アグリー香里奈?リアル・クローズ
なんだかひとくちメモでは久々のような気がするTVドラマの話題。桜庭ななみの「ふたつのスピカ」以来だ。民放に限れば「銭ゲバ」以来かも。ドラマ話のないひとくちメモなんて、イチゴのないショートケーキかにんにくを入れないジャンクガレッジのまぜそばのようなもの...。今後もドラマ話を書き飛ばしていきたいと思ってます。
さて、今クールは結構注目ドラマが多い。ココログニュースでは事件と医療に偏る秋ドラマという記事があった。確かにTBSの「JIN-仁-」はかなり期待できる初回だったけど、今回は関西テレビの「リアル・クローズ」を先に採り上げたい。
「あなた、つまらない服を着ていると、つまらない人生になるわよ」
神保美姫(黒木瞳)が天野絹恵(香里奈)に発した最初の強烈な一言だった。正直、そのときの香里奈の服のどこがつまらないのかまったくわからないオレ様(笑)。つまらない服を着てつまらない人生をまっしぐらですわ。
このときの香里奈に似てる知り合いがいるけど、似てるっていえない。通常、香里奈に似てるってのは褒め言葉だと思うけど、リアル・クローズ初回の香里奈に似てるというのは微妙な空気になるのだろう...。
しかしそんな香里奈を自身の部門に引き抜いた黒木瞳。そして徹底的に冷たくあしらいつつ、心の奥底には秘めた思惑があるようなそぶり。いかにも関テレ的な熱いドラマになりそうだ。
またネットの一部では既にパクリではって話題だが、確かに米ABCの「アグリー・ベティ」を連想させた。登場人物の設定とか、シーンが切り替わるときに動く人物でワイプするとこなんか、「日本のドラマでもやってみたい!」って思ったに違いない(笑)。
でもパクリっていうよりオマージュ(笑)。そもそも「アグリーベティ」もコロンビアで放送された「ベティ 愛と裏切りの秘書室」のリメイクだったわけだし。イケてない主人公が場違いとも思われる環境で奮闘し居場所を獲得していくというストーリーはひとつの典型なので、小さいことにこだわらずに楽しめればいい。
関西テレビといえば「ブスの瞳に恋してる」もあったけど、主演に香里奈を起用ってところがアグリーじゃないよね。森三中じゃないってとこが(笑)。それと本家アグリーベティでは、いくつものサイドストーリーが同時に次々と進んでいくアメリカンドラマらしい流行の型を持ってるけど、そういうシナリオのドラマは日本じゃあんまり見かけない。1クールという制約のある日本のTVドラマなので非常に単純でわかりやすい。
またこのドラマはファッション業界とつるんでドラマがショッピングに直結している。昔からTVドラマにはそういう面もあったけれど、ネットショップとの連携で消費欲と購買行動の距離がどんどん近づいている。番組そのものがCMのようなものに。
この現象自体の良し悪しの判断はしない。ボクはドラマが面白ければそれでいいというスタンス。だってつまらない服を着てつまらない人生を送ってるだけだから(笑)。「粗にして野だが卑ではない」って生き方もいいよね。本家アグリーベティってそんな女の子でしょ。アグリーベティも大好きなんです。
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コメント
リアル・クローズは俺も好きです。
ドラマの内容も面白いですが
服選びの参考書(ドラマですが・・)として見た場合、とても参考になります。
投稿: K | 2009/10/28 11:53
Kさん、リアル・クローズは面白いですね!
第3回放映を待ちわびてた自分がいました(笑)。
この記事への今日のアクセスも結構伸びてて世間の期待を感じます。
ココログニュースからもリンクしてもらえてたようでして(サンキューココログ!)。
ボクもちょっと影響されて服買いにいっちゃいましたよ。
。
でも自分で選ぶのって難しい
投稿: ポップンポール | 2009/10/28 22:09