思うので、写真を観ただけじゃ奥義までは分かりません。ぜんぶそろえても同じ音が出せるようになるまでは、やっぱ研究が必要ですよね。

でもFUZZの写真を観て気持ちが高ぶるってことはあると思う。その情熱を同じ機材をそろえようという方向ではなくて、絵莉子と同じくらい研究しようという方向に向けられると演奏のモチベーションも高まると思うな。

そういう前提ですが、多少この写真でわかることも書いておきますと、絵莉子ちゃんはProvidenceのプログラマブルエフェクトコントローラーを使ってます。これは複数のエフェクター(最大8個まで)を配線してこのコントローラーにつないでおいて、スイッチで素早く音色を切り替えるための機材です。

トップミュージシャンご用達の機材なのでそれだけなら紹介するほどでもないのですが、そこに貼られた手書きシールがかわいい!音のイメージを6個のスイッチに充ててるんですけれど、左から「クリーン、ひずみ、ひどいひずみ、ひずみディレイ、ひどいひずみディレイ、solo」となっております

どんだけひずみ好っきやねん

橋本絵莉子の千住札ボク自身の興味としましては、絵莉子の千住札(笑)。そこだけアップにして画像貼っとこ。エフェクターよりこの千住札が欲しいっす!高田渡の千住札は財布に入れてますが(笑)。ちなみにこの絵莉子千住札が貼られている機材はHUMAN GEAR VIVACEです。どういう思いでこれに(これだけに)千住札を貼られたのか想像するのもエフェクターファン兼チャット先生ファンとしては楽しいです。

ひずみ大好きっ子の絵莉子ちゃん。でも汚いひずみは嫌っ 美しくてひどいひずみが好き そんな相反する思いを見事に解決してくれるこの機材への愛につながったのかなぁとかさ。ま、シールでも貼らないとシンプルすぎるデザインのエフェクターではあります(笑)。

というわけで、DVD+BOOKの「FUZZ」からほんの触りだけエフェクター紹介してみました。チャットモンチーのバンドサウンドには福岡晃子のベースとエフェクターも重要だと思うし、ギターとベースとの相乗効果やエフェクトの使いどころを探求するなど、3ピースバンドならではの苦心とアイデアが必ずあるはず。そんな見えない楽屋裏の研究心を深読みしたいボクなのでした...。アメリカツアーに行ったらきっとひずみ系のエフェクターも買って来られることでしょう(笑)。

チャットモンチーから離れてもうひとつこのDVD+BOOKのすばらしいとこは、梯郁太郎(かけはしいくたろう)さんのインタビューが掲載されてるとこ!ローランドやBOSSの創始者です。ボクは梯さんの「ライフワークは音楽」という著書を感動しながら読んだクチなので。その当時の感想文はこちら(2001.06.11コラム参照)。DVD+BOOK「FUZZ」は初回限定1000部らしいので、とりあえず気になったら買っとく系アイテムでした。

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2010/02/09

いじめのなかに一寸の常識を見た

いやはや目が離せませんな ドラマ「泣かないと決めた日」でござんす。疲れて帰った後見たくなるか心配だったけど、ここまで現実離れしてるとある意味SFホラーを観ているような気分です。リサーチして寄せ集めたいじめ事例の数々だそうですが、同期入社の杏の行動はまさにホラーですな。

今回は会社から消えろ!と迫害されてしまう榮倉奈々...。机の上にはご丁寧にも「退職願」を作って置かれていた!そうそう、こういうときは「退職願」が正しいんですよ。

なにが正しいって、退職したことない人は案外知らない会社の常識、「退職願」のことです(笑)。

よく「退職願」と間違えるのが「辞表」です。「辞表だそうかなぁ」なんて言ってるうちはまぁ辞めません。なぜなら「辞表」は雇用されてる人が書くもんじゃないから。そのレベルすら調べてない人には「辞めるぞ!」という現実感がまだないワケ。

入社数年のペーペーが「辞表」って書いて出したら鼻で笑われます。辞めるときまで書き直しさせられるのはカッコ悪すぎなんで注意しましょう。

次に、いじめなら「退職届」をいきなり書かせるということも出来たはず。「退職願」と「退職届」とでは雲泥の差がありますよね。

「届」になった瞬間、その書類は受理されると退職が確定し、撤回できない正式な文書となります。「願」の場合は、まだお互いに話し合うなりして撤回可能です。「退職願」を出してから「退職届」へと進むのが正しいビジネスマナーといえます(届は出さずに辞めることも多いでしょうが)。

つまり「退職届」をいきなり書かせれば、受理されれば辞めさせられるし、受理されなくても「非常識なヤツ」というイメージを植えつけることが出来ます。まぁなんてあくどい思考回路でしょう(>オレか!)。しかしドラマでは正しい「退職願」を榮倉奈々に書かせようといういじめでした。

この部署のいじめも手馴れたものといいましょうか、はたまたメタレベルで視聴者に突っ込まれない配慮といいましょうか、個人的に「退職願」にピピピッと反応したポップンポールでございました(笑)。オレってちょっとサディスティック!?

