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2009.10.31

中学生に戻った気分で選ぶ松田聖子ベストテン!

久しぶりにこのシリーズ企画。「自分で弾き語りたい中島みゆき20選!」「テクノから遠く離れてYMOを素因数分解した名曲10選」とやってきましたが、1980年代のボクのハートをわしづかみにした3大アーティストシリーズの最終編。満を持してご登場いただくのは松田聖子ですsign01

コンサートでは「こんばんは、松田聖子です。」と律儀にご挨拶する松田聖子。全員知っとるっちゅーねん!そんな聖子ちゃんが大好きでした。このシリーズを、来月のBS熱中夜話「中島みゆきナイト」が放映されるまでに完結させておきたかったわけで。個人的事情で恐縮ですが(bleah)。

最近中島みゆきのCDばかり聴いてます。復刻CDも買っちゃった。当時はLPレコードだったから、あの頃の楽曲はもう20年以上聴いてなかったので。でもその20年間ギターで弾いて歌ってましたから歌は身体に沁みこんでます。そんなボクの解釈と20年ぶりに聴くオリジナルとの乖離がまた楽しかったりして。えっ、こんなに速かったのとかさ(笑)。

あの当時の思い出パズルは中島みゆき、YMO、松田聖子の掛け算によって完成するわけです。実際、当時のみゆきさんの楽曲のなかにある坂本教授(店の名はライフほか)や細野さん(ばいばいどくおぶざべい)のエッセンスが、経験値の高まったその後のボクにはいっそう深く響いてくる。

そして中島みゆきと松田聖子のCM共演が実現してる21世紀。とんだサプライズだよ!作ってるの同世代に決まってるんだから(笑)。どんなに埋めても拡大していくパズル。みんな健全なアーティストでよかった(なーんて)。

いつも前置きが長くてすんまそん。では本編はサクッと。まえはタイトルを20選、10選としてましたが、聖子ちゃんの場合はやっぱベストテンって書きたかった(笑)。

●気分はもう中学生!松田聖子ベストテン!

Seiko_suite今回は理屈抜きに、中学生(一部高校生)のワタクシの気持ちに戻って10曲選びました。ベストテンといいながら順位はつけません。あえて順序をつけるなら思い出順(笑)。選定基準も特にないけど、タイトルや作家名の確認には「SEIKO SUITE」を主に活用してます。いまやプレミア市場で4万円以上の値がついてしまってる...。

青い珊瑚礁
これをデビュー曲だと思っている人もいるくらい強烈なインパクトだった。小田裕一郎氏の的確な楽曲は初期聖子にとってかけがえのない存在。映画「ラブレター」での使われ方もグッと来た。ウクレレで弾いてもカッコイイ。

花一色 -野菊のささやき-
初主演映画「野菊の墓」の主題歌。「民さんは野菊のような人だ」という共演男子のセリフに「んだんだ!」と思ってた。聖子ちゃんカットの聖子が「映画でおでこを見せる!」と話題騒然。いい時代だったなぁ。

♪人の夢とペンで書けば儚い(はかない)と読むのですね...。金八先生もビックリのこの歌詞は松本隆。作曲は財津和夫。財津さんの提供曲もいい曲がめっちゃ多い。さらに編曲はなんと瀬尾一三。いまや中島みゆきがもっとも信頼するアレンジャーだ。当時は知る由もない。

夏の扉
この圧倒的な夏一色のイントロはすばらしすぎっ。編曲の大村雅朗さんのアイデアだろうか?これも作曲は財津さん。ほんといい仕事してるよなぁ。作詞は三浦徳子。こちらも聖子になくてはならない存在でしたね。♪車が通りすぎて身体をわけていくーなどとブラックな替え歌を作っていたアホな中学生でした。♪アナタは道の向こう側 なにか叫んでるー おークラッシュクラッシュクラーーーシュ!みたいな。

制服
これはねぇ、最高傑作ですわ。作詞の松本隆には斉藤由貴の「卒業」もありますが、卒業ソングの双璧。これに制服の作曲者でもあるユーミン(呉田軽穂こと松任谷由実)の「卒業写真」をくわえてベスト3。もう卒業することもない私には不動のベスト3ですわ。これが「赤いスイートピー」のカップリングだったんだからあまりのレベルの高さに驚愕します。まさにキムヨナの域ですわ(笑)。

蒼いフォトグラフ
宮本輝原作のドラマ「青が散る」の主題歌でしたね。中学生になって柄にもなくテニス部に入りましたよ。ドラマより先に入ってるから影響はされてない。漫画の「テニスボーイ」に触発されて(笑)。でもテニス部は学校の回りを延々走ってるだけでつらくてすぐやめちゃった。テニスするより漫画テニスボーイの模写するのに一所懸命で中3ではまんがクラブの部長やってました(笑)。この曲も松本隆・呉田軽穂・松任谷正隆のチームで名曲「瞳はダイアモンド」のカップリング曲。君ら、どこまで驚愕させんねんsign03

ハートをRock
これは聖子の曲ではちょっとマイナーかも。名作「ユートピア」のB面1曲目。自分のこと歌われてるかと思ったよ。レンタルレコード借りてカセットテープに録音して聴いてたんだけど、A面とB面を間違えてて、この曲がA面1曲目だと思って聴いてた。

今年の夏に聖子のアルバムが高音質のBlu-spec CDで復刻されたけど、どれか一枚薦めるならこのアルバムだね。高音質にし甲斐がある!マイアミ午前5時からセイシェルの夕陽へ続くこの並びは必聴でしょう。聖子自身も大好きな曲順だったかと。この2曲とシングル曲2曲がある「ユートピア」にあって、やはりマイナーなイメージが残る「ハートをRock」ではありますが、クラシック好きな堅物の男の子を自分好みに変えてやろうとする女の子の歌っていいじゃん!まさに80年代ガールの世界観だよ(笑)。「ザ・ガール」(爆笑問題の田中著)だよ。でも作曲はなんと甲斐よしひろ。聖子的には異色だよねぇ。

Only My Love
これはセカンドアルバム「North Wind」の曲。歌い上げ系で中学生当時はそんなに琴線に触れたりしなかった。ただ大人になって「North Wind」を聴くと、あの頃の冬の空気の匂いがいまでもスーっと香ってくる。ちょっと切ない気分になる。なかでも、その後の聖子もずっと歌い続けてるOnly My Loveは、当時の自分といまの自分をつなぐことのできるタイムマシンみたいな曲だ。頭サビの曲だけど、大サビの♪オッホホッホ!You are only my love,my love,my loveのオッホホッホをアイドルのセカンドアルバムで歌わせるなんて三浦・小田・信田かずおチームはチャレンジャーだったよな。それを歌いきった聖子もさすがだっ!

黄色いカーディガン
この曲も当時の思い入れはほとんどない。でも2年前にここにも書いたけど、黄色いカーディガンを聴くとなぜか涙が出てくる。悲しい曲じゃないのにな。この平和な感じから現代社会のほうがどんどん乖離していることへの絶望にさいなまれるるのかもな(んなこたぁないか?)。作詞松本隆、作曲細野晴臣のはっぴいえんどコンビに編曲大村雅朗。磐石の構え。

とんがり屋根の花屋さん
この曲はベスト盤の「SEIKO・TOWN」収録だそうだけど、ボクは「SEIKO SUITE」ではじめて聴いた。前にいっしょに聖子ライブ(娘のSAYAKA初ステージ)に行ったTさんから「名曲だよ!」と聞いていたので意識して聴いたのが最初だったと思う。たしかに名曲だった。おもちゃ箱のようなミディアムテンポのテクノポップだ。ボクはてっきり細野さんの提供曲だと思ったのだが、なんと作曲はSEIKOのクレジット!(作詞松本隆、編曲大村雅朗)やっぱ聖子って耳がいいんだな。あとカンがいい。なるべくしてなったポップアイドルだとつくづく思った。