それにしてもここ数日のココログの重さはいじめのようだぞ!!!!また昔に戻ったかぁーーー

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2010/02/06

魚食難民

栄養士から「魚を食べなさい」と言われる。かつては「唐揚げと天ぷらとどっちがマシか?」などと聞いていたオレ様に魚中心の生活を強いるなんて。でも有酸素運動マンことサバンナ八木のヒザ中心の生活よりはマシだと思い直し、ウオ中心の生活のイメージトレーニングを開始した(笑)。

ちなみに「唐揚げと天ぷら」なら天ぷらがマシだと栄養士。天ぷらならまだ中身が野菜という選択肢があるから。なるほどとヒザを打った生活。その後、まさかオレ様が大分県で鶏の唐揚げと鶏の天ぷらを喰らっていたとはさすがの栄養士も気付くまい。はははは...。

戦前の日本ならともかく、いま都会暮らしで魚中心の生活というのはなかなか大変だ。スーパーなり市場なりに行けばいつでも新鮮な魚介類は売っている。毎日寿司を食い歩く生活というのも結構ゴージャスだ。とはいえ自炊するわけじゃないから鮮魚がほぼすべて対象外になる。毎日寿司というのも現実離れしてる。

スーパーでは鮮魚以外も売っているが、惣菜コーナーにはアジやサバの煮付け程度しかない。毎日そればっかり食うなら寿司の食い歩きを選びたい(^_^;)。スーパーにもパック寿司という選択肢はあるが。まぁ大好きな鮭とばを夜食にすることは決定(笑)。チョコレートを夜食にするよりは良いらしい。

2006年当時は1箱200KcalのLOOKは許していたが(まさに甘い!)、チョコやポテチは飽和脂肪酸が多くLDL受容体の合成を低下させコレステロールを上げるらしい。チョコについてまったく逆の説を唱えているサイトもあったが。チョコポテチ命のオレ様は折衷案で朝食チョコポテチにしようかな(笑)。

栄養士には肉とチョコポテチのオレ様の半生を全否定されているわけだ。ここにラーメン行脚も加えたいが「魚介系と豚骨系ではやっぱり魚介系がマシかな?」なんて聞くのもヤボだから聞かない。

「美味いものが食えないで長生きしてなんになる」 そんなオレ様人生観なんて健康ファシズムの前には無力だ。ポックリ逝くんなら別にいいと言ったら(これは内科医に言ったのだが)、ポックリならいいけどそんなにうまくは死ねないと言いやがった。

まあいい。魚中心の生活のイメージトレーニングを続けよう。

ウチ食が厳しいなら外食でと思った。けれど外食で魚料理というのもほとんど経験がない。旅先で鮮魚を食べるというのはあっても、日常のなかで魚料理を食べるなんて。まぁだから栄養士に指摘されるわけだが。

ファミレスには基本的に期待できないと思い対象外に。定食屋にしてもオッサン系にはありそうだが、いわゆる定食屋のイメージは体育会系学生がガッツリ食える動物性脂肪のオンパレードだ。またそういう定食屋が近所にない。

魚中心の生活はなんと困難なのだろう。環境が許さない。スーパーのパック寿司、惣菜コーナーの煮付け、コンビニのシャケ弁当...。この繰り返しで生きていると言えるか?言えるか!生きながらに死んでいるのと、死が近づいても美味しく生きるのとどっちがマシなのか。医者は答えてくれるだろうか。もっとも、こんな食生活のローテーションしか思い浮かばない発想の貧困のほうに打ちひしがれて死にたくなるのであった。

そんな思いに駆られていたら思わぬ福音が訪れた。「魚角」(うおかく)というチェーン店を見つけたのだ(笑)。名前が「牛角」に似ているのに気付かれた方はするどい。こーの肉好きめ!魚角も牛角も株式会社レインズインターナショナルのチェーン店なのだった。肉だけじゃなく魚中心の生活を視野に入れてるなんて。株主になっちゃおうかなぁ(なーんて)。

それで先日東十条店で食べてみた。雪がちらつく寒い日だった。こんな雪の日の東十条は燦燦斗だと相場は決まっていたのだが、駅の反対側に足を踏み入れた。東十条の商店街は活気がありまさに東京の商店街だ。

日替わりで焼魚定食がある!魚介鍋もある!そうそう、こういうお店を求めていたんだよー。明るい雰囲気のおさかな天国を!日替わり定食のおさかなは結構デカかったし美味かった。ごはんも大盛りに出来る(しなかったけど)。これなら通える。ローテーション入り可能だと思った。ただ栄養士の薦める青い背の魚じゃない魚を食いそうで怖い()。さいたまにも是非出店していただきたい。

ついでに秋葉原ヨドバシカメラの7階にある自然食の「さんるーむ」にもときどき出没しているオレ様...。減らず口は減らないが(だから減らず口というのだ!)、肉中心の生活は徐々に減ってはいる。そこそこ健康志向なとこもあるんじゃん。見直せよ栄養士!(ついでに内科医)

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