白いパラソル
くー!もう10曲目だよ。速いなぁ。そして白いパラソル。意外かな?この楽曲はとんでもなくいいと最近感じたので。松本隆、財津和夫、大村雅朗と個人的に聖子の王道。基本ミディアムテンポのポップス好きでもあるのだけど、サビの♪渚に白いパラソル 心は砂時計よ のメロディがよくて、特に2番の♪涙を糸でつなげば 真珠の首飾り ってとこは松本隆の音感の鋭さと言葉の鋭さが完璧にメロディに乗っていた。この曲って詞先なのか曲先なのかぜひ知りたい。この歌詞を聴いての予想では曲先のような気がする。

この白いパラソルの時代がもっともアイドル松田聖子らしい聖子像だろう。聖子ちゃんカットがもっとも話題になった時代だ。そしてこの白いパラソルのB面が、さっき書いた野菊の墓の主題歌だったんだから、「聖子のおでこ披露」がいかに大ニュースだったかが思い起こされる(笑)。

白いパラソルの入っているアルバム「風立ちぬ」もBlu-spec CDを購入して、昔聴こえなかった音が聞こえたとも前に書いたけど、中学生の頃はマスター・サウンド/デジタル・リマスター盤というLPレコードが出ていた。大瀧詠一センセーのこだわりだったのか?ロング・バケーションが日本初のマスター・サウンドLPだったんじゃない?確か普通のLPレコードが2800円で、マスター・サウンド盤は400円高い3200円だったと思う。学校に持っていって自慢したような気もする(笑)。このアルバムはとにかくそのハイクオリティなサウンドを聴くアルバムだ。

というわけで赤いスイートピーもSWEET MEMORIESもあれもこれもないベストテンになってしまいましが、思い出優先ってことでお許しを。聖子の曲を聴くと元気になれる。いい時代の思い出が蘇る。中島みゆき、YMO、松田聖子。ほんと深いよなぁ。世界が広がってるし。リスナーとしてほんとに感謝してます!

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Comments

あらら、聖子編やってたんですね。

明菜派だった僕ですが、聖子チャンの楽曲はクオリティが違います。ユーミン、財津和夫、尾崎亜美、大瀧詠一、デビッド・フォスターなど作家人のすごさ、そこで発揮された才能のすごさ。何だかんだ言っても
♪好きでーしーた~(野菊の墓のフシで)

僕はアルバムでは「ユートピア」が愛聴盤でした。マイアミ午前5時が特に好き。シングルではそうだなぁ・・・(僕もこれでブログ記事書きたくなってきた・笑)天使のウインク、秘密の花園、時間の国のアリス・・・しぼれない。奥居香作のPrecious Heartはよくカラオケでハモってました。

Posted by: tak | 2009.11.01 at 12:20

思わずやっちゃってますheart02

でも今回は結構選曲が速かったですよ。思い出順だから(笑)。

「ユートピア」は傑作ですねsign03 サウンドデザインといいジャケットデザインといい、ここまでちゃんとやれてる作品は最近ですら少ないかもしれないです。聖子オーラは作家陣をも虜にしていたのかも。姿勢が違うっていうか。

NHK教育でやってた佐野元春のザ・ソングライターズに松本隆さんがご出演されたときだったと思いますが、「聖子プロジェクトで誇れるのはB面で手を抜かなかったこと」だっておっしゃってました。B面どころかアルバム曲にもまったく手抜きなんて見られないですよね。

takさんもぜひ聖子ちゃんやってください!時間が取れれば...。明菜もオッケーさー。ていうか昭和歌謡を一度ちゃんとやっとく必要があるかもしれないですね。ボクは次回やるなら筒美京平先生でやるつもりなんですよー。いつになるやら...。

Posted by: ポップンポール | 2009.11.01 at 23:41

